精神分析に興味があり、入門書を探していました。
興味はあったもののオカルトチックな雰囲気も感じていたので、できればそういうものをあまり感じないような本を探していたところ、本書を見つけました。
精神分析の基本的な考え方について知りたかった自分にはとても良い本でした。
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対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門 単行本 – 1996/3/15
松木 邦裕
(著)
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精神分析を学ぶうえで重要なクライン派の理論をわかりやすく解説する。
「転移/逆転移」、「妄想」・「思考障害」、さらに「抑うつ」などの理解や対応などのヒントを与えてくれる。第 I 部は「心の中の世界と対象」を図・表で平易に解説。第 II 部は「対象と愛そして憎しみ」を臨床経験を織り交ぜながら記述する。
この入門書は本当に手際よくまとめられていて,魅力的な本である。 難点は,臨床との間に距離があることであった。臨床例のほとんどが夢分析を素材にしているだけに,実際のわれわれの臨床にインパク トを与えるまでには至らないのである。この点,本書,には臨床との戦いのなかで得た知識とその肉付けがあるだけに,臨床的身近さを感じさせるのである。それにつけても,クライン学派の理論と実践を学ぶには,フロイトはいうに及ばず,自我心理学,さらには自己心理学とは臨床素材の考え方にも扱い方にも異質なものがあるだけに,一度は古い着物を脱ぎ去って,装いを新たにしないとクライン理論を本当に理解することは難しいということを教えてくれるのも本書の特徴ではないかと思う。私は常々,クライン学派の理論と実践をフロイト理論の廷長線上で考えればそれでよいというものではないと思ってきたが,本書を読んでますますその感をつよくした。クライン理論はそれほどに斬新である。O・F・カンバーグの境界性人格構造以来,対象関係論が安易に流布している感があるが,真の対象関係論を覆い隠すものかも知れない。本書はそんな警告の書でもあるかの印象を与える。いずれにしても,この書によって日本の対象関係論に厚みが出たことは確かである。さらに本書は『,あとがき』に,私のスーパービジョンを受けているときにほしかった書を目指したとある。それだけに,ひとつの概念のそばには,必ず臨床的なvignetteがついていることは先述した通りである。最近の精神分析セミナーなどで,英国の対象関係論に人気が集まっていると聞く。私がロンドンにいたころも,同じ体験をもった。きっとこの傾向はしばらくは続くと思うが,そのなかで本書が出て来たことには時機を得た発刊であるといわねばならない。上の方から教えてあげるといった姿勢ではなく,求めるものを一緒に探そうという態度での文章であるだけに,これから精神分析を学ぼうとする若い人々には,きっと大きな刺激を与えるに違いない。多くの,とくに若い人たちに読んでもらいたい書である。(「推薦のことば」より牛島定信)
「転移/逆転移」、「妄想」・「思考障害」、さらに「抑うつ」などの理解や対応などのヒントを与えてくれる。第 I 部は「心の中の世界と対象」を図・表で平易に解説。第 II 部は「対象と愛そして憎しみ」を臨床経験を織り交ぜながら記述する。
この入門書は本当に手際よくまとめられていて,魅力的な本である。 難点は,臨床との間に距離があることであった。臨床例のほとんどが夢分析を素材にしているだけに,実際のわれわれの臨床にインパク トを与えるまでには至らないのである。この点,本書,には臨床との戦いのなかで得た知識とその肉付けがあるだけに,臨床的身近さを感じさせるのである。それにつけても,クライン学派の理論と実践を学ぶには,フロイトはいうに及ばず,自我心理学,さらには自己心理学とは臨床素材の考え方にも扱い方にも異質なものがあるだけに,一度は古い着物を脱ぎ去って,装いを新たにしないとクライン理論を本当に理解することは難しいということを教えてくれるのも本書の特徴ではないかと思う。私は常々,クライン学派の理論と実践をフロイト理論の廷長線上で考えればそれでよいというものではないと思ってきたが,本書を読んでますますその感をつよくした。クライン理論はそれほどに斬新である。O・F・カンバーグの境界性人格構造以来,対象関係論が安易に流布している感があるが,真の対象関係論を覆い隠すものかも知れない。本書はそんな警告の書でもあるかの印象を与える。