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過剰と破壊の経済学 「ムーアの法則」で何が変わるのか? (アスキー新書 042) 新書 – 2007/12/10

3.9 5つ星のうち3.9 19個の評価

「半導体の集積度は18ヶ月で2倍になる」――インテルの創業者ゴードン・ムーアが1965年に提唱したこの法則は、急速な変化を続けるコンピュータの世界にあって、いまだ生き続けています。
この「ムーアの法則」は、単にIT業界に影響を与えているだけではありません。世界中のすべての人がコンピュータとネットワークでつながる現代においては、産業構造や経済システムそのものを破壊し創造するほどの威力を持っているのです。
「ムーアの法則」によって、これまでに何が変わり、これから何が変わろうとしているのか? 揺るぎなき論理と切れ味抜群の筆致で、IT論壇随一の説得力を誇る著者が、グローバル資本主義社会の未来を展望します。
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商品の説明

著者について

1953年京都府生まれ。東京大学経済学部を卒業後、NHK入社。報道番組の制作に携わり、1993年退職。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程中退。国際大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在は上武大学大学院経営管理研究科教授。学術博士(慶應義塾大学)。
著書に『情報技術と組織のアーキテクチャ』(NTT出版)、『電波利権』(新潮新書)、『ウェブは資本主義を超える』(日経BP社)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ アスキー (2007/12/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/12/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4756150772
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4756150776
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 19個の評価

著者について

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池田 信夫
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経済学者。1953年、京都府生まれ。東京大学経済学部を卒業後、NHK入社。93年に退職後、国際大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在は株式会社アゴラブックス代表取締役、上武大学経営情報学部教授。学術博士(慶應義塾大学)。著書に『使える経済書100冊』『希望を捨てる勇気──停滞と成長の経済学』、共著に『なぜ世界は不況に陥ったのか』など。

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
19グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2007年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 新書なので短時間で読めますが、内容は濃くかつ盛りだくさんで
満足度の高いお薦めの一冊です。

 「半導体の集積度は18ヶ月で倍になる」というムーアの法則、そ
の法則が現在に至るまで40年も続いていることによってどのよう
な変化が起きてきたか。そして今後10年以上は続くと見られてい
るこの法則によってどんな変化が予想されるか、著者は多くの事
例を挙げながら分かりやすく案内してくれます。

 実際に目撃してきた社会の劇的な変化とムーアの法則に代表さ
れる技術革新の関係を知ることが出来たのは、私にとって大変大
きな収穫でした。

 全くの門外漢なので内容の当否・正確性については判断できま
せんでしたが、著者の論理は整然としており信頼に足る印象を受
けました。

 数多の事例を次々手際よく簡潔に解説してくれるこの本は、20
頁で十分な内容を1冊に薄めたような新書とは一線を画していま
す。時間的にも価格的にも投資効率の極めて高い本でした。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容的にはとても重厚で充実した内容の新書だ。
元々博士論文で書かれた内容の簡易解説版らしく、
本来ならもっとページ数を割いて解説して欲しい内容と言って良い。
ここ最近の「10ページあれば十分に伝わるような内容を
 冗長化に冗長化を重ねて200ページの新書にしました」と言う風潮の中で、
これはかなり貴重な本と言える。
しかしながら、新書にするためにページ数を削った分、
結論を急ぎすぎているように思えてしまう箇所も多いのが残念だ。
同じ著者の他の本やブログをもっと読め!と言うことなのだろうか。

ムーアの法則は、私も含めIT関連の仕事をしている者なら、
その「内容」を知らない者はいないくらいあたりまえの知識だ。
ところが、その実態と影響を真に解っている者は意外に少ない。
その貴重な少数者の仲間入りをするためには、
本書は実に良い解説をしてくれている。その点は素晴らしい。

さらに本書の後半では、ムーアの法則から発展して、
日本特有の系列構造の問題や、企業買収の是非などについても論じているが、
誰もが十分に納得行く論拠を説明せぬままに
一見過激とも思える結論が導かれてしまっていることが残念。
単に説明するページ数が足りないのか、
それとも単なる著者の過激な意見なのか、私には判断がつかない。

