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実践理性批判 [カント三批判書] 単行本 – 2004/4/9
宇都宮芳明先生による「カント三批判書」の翻訳がおよそ15年の歳月を経て、この度の『純粋理性批判』の刊行をもっていよいよ完結します。(人格の尊厳は、人間が自律的に道徳に従って生きることのうちに成り立つ。理論的に解明できない自由や魂や神の存在について、道徳的な実践理性の立場から解決を与えるカントの実践哲学の展開。)明解な訳文と、講読ゼミにでも参加しているような臨場感あふれる注解から成る本書は「知る」ことの意味を根源的に考察したカントの思索をたどるうえで、欠かすことのできない原典です。
人間は言葉を持ち、言葉をつなげてものごとを考えるが、カントはこの人間の能力、つまり「理性」とよばれる能力について、それをどのように働かせたらよいかを徹底して追究した。と言うのも、人間ひとりひとりの生き方は、その人間が自分の理性でものごとをどのように考えるかによって決まるからである。理性は、科学的知識を求める場面だけではなく、道徳とはなにか、美とはなにか、神や宗教とはなにかを考える場面でも働いている。科学的知識だけを絶対視する誤りを避け、また迷信や狂信に陥らないためには、これらのあらゆる場面で理性を正しく働かせるようにすることが必要である。カントは人間の自由と尊厳の確保を目指しつつ、こうした理性批判の道を歩んだのである。(訳者のことば)
人間は言葉を持ち、言葉をつなげてものごとを考えるが、カントはこの人間の能力、つまり「理性」とよばれる能力について、それをどのように働かせたらよいかを徹底して追究した。と言うのも、人間ひとりひとりの生き方は、その人間が自分の理性でものごとをどのように考えるかによって決まるからである。理性は、科学的知識を求める場面だけではなく、道徳とはなにか、美とはなにか、神や宗教とはなにかを考える場面でも働いている。科学的知識だけを絶対視する誤りを避け、また迷信や狂信に陥らないためには、これらのあらゆる場面で理性を正しく働かせるようにすることが必要である。カントは人間の自由と尊厳の確保を目指しつつ、こうした理性批判の道を歩んだのである。(訳者のことば)
- ISBN-104753102319
- ISBN-13978-4753102310
- 版新装
- 出版社以文社
- 発売日2004/4/9
- 言語日本語
- 本の長さ424ページ
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商品の説明
著者からのコメント
訳者のことば 宇都宮芳明
人間は言葉を持ち、言葉をつなげてものごとを考えるが、カントは人間の能力、つまり「理性」とよばれる能力について、それをどのように働かせたらよいかを徹底して追究した。と言うのも、人間ひとりひとりの生き方は、その人間が自分の理性でものごとをどのように考えるかによって決まるからである。理性は、科学的知識を求める場面だけではなく、道徳とはなにか、美とはなにか、神や宗教とはなにかを考える場面でも働いている。科学的知識だけを絶対視する誤りを避け、また迷信や狂信に陥らないためには、これらのあらゆる場面で理性を正しく働かせるようにすることが必要である。カントは人間の自由と尊厳の確保を目指しつつ、こうした理性批判の道を歩んだのである。
人間は言葉を持ち、言葉をつなげてものごとを考えるが、カントは人間の能力、つまり「理性」とよばれる能力について、それをどのように働かせたらよいかを徹底して追究した。と言うのも、人間ひとりひとりの生き方は、その人間が自分の理性でものごとをどのように考えるかによって決まるからである。理性は、科学的知識を求める場面だけではなく、道徳とはなにか、美とはなにか、神や宗教とはなにかを考える場面でも働いている。科学的知識だけを絶対視する誤りを避け、また迷信や狂信に陥らないためには、これらのあらゆる場面で理性を正しく働かせるようにすることが必要である。カントは人間の自由と尊厳の確保を目指しつつ、こうした理性批判の道を歩んだのである。
内容(「MARC」データベースより)
カント没後200年を迎え、カントの実践哲学を知る上で重要な作品である「実践理性批判」を新装して刊行。明解な訳文と簡便な注解を付し、カントの今日的な意義を問う。90年刊の新装版。
著者について
宇都宮 芳明
1931年東京に生まれ、東京大学大学院人文科学研究科博士課程。北海道大学教授を経て、現在北海道情報大学教授、北海道大学名誉教授。
著書:『カント哲学のコンテクスト』共編著、北大図書刊行会、1997年/『カントと神』岩波書店、1998年 ほか多数。
訳書:カント『永遠平和のために』岩波文庫、1985年/カント『道徳形而上学の基礎づけ』以文社、1989年/カント『実践理性批判』以文社、1990年/カント『判断力批判』上・下、以文社、1994年 など。
1931年東京に生まれ、東京大学大学院人文科学研究科博士課程。北海道大学教授を経て、現在北海道情報大学教授、北海道大学名誉教授。
著書:『カント哲学のコンテクスト』共編著、北大図書刊行会、1997年/『カントと神』岩波書店、1998年 ほか多数。
訳書:カント『永遠平和のために』岩波文庫、1985年/カント『道徳形而上学の基礎づけ』以文社、1989年/カント『実践理性批判』以文社、1990年/カント『判断力批判』上・下、以文社、1994年 など。
登録情報
- 出版社 : 以文社; 新装版 (2004/4/9)
- 発売日 : 2004/4/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 424ページ
- ISBN-10 : 4753102319
- ISBN-13 : 978-4753102310
- Amazon 売れ筋ランキング: - 997,891位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 856位ドイツ・オーストリアの思想
- - 1,878位西洋哲学入門
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