いずれにしても,この書によって日本の対象関係論に厚みが出たことは確かである。さらに本書は『,あとがき』に,私のスーパービジョンを受けているときにほしかった書を目指したとある。それだけに,ひとつの概念のそばには,必ず臨床的なvignetteがついていることは先述した通りである。最近の精神分析セミナーなどで,英国の対象関係論に人気が集まっていると聞く。私がロンドンにいたころも,同じ体験をもった。きっとこの傾向はしばらくは続くと思うが,そのなかで本書が出て来たことには時機を得た発刊であるといわねばならない。上の方から教えてあげるといった姿勢ではなく,求めるものを一緒に探そうという態度での文章であるだけに,これから精神分析を学ぼうとする若い人々には,きっと大きな刺激を与えるに違いない。多くの,とくに若い人たちに読んでもらいたい書である。(「推薦のことば」より牛島定信)
- ISBN-104753396053
- ISBN-13978-4753396054
- 出版社岩崎学術出版社
- 発売日1996/3/15
- 言語日本語
- 寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
- 本の長さ153ページ
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出版社より
第1部 心の中の世界と対象
1.意識と無意識 | 無意識の発見/心の領域としての『意識と無意識』/もうひとつの意識と無意識―状態としての『意識と無意識』 |
2.心の中の世界(内的世界) | 心の中の三次元世界/心の中の世界との出会い/内的世界と心理治療/内的世界と心の病 |
3.心の中の世界(内的世界)の誕生 | 内的世界の誕生のとき/生まれたときの内的世界/自己と対象の間での分離/初めての内的世界/他 |
4.内的世界の発展 I :妄想的で迫害的な世界 | 破滅不安から迫害不安へ/妄想 - 分裂態勢 Paranoid-Schizoid Position/妄想的で迫害的な不安の取り扱い/迫害不安と精 神病 |
5.内的世界の発展2:現実的抑うつ的世界 | 迫害不安から抑うつ不安へ/クラインの心の発達モデルとフロイトの心の発達モデル/他 |
6.二つの心の構えでの揺れ | 迫害的構えと抑うつ的構え/生活の中での二つの構え揺れ/治療の中での二つの構えの揺れ/他 |
7.心の働き方1:分割と投影ととり入れ | 心の働き方――メカニズム/防衛機制と心的機制/分割ととり入れと投影/日常生活でのとり入れと投影/他 |
8.心の働き方2:そのほかの心的機制 | 心的機制の種類 |
9.断片的な部分対象からまとまった全体対象へ | 部分対象(群)と断片的な自己/愛情あふれるよい対象群と悪い迫害的な対象群/他 |
10.心の中の対象たち | 部分対象世界の対象たち/全体対象世界の対象たち/過度対象/移行対象 |
第2部 対象と愛そしで憎しみ
11.感情と思考と対象:そのつながりの成り立ち | 感情と対象のつながり/「対象」と思考の発達/象徴と対象/他 |
12.対象と感情―その発達:羨望から思いやりまで | 感情体験の始まりとしての「快」と「不快」/妄想 - 分裂態勢での愛情の発展/愛情と憎しみのはざまで/他 |
13.自己愛(ナルシシズム) | ナルキッソスとナルシシズム/フロイトのナルシシズム論/メラニー・クラインのナルシシズム論/自己愛対象関係/他 |
14.エディ プス・コンプレックスとエディプス状況 | 古典的エディプス・コンプレックス(フロイト)/早期エディプス・コンプレックス(メラニー・クライン)/エディプス・コンプレックス:フロ イトとクラインの共通点と相違点/他 |
15.終章:コンテイナー/コンテインドモデルの利用 | 英国対象関係論についての書籍 |
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体系講義 対象関係論 上 | 体系講義 対象関係論 下 | 精神分析体験:ビオンの宇宙 | 耳の傾け方 | |
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価格 | ¥3,960¥3,960 | ¥3,960¥3,960 | ¥3,300¥3,300 | ¥2,970¥2,970 |
