レビューを書いておられる他の皆さんは受験生のようだが、自分は医学部再受験希望者ではないので、医師・医学部生の実態の方に興味があってこの本を手にした。著者はうまく医師になられたから良かったのだし、だからこそ本になったのだが、その道のりにはあんぐり。
会社員になって2年くらいで休職、新聞記者を目指したが全国紙の方は落ち、地方紙の方は内定が出たが行かなかった。休職中に奥様と結婚、会社に戻り、2年間働いたが医学部を目指したくなって退職。奥様が働いて生計を立てていたが、その状況で奥様の希望もあって妊娠って・・・・。一歩間違えたら生活苦でしょう!!しかも奥様の妊娠に問題が起きて奥様入院。収入がなくなってしまったが双方の両親の多大な援助で乗り切る。医学部受験は2度目で成功。さあ、これからが大変な日々。その中で3年の夏に第二子誕生。おめでたいことではあるが、生活に計画性があるのか!!
あまりにつっこみどころ満載で、肝心の医師・医学部生の実態が霞んでしまった。この方がどこで精神科医をやっておられるのかわからないが、どうかいい先生でありますように。患者さんたちが的確な治療を受けておられますように、と願わずにはいられない読後感だった。
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脱サラ精神科医が明かす医師・医学部生の実態と再受験成功の鍵 (YELL books) 単行本(ソフトカバー) – 2008/7/2
窓 果倫
(著)
工学部を卒業後、建設会社に勤務していた著者が、なぜ脱サラしてまで医師になったのか。妻子持ち受験生の医学部再受験ノウハウ公開。
- 本の長さ172ページ
- 言語日本語
- 出版社エール出版社
- 発売日2008/7/2
- ISBN-104753927741
- ISBN-13978-4753927746
登録情報
- 出版社 : エール出版社 (2008/7/2)
- 発売日 : 2008/7/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 172ページ
- ISBN-10 : 4753927741
- ISBN-13 : 978-4753927746
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
医学部入試突破の秘訣が、単なる学力向上法だけに偏って書かれているところが問題だと思う。世間が医師に望む過剰な期待が、医学部入試に反映された結果、面接だとか小論文だとか適性検査などといった、「学力以外の部分」が強化されて、著しく不公平かつ恣意的になっているのが現代の医学部入試なのである。
肝心の受験勉強編については、予備校に頼っていては駄目だ、という主張には全く賛成だが、参考書の選定が古臭い。いまどき「七百選」でもないだろう。
また、医学教育の状況や医学部内での単位認定試験や国家試験の難易度の話は、私の体験に照らすと、著しく異なる。個人的体験の過度の一般化があると思う。
肝心の受験勉強編については、予備校に頼っていては駄目だ、という主張には全く賛成だが、参考書の選定が古臭い。いまどき「七百選」でもないだろう。
また、医学教育の状況や医学部内での単位認定試験や国家試験の難易度の話は、私の体験に照らすと、著しく異なる。個人的体験の過度の一般化があると思う。
2008年8月16日に日本でレビュー済み
構成は大きく医師・医学生の実態と具体的な受験勉強について分かれているが、受験勉強編を読んで正直、ヒヤリとした。予備校の授業だけでは全く足りないこと、予備校の授業を中心にしてきた仲間が医学部に全滅したことなどが書かれていて正直焦った。
またさすが精神科医だけあって受験生の心理を計算に入れた勉強法は特筆に価する。受験勉強編はページ数は他の類書に比べ少ないがコンパクトに要点と真髄を突いていて密度がとっても濃い。窓氏は医学部に合格する前に京大を卒業している。京大合格や医学部合格を含めた彼の豊富な受験経験からは、何年経ってもやはり王道と言われる勉強法があること、試行錯誤で見つけた最終的な勉強方法などが載っていてとても参考になった。
医師編でもここまで具体的に医師の実態を書いてる本もなかなか珍しい。疑問に思っていたことが分かってスッキリした。また所々に挿入されているコラムもなかなか面白い。
またさすが精神科医だけあって受験生の心理を計算に入れた勉強法は特筆に価する。受験勉強編はページ数は他の類書に比べ少ないがコンパクトに要点と真髄を突いていて密度がとっても濃い。窓氏は医学部に合格する前に京大を卒業している。京大合格や医学部合格を含めた彼の豊富な受験経験からは、何年経ってもやはり王道と言われる勉強法があること、試行錯誤で見つけた最終的な勉強方法などが載っていてとても参考になった。
医師編でもここまで具体的に医師の実態を書いてる本もなかなか珍しい。疑問に思っていたことが分かってスッキリした。また所々に挿入されているコラムもなかなか面白い。
2009年3月31日に日本でレビュー済み
荒川式や和田式とは違う読み物を意識したという
かなりおもしろい
内部告発のようなものを期待していたがそうではなく
ふつうの医学生医師の生活を丁寧かつエキサイティングに書いたものである
二重丸
かなりおもしろい
内部告発のようなものを期待していたがそうではなく
ふつうの医学生医師の生活を丁寧かつエキサイティングに書いたものである
二重丸
2009年3月8日に日本でレビュー済み
京大工学部を卒業後、5年間建設関連会社に勤務したのち、某国立大学医学部に再入学した著者が、その受験動機、受験勉強、予備校、学費、医学部のカリキュラム、医師の世界について医学会の内側と外側からの視点で描いた好著である。
本書を手にする人は恐らく医学部の再受験希望者が多いと思うが、医師になることを考えていない一般の人が読んでもとても興味深い内容だと感じた。我々の命を預ける医師がどのようにして養成されていくかを知るのは大変興味深いことである。著者はその臨床経験から、「最低医学部入試くらいを突破できる能力がないと、実際に医師として臨床はこなせないということである」と述べているが、医学部に入学してからの4回の試練(解剖学、進級試験、卒業試験、国家試験)、さらには、今日でも毎晩2時間程度は机に向かう一生涯勉強するという生活が、著者の実体験を元に簡潔に述べられている。この本一冊で医師に対する見方が一変してしまった。再受験生だけでなく、広く高校生や一般人にもお薦めしたい。
本書を手にする人は恐らく医学部の再受験希望者が多いと思うが、医師になることを考えていない一般の人が読んでもとても興味深い内容だと感じた。我々の命を預ける医師がどのようにして養成されていくかを知るのは大変興味深いことである。著者はその臨床経験から、「最低医学部入試くらいを突破できる能力がないと、実際に医師として臨床はこなせないということである」と述べているが、医学部に入学してからの4回の試練(解剖学、進級試験、卒業試験、国家試験)、さらには、今日でも毎晩2時間程度は机に向かう一生涯勉強するという生活が、著者の実体験を元に簡潔に述べられている。この本一冊で医師に対する見方が一変してしまった。再受験生だけでなく、広く高校生や一般人にもお薦めしたい。
2008年7月19日に日本でレビュー済み
某地方大学医学部受験を目指す浪人生です。
医者の世界って想像でしかなかったけれど、この本でより具体的なイメージが湧きました。
大変そうだけどやはり、ここを踏ん張って頑張ろうとこの本に出会ってこの夏を乗り切れそうです。「効果的でなかった勉強方法」って書かれてあったけど、今まで私がやってきたことでした。とほほ・・・。
医者の世界って想像でしかなかったけれど、この本でより具体的なイメージが湧きました。
大変そうだけどやはり、ここを踏ん張って頑張ろうとこの本に出会ってこの夏を乗り切れそうです。「効果的でなかった勉強方法」って書かれてあったけど、今まで私がやってきたことでした。とほほ・・・。