内容は、暗い。
少年が病床の妹に付き添い、空想と現実の狭間で、バイオリンを演奏する事によって「死」と闘う……という様な内容ですが(解釈が違ったら申し訳ありません)、きっと著者は、身近な人を看取った経験があるのだろうと確信せざるを得ない様な、空想なのにものすごいリアルな臨死の描写です。
バイオリンの絵本を探していて出会ったのですが、命の絵本として、
まだ子供には読ませられませんが、手元に置きたいと思いました。
職業柄、死の現場に立ち会う事が多いのですが、死を隔離している今の社会のなかでは、この本の様な絵本も必要なのではないかと思いました。
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黒いバイオリン 単行本 – 2001/7/1
- 本の長さ39ページ
- 言語日本語
- 出版社あすなろ書房
- 発売日2001/7/1
- ISBN-104751518909
- ISBN-13978-4751518908
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
病気の人と話すのは難しい。何もかも空しく聞こえて、嘘っぽくてどこかまちがっている感じ。ぼくは、昔パパがドイツで買った黒いバイオリンを手にとった。病気の妹を気づかう兄の優しさと、生きることへの喜びに溢れた物語。
登録情報
- 出版社 : あすなろ書房 (2001/7/1)
- 発売日 : 2001/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 39ページ
- ISBN-10 : 4751518909
- ISBN-13 : 978-4751518908
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,382,809位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「悲しみ」「さびしさ」「喜び」「命への愛」
病床の妹サーラのために弾くバイオリン。
あらわれた死神は?
バイオリン弾き必読の一冊です。
病床の妹サーラのために弾くバイオリン。
あらわれた死神は?
バイオリン弾き必読の一冊です。
2011年6月25日に日本でレビュー済み
病気で寝たきりの妹サラ。心配で心配でぼくはたまらない。
ある夜、サラはバイオリンを聴かせて欲しいと頼む。ぼくのバイオリンってひどい音を出すのにな。そこへ死神が現れ・・・。
ほんとうに、小さな小さな物語。
ぼくの気持ちが心に迫ります。と同時にスタルクのユーモアもちゃんとあります。
アンナ・ヘグルンドの絵もピタリ。
ある夜、サラはバイオリンを聴かせて欲しいと頼む。ぼくのバイオリンってひどい音を出すのにな。そこへ死神が現れ・・・。
ほんとうに、小さな小さな物語。
ぼくの気持ちが心に迫ります。と同時にスタルクのユーモアもちゃんとあります。
アンナ・ヘグルンドの絵もピタリ。
2007年10月26日に日本でレビュー済み
この絵本は病気の妹をみつめる兄のお話です。どうすれば妹を死の使いから守れるのか、頭で考えるのではなく感情と妹への想いで妹を守った物語です。
大事な妹を死神の手から奪うために何をしたらいいか解らないのだけど、ただ必死に一晩中バイオリンを弾いていました。
楽しい事や二人ですごした事を思い出して弾いたバイオリンが、生きる希望とは『記憶をたどる事』なのだと朝の光を浴びながら感じた兄だったのです。
病気について健康な人とは語れますが、病気の人と病気について語るのは怖いです。
事実を突き出された哀しみが先にたってしまうのでしょう。本当のことを知るとき深い悲しみで絶望的になり、もう他の事が考えられなくなります。
私はしっかりしなくてはと思っているのに、拳を握って膝を見つめ肩を震わすだけです。
生きる希望、病気を治そうという気持ちをどこから見出せばよいのか・・・。
一人の病気は、本人とその方を取り巻く皆の気持ちを揺さぶり生活までも変えていきます。
生きる喜びをどこから見出していくのか、それが病気との闘いに勝つことの基本だと想います。そして強く支えあって生きていこうと忘れずにおきたいものです。
大事な妹を死神の手から奪うために何をしたらいいか解らないのだけど、ただ必死に一晩中バイオリンを弾いていました。
楽しい事や二人ですごした事を思い出して弾いたバイオリンが、生きる希望とは『記憶をたどる事』なのだと朝の光を浴びながら感じた兄だったのです。
病気について健康な人とは語れますが、病気の人と病気について語るのは怖いです。
事実を突き出された哀しみが先にたってしまうのでしょう。本当のことを知るとき深い悲しみで絶望的になり、もう他の事が考えられなくなります。
私はしっかりしなくてはと思っているのに、拳を握って膝を見つめ肩を震わすだけです。
生きる希望、病気を治そうという気持ちをどこから見出せばよいのか・・・。
一人の病気は、本人とその方を取り巻く皆の気持ちを揺さぶり生活までも変えていきます。
生きる喜びをどこから見出していくのか、それが病気との闘いに勝つことの基本だと想います。そして強く支えあって生きていこうと忘れずにおきたいものです。
2004年6月19日に日本でレビュー済み
兄と死期の近づいた妹が共用する子供部屋に、やがて訪れる『黒衣の男』。
惜しみなく注ぐ愛によって、
弾けないバイオリンから奏でられる珠玉のメロディーはやがて『男』の心も温かく変えていく。
幼い2人のあたたかい兄妹愛が心にしみる。
数少ない、さりげないけど珠玉の絵本です。
惜しみなく注ぐ愛によって、
弾けないバイオリンから奏でられる珠玉のメロディーはやがて『男』の心も温かく変えていく。
幼い2人のあたたかい兄妹愛が心にしみる。
数少ない、さりげないけど珠玉の絵本です。