内容 | 上巻では,重要概念の解説に続いてその創始にかかわったフロイトとアブラハムの業績が紹介され,対象関係論の本体であるメラニー・クラインを人生史も含めて詳しく解説,さらに対象関係論に豊かさと発展をもたらしたビオンの人生と前期の業績が紹介される。 | 下巻では,クラインと前期ビオンを継承した現代クライン派精神分析の理論と技法を代表的な分析家の紹介も含めて解説するとともに,クライン派と並走する独立学派の歴史と現在を展望,さらに対象関係論を飛翔させたビオンの業績を中期,後期の区分により解説する。 | 本書の仮の課題を,私流の精神分析入門書『対象関係論を学ぶ』の続編との位置づけから,その「立志編」としていました。同書を読んで,もっとこの考え方を学んでみようとの志を抱かれた方に読んでいただこうという意図からです。――構想十余年を経て,待望の書き下ろし。もっとも明快なビオン入門。 | 臨床状況や支援場面において,専門家はどのようにクライエントに耳を傾けるのか。援助が実効力を持つには,対象者のこころの苦痛・苦悩を適切に聴き取り,それに基づいてより深くより的確に理解することが基礎技術として求められる。こころへのかかわりに意欲的なあらゆる人たちが,その方法を学び,身に着けるための7つのステップを実践的に提示。 |
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精神分析入門講座 | 米国クライン派の臨床 | 患者から学ぶ | トラウマを理解する | 摂食障害との出会いと挑戦 | 拒食症治療の手引き | |
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内 容 | 「精神分析とは何か?」に始まり,その理論の基礎,歴史,世界各地での展開,批判,研究方法としての精神分析,面接以外への応用,他の精神療法との関係,職業としての精神分析と,初学者の疑問に答える。 | 明晰かつ率直な形式で書かれた『自分自身のこころ』で述べられるのは,精神分析の性質についての卓越した分析であり,この種の治療の臨床効果についての刺激に満ちた吟味である。 | 多くの臨床例を詳細に描写し、患者―治療者関係を相互交流的視点からとらえ、患者に耳を傾け、内的世界を理解し、自己再検討を繰り返す、人間性豊かな治療関係が描かれている。 | 英国対象関係論に基づいたトラウマの理解と臨床を著す。タヴィストック・クリニックのトラウマ・ユニットでの臨床実践の蓄積に基づき,実行されているものという強い説得力がそこにある。 | 手荒い経験に生き残った臨床家にこそ認識でき表現できる臨床感覚を,若手あるいは手詰まりを感じている臨床家や医療スタッフに,熟達した治療者たちがいきいきとした臨場感を伝える鼎談。 | 世界的権威であるジャメ教授のもと,モンスリ共済研究所の精神科病棟で日々苦闘 しているアグマン医師とゴルジュ心理士によって,拒食症患者の家族や周囲の人々,治療スタッフのために書かれたものです。 |
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改訂 精神分析的人格理論の基礎 | メラニー・クライン入門 | 集中講義・精神分析㊤ | 集中講義・精神分析㊦ | 松木邦裕との対決 | |
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価格 | ¥3,080¥3,080 | ¥4,180¥4,180 | ¥2,970¥2,970 | ¥2,970¥2,970 | ¥3,850¥3,850 |
内 容 | 精神分析理論の「基本のキ」を実感的に理解できる本として定評のあるテキストの待望の改訂版。読者の意見も参考に,複雑で多岐にわたる精神分析理論の相互関係を,より結びつけてわかりやすく理解できる。 | 彼女の初期の業績から始まり,「妄想的-分裂的態勢」「羨望」など,その重要概念を入門的に解説する。また訳者による解題や索引も充実。邦訳の刊行から数十年を経てなお読み継がれる必携のロングセラー。 | 精神分析を知らない聴衆にじかに伝える系統講義。精神分析の理論を平板に紹介するのではなく,対話のなかで練り上げられて行く生成の過程を,実際に精神分析という営みを行なっている分析家が語りつくす。 | フロイ ト以後の発展として,対象関係論を中心に,自我心理学,クライン,ビオン,フェアバーン,バリント,ラカン,そして現代の精神分析を論じる。理論的な入門であると同時に,臨床への示唆にも満ちた,精神分析の講義録。 | わが国のクライン派精神分析の第一人者,松木邦裕。不世出の分析家/臨床家との意識的・無意識的交流によって生成された5つの思索は,読者一人ひとりのパーソナルな想いを喚起し,精神分析的体験の豊かさに目を開かせるであろう。 |
