「数理統計学」の名のとおり、確率・統計のガチガチの数学的教科書です。
標本空間と確率の定義・定理およびその証明からはじまり、確率分布、統計的推定、統計的検定、(一般・一般化)線形モデル、サンプリング、推論形式の解説が、わかりやすい説明と丁寧な数式展開によって記述されています。
が、「丁寧」といっても、あくまで教科書であり、みなまで書かれているわけではありませんので「これ一冊で」というわけにはいきませんので、ご注意を。
序文では、「確率・統計の予備知識は全く仮定していない」とありますが、レビュータイトルのとおり、一度、統計学の入門書を戦いきった経験がないと、読破と理解は難しいと思われます。
(私は、東京大学出版会の「統計学入門」を一読済みでした)
特に、微積分や線形代数の最低限の知識、若しくは、わからない部分をネットで自力で調べる熱意がなければ、途中で挫折することになると思われます。
なので、正直、調べてもわからないところは割り切って飛ばし、飛び飛びでもいいので理解できそうなところを読み進めると、意外とそれなりの範囲を、それなりに理解できている自分に気づけると思います。
統計的検定などは、暗記した検定統計量を計算し、統計数値表と比較して「これは有意だ」などとやっていましたが、仮設検定問題が数学的にどのように構成され、その検定統計量がどのように導かれ、だから水準αで棄却されるのか、といったことの理解につながりました(個人的に)。
2回転目に取り組んでいますが、数式の変形・展開を手を動かして進められるので,だいぶ数学的な面白さを感じることができています。
統計学を応用するにあたり、理解をより深めるための数学的基礎づくりに役立つ一冊だと思われます。
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数理統計学: 基礎から学ぶデータ解析 単行本 – 1996/4/1
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- ISBN-104753601196
- ISBN-13978-4753601196
- 出版社内田老鶴圃
- 発売日1996/4/1
- 言語日本語
- 本の長さ406ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
統計学の対象である母集団と標本、標本に基づく推測の枠組において、「確率」の概念を用いることの必然性と有効性について詳しく説明。またネイマン・ピアソン等の基本定理について厳密に述べた入門書。
登録情報
- 出版社 : 内田老鶴圃 (1996/4/1)
- 発売日 : 1996/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 406ページ
- ISBN-10 : 4753601196
- ISBN-13 : 978-4753601196
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- - 260位確率・統計
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イメージ付きのレビュー
5 星
MBAのテキストとして使用
MBAのテキストとして購入しました。数理統計学の1冊目として購入しましたが、文系のわたしにとっては、一冊目のテキストとしては難しすぎました。ですので、2冊目以降のテキストとして、知識の定着のために、使用するのに向いているテキストだと思います。前提として、統計学の知識がもとめられます。あらかじめ、岩田先生の「経済分析のための統計的方法」など読まれることをお勧めします。数理統計について、2冊目以降に学ぶ内容として、しっかり書かれていると思いますので星5つとしました。
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2018年11月6日に日本でレビュー済み
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2021年2月21日に日本でレビュー済み
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MBAのテキストとして購入しました。数理統計学の1冊目として購入しましたが、文系のわたしにとっては、一冊目のテキストとしては難しすぎました。ですので、2冊目以降のテキストとして、知識の定着のために、使用するのに向いているテキストだと思います。前提として、統計学の知識がもとめられます。あらかじめ、岩田先生の「経済分析のための統計的方法」など読まれることをお勧めします。数理統計について、2冊目以降に学ぶ内容として、しっかり書かれていると思いますので星5つとしました。
MBAのテキストとして購入しました。数理統計学の1冊目として購入しましたが、文系のわたしにとっては、一冊目のテキストとしては難しすぎました。ですので、2冊目以降のテキストとして、知識の定着のために、使用するのに向いているテキストだと思います。前提として、統計学の知識がもとめられます。あらかじめ、岩田先生の「経済分析のための統計的方法」など読まれることをお勧めします。数理統計について、2冊目以降に学ぶ内容として、しっかり書かれていると思いますので星5つとしました。
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2019年10月26日に日本でレビュー済み
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体系的な教科書じゃないので読むのが骨!ただ証明は丁寧だし、本当に教科書って感じ。