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
メラニー・クラインに始まるクライン学派の理論と実践を要領良くまとめた入門書。名著「メラニー・クライン入門」の著者スィーガルの研究会のメンバーであった著者によって書かれている。
著者について
松木 邦裕
1975年 熊本大学医学部卒業,九州大学心療内科,福岡大学医学部精神科勤務を経て,1985~87年タヴィストック・クリニックに留学。1987~99年医療法人恵愛会福間病院勤務。現在 京都大学大学院教育学研究科教授,日本精神分析学会会長,日本精神分析協会正会員。
著書 「精神分析体験:ビオンの宇宙」「分析臨床での発見」(岩崎学術出版社),「分析空間での出会い」(人文書院),「私説対象関係論的心理療法入門」(金剛出版,「不在論」(創元社),他
訳書 「対象関係論の基礎」(新曜社),ビオンの臨床セミナー」(共訳)「再考:精神病の精神分析論」(監訳)(金剛出版)「精神分析入門講座」「メラニー・クライントゥデイ123」「あやまちから学ぶ」「患者から学ぶ」,他
1975年 熊本大学医学部卒業,九州大学心療内科,福岡大学医学部精神科勤務を経て,1985~87年タヴィストック・クリニックに留学。1987~99年医療法人恵愛会福間病院勤務。現在 京都大学大学院教育学研究科教授,日本精神分析学会会長,日本精神分析協会正会員。
著書 「精神分析体験:ビオンの宇宙」「分析臨床での発見」(岩崎学術出版社),「分析空間での出会い」(人文書院),「私説対象関係論的心理療法入門」(金剛出版,「不在論」(創元社),他
訳書 「対象関係論の基礎」(新曜社),ビオンの臨床セミナー」(共訳)「再考:精神病の精神分析論」(監訳)(金剛出版)「精神分析入門講座」「メラニー・クライントゥデイ123」「あやまちから学ぶ」「患者から学ぶ」,他
登録情報
- 出版社 : 岩崎学術出版社 (1996/3/15)
- 発売日 : 1996/3/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 153ページ
- ISBN-10 : 4753396053
- ISBN-13 : 978-4753396054
- 寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 250,622位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,214位臨床心理学・精神分析
- - 4,331位心理学入門
- - 4,554位心理学の読みもの
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年10月21日に日本でレビュー済み
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「対象関係論について、まったく知らないのもまずかろう」と思って、対象関係論について少し勉強してみようと思いました。まず最初に、藤山直樹著『集中講義・精神分析(下)』で、「クラインの本を読むよりも、これを一冊読んだほうがわかる」、「いろいろな概念的なツールができた後で、もう一度、クラインのやったことや考えたことを整理していますから、すごくわかりやすいです」と紹介されている、スィーガルの『メラニー・クライン入門』を読んでみました。ところが、これがさっぱりわからない。「対象関係論というのは、こういう考え方なのか」、「メラニー・クラインはこういうことを言っているのか」というのは何となくわかるのですが、でも、「それは具体的にはどういうことなのか」、「そういう仮説を立てることに、いったいどういう意味があるのか」が私にはさっぱりわからなかったのです。
そこで、本書(『対象関係論を学ぶ』)を読んでみて、そこのところの疑問というか、「わからなさ加減」がだいぶ解消されました。著者は、クラインの言う基本的な概念(たとえば「投影同一化」「とり入れ同一化」など)に関しても、いろいろと日常的な事例を挙げながら、かんで含めるように説明してくれています。また、「そういう仮説を立てることに、いったいどういう意味があるのか」という私の疑問に対しても、さまざまな臨床的な事例を挙げながら、「統合失調症をはじめとする精神病の症状が、こういう仮説を立てることで、このように理解できるのか」ということが、だいぶわかるようになりました。著者も「あとがき」で、「心理臨床活動や精神医学や教育の分野での仕事に従事しておられる方達のクライエント理解や患者理解にお役に立つことができるなら、それが私のなによりの喜びです」と書いていますが、その意図はかなり成功しているのではないかと思います。
そこで、本書(『対象関係論を学ぶ』)を読んでみて、そこのところの疑問というか、「わからなさ加減」がだいぶ解消されました。著者は、クラインの言う基本的な概念(たとえば「投影同一化」「とり入れ同一化」など)に関しても、いろいろと日常的な事例を挙げながら、かんで含めるように説明してくれています。また、「そういう仮説を立てることに、いったいどういう意味があるのか」という私の疑問に対しても、さまざまな臨床的な事例を挙げながら、「統合失調症をはじめとする精神病の症状が、こういう仮説を立てることで、このように理解できるのか」ということが、だいぶわかるようになりました。著者も「あとがき」で、「心理臨床活動や精神医学や教育の分野での仕事に従事しておられる方達のクライエント理解や患者理解にお役に立つことができるなら、それが私のなによりの喜びです」と書いていますが、その意図はかなり成功しているのではないかと思います。
2015年4月9日に日本でレビュー済み
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メラニー・クラインの著作は難解だが、言葉で読んで難解なのではなく、読み進めていった時にぶつかるような難解さであって、
ビオンやサリヴァンなどの著作とは違い、通読するだけならたやすく行える類のものだ。これはフロイドにおいても言える。
その難解さはこの本入門書を読むことでは払拭されえず、このような分かりやすい部分の分かりやすさは、クラインを読むことでも十分得られるのではないかと思う。
この著作を買うならば、メラニー・クライン著作集のうちの一冊を揃えたほうが有意義であったという気がする。
ビオンやサリヴァンなどの著作とは違い、通読するだけならたやすく行える類のものだ。これはフロイドにおいても言える。
その難解さはこの本入門書を読むことでは払拭されえず、このような分かりやすい部分の分かりやすさは、クラインを読むことでも十分得られるのではないかと思う。
この著作を買うならば、メラニー・クライン著作集のうちの一冊を揃えたほうが有意義であったという気がする。
2017年10月13日に日本でレビュー済み
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クラインを松木先生が解説する。それを牛島先生が推奨する。それだけですごい。
2013年5月13日に日本でレビュー済み
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産業医をしている精神科の先生に勧められた4冊のうちの1冊です。
他の3冊も永久保存ですが、この本が一番、ためになったというか、内容が響きました。
人との接し方、患者さんの病態、子どもを育てるということについて深く考察されていています。産業医としても人間としても未熟な当方にとっても、非常にわかりやすく書かれています。何度も読み込み、ゆっくりと自分のものにしていきたい内容が詰まっています。
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人との接し方、患者さんの病態、子どもを育てるということについて深く考察されていています。産業医としても人間としても未熟な当方にとっても、非常にわかりやすく書かれています。何度も読み込み、ゆっくりと自分のものにしていきたい内容が詰まっています。
2007年7月20日に日本でレビュー済み
クライン派,クラインの理論を学ぶには何をおいてもまずこの1冊。
これを読んで大枠を抑えてから,次の1冊に進まれることをお勧めします。
とにかく,クラインの理論が分かりやすく,時系列で,順を追って説明されています。
すでにクライン理論に馴染まれている方でも,
コンパクトに理論がまとまった本書は手元に一冊置いておくと便利です。
これを読んで大枠を抑えてから,次の1冊に進まれることをお勧めします。
とにかく,クラインの理論が分かりやすく,時系列で,順を追って説明されています。
すでにクライン理論に馴染まれている方でも,
コンパクトに理論がまとまった本書は手元に一冊置いておくと便利です。
2020年7月22日に日本でレビュー済み
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本の構成や文章表現が残念でした。