初心者の為の統計数学みたいな本を読んでからいきなりこの本を読むと結構つまずくと思う。
東大出版会の赤い統計の本を読んで演習問題が出来ても自分は難しかったが、取り組んでるうちに理解したので、統計数学をやろうと思ったら最初からこの本でもいいかもしれない。回りくどい体系だった本をやると、定義があいまいなまま憶えちゃったりするだろう。ただ演習の意味が分からず、全分散の公式を証明しろと言われればやるけどそれなんなの?っていうのはある。本的にはつまらないのでマイナス1
初心者の為の統計数学みたいな本を読んでからいきなりこの本を読むと結構つまずくと思う。
東大出版会の赤い統計の本を読んで演習問題が出来ても自分は難しかったが、取り組んでるうちに理解したので、統計数学をやろうと思ったら最初からこの本でもいいかもしれない。回りくどい体系だった本をやると、定義があいまいなまま憶えちゃったりするだろう。ただ演習の意味が分からず、全分散の公式を証明しろと言われればやるけどそれなんなの?っていうのはある。本的にはつまらないのでマイナス1
2020年11月28日に日本でレビュー済み
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数理統計を勉強中。どこの分野でも、帯に短し襷に長し、ですが、この本のシャープさは、ひときわ。統計検定一級を目指していて、体験談によれば、その一歩手前の水準のようです。ともかく、この本から受ける印象は、繰り返しになりますが、そのシャープさと、知的なエンタメ。とにかく、一読して、値段の元は取れると感じています。
2019年10月19日に日本でレビュー済み
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国立の理学部出身で、赤本は大体理解している程度だが、本書はよくわからなかった。
数式が追えないというよりは、なんのために導入されているのか分からない概念や、
なじみのない記法により理解が妨げられ、記載されている定理が何を意味しているのかわからなかった。
前書きに入門書と書いてあるが多くの学習者にとっては難しいと思う。
数式が追えないというよりは、なんのために導入されているのか分からない概念や、
なじみのない記法により理解が妨げられ、記載されている定理が何を意味しているのかわからなかった。
前書きに入門書と書いてあるが多くの学習者にとっては難しいと思う。
2022年11月7日に日本でレビュー済み
序盤に、「大学の理工,経済,農,水産系の学部 2,3年生を対象」、「大学初年度で学ぶ微分積分,線形代数の知識を前提とした箇所もあるが、確率・統計に関する予備知識は全く仮定しておらず,項目を適宜取捨選択することにより,大学1年次における教科書としても使用できる」と書いてありますが、これを真に受けると酷い目にあいます。
集合論と測度論の知識は当たり前として書かれているので、工学部や農学部ましてや文系が手を出していい本ではありません。
数学科3,4年向け。
集合論と測度論の知識は当たり前として書かれているので、工学部や農学部ましてや文系が手を出していい本ではありません。
数学科3,4年向け。
2018年8月13日に日本でレビュー済み
それなりに統計学は勉強したつもりで、統計検定1級対策で購入。
1、2章のはじめの辺りに居ますが...良く分からない。と言うか、中級レベルの書籍まで一応読める位の力はあるはずなんですが、「何この概念?」ってのが多いです。ちょっと辛くて読むのが嫌になってきました。
1、2章のはじめの辺りに居ますが...良く分からない。と言うか、中級レベルの書籍まで一応読める位の力はあるはずなんですが、「何この概念?」ってのが多いです。ちょっと辛くて読むのが嫌になってきました。
2019年7月18日に日本でレビュー済み
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評価者は文系学部4年次に在籍しています。
本書のレベルとしては、大屋幸輔先生の『コアテキスト統計学』と竹村彰通『現代数理統計学』の中間、ないし後者よりだともいます。扱っているトピックとしては、(線形回帰以外は)後者とほとんど変わりません。ですが、具体例がかなり豊富で、ネイマンピアソンの補題、尤度比検定なども、具体例を載せて見せてくれるので、ぜひ手を動かしながら勉強したいところです。ただし、順序統計量は扱っていません(!!)これは意外と致命的かもしれないなーとか思ったり思わなかったり。
あと数学的なレベルですが、経済学部で入学後にやる初等代数、初等解析の知識があれば十分です(ところどこと代数における冪等や半正定値性、ガンマベータ関数などが出てくるが、そのたびにググればなんとかなるレベル)。ただ、ポワソン過程の説明などで、(一回の常微分方程式とはいえ)いきなり解を乗っけてきたりするので、その時は先生に質問申したりしましょうw
本書のレベルとしては、大屋幸輔先生の『コアテキスト統計学』と竹村彰通『現代数理統計学』の中間、ないし後者よりだともいます。扱っているトピックとしては、(線形回帰以外は)後者とほとんど変わりません。ですが、具体例がかなり豊富で、ネイマンピアソンの補題、尤度比検定なども、具体例を載せて見せてくれるので、ぜひ手を動かしながら勉強したいところです。ただし、順序統計量は扱っていません(!!)これは意外と致命的かもしれないなーとか思ったり思わなかったり。
あと数学的なレベルですが、経済学部で入学後にやる初等代数、初等解析の知識があれば十分です(ところどこと代数における冪等や半正定値性、ガンマベータ関数などが出てくるが、そのたびにググればなんとかなるレベル)。ただ、ポワソン過程の説明などで、(一回の常微分方程式とはいえ)いきなり解を乗っけてきたりするので、その時は先生に質問申したりしましょうw