前半は星5つ、後半は星3つ。期待も込めてトータル星4つ。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池田氏をブロガーとか言うと怒られるのだろうか。しかし、氏のブログはIT関連の有名ブログとして著名なのは事実なのだろう。

個人的にはムーアの法則は、約20年前に親戚の半導体設計者から話を聞いた記憶がある。
その時は、専門外、職業外のことでもあり、ほとんど関心がわかなかった。
しかし、その頃にムーアの法則の本質をつかんだ者たちが、ITないしウエッブ時代の勝者(MS、グーグル)となったということなのだろう。

本書(ないし、ムーア氏)によれば、ムーアの法則はあと10年は継続するということだそうだ。ならば、今からでもそれを理解し生活の糧とすれば、多少は人生をより良くすることも可能なのかも知れない。

年初に読むには適したテーマと拝察した。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年12月28日に日本でレビュー済み
・前著でファンになりました。
 池田さんの著作は出版されたら読まざる負えない感じです。
・読後感ですが前回同様「素晴らしい」の一言。
・ムーアの法則が世の中にどんなインパクトをもたらすかを描いています。
・ムーアの法則によって情報インフラがコモディティー化が進み、
 その影響の一例として”業界の壁がなくなる”で、
 地上波デジタルの大失敗を取り上げています。
・本来、業界の壁がなくなり水平分業が進むはずなのだが地上デジタル放送は
 コンテンツとインフラを垂直統合したまま進められてしまった。

・ムーアの法則ほどではないが、TV送信側のインフラ効率は3年で4倍に。
 理想論でいえば、極力最新の圧縮や多重配信技術を使い、水平分業すれば、
 −現支出: 1兆円で7チャンネルしか配信できない(中継局1本で1億円)
        (その過程では2000億円もの国費が浪費された)
 −現技術で可能な案: 200億円で300チャンネル作れる
・今回は政府が無策であったわけではなく2001末にIT戦略本部が
 水平分離案を提案したが、テレビ局の経営者が逆上。
 小泉首相に直訴など、激しいロビイング活動、結果立ち消えに。
→著者のまとめ
 「この失策は放送業界の経営者の無能さから招かれたものだが、
  問題を理解していながら彼らの政治力に抵抗できない総務省の
  官僚も共犯なのである。」と。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年12月28日に日本でレビュー済み
 今後の希少価値はもはや「モノやサービス」ではなく「ボトルネックの解消」
であり、ビジネスの焦点も次のボトルネックを探し解消することに向かってゆく。

さらに、ボトルネックを解消するのは「情報の分配機能」であるという仮説を
掲げて、コンピュータ(CPUやメモリー)の技術にこれまでに起きたことを
分析し(ムーアの法則など)、これからの方向性、技術論、政策論におよぶまで
非常に大きなスケールで大胆な予測を展開しています。

 これまでに起きた非常に一般的なことを違う言葉で言い直しているだけの
ようにも聞こえるが、よく考えてみる価値のある貴重な示唆にも思える。

 内容は著者のブログに書き溜められた文章をまとめて再構成したものだと
いえますが、こうして一冊になった文章を改めて読み返すと流れが良く
見渡せるようになっています。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月17日に日本でレビュー済み
基本的に独自の新しい研究成果や知見はない。近時、経営学の分野で進んでいる議論の受け売りでしかない。あとは著者独自のイデオロギーが、ルサンチマンとともに「はき出されている」だけ。議論の中に経済厚生への目配りがないので、目下の日本の経済状況の議論については、全く役立たず。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
  
 初めに、当書を読み通していくつか気になる箇所が見受けられた。一例としてはこの一節で、少々、引用が長く恐縮だけれども、それは「情報」の希少性と処理との関連で、「たとえば民間の保険会社がなかった時代には、政府が保険料を集めて年金を支給するシステムが必要だったかもしれないが、今ではそんな必要はない。個人が自分で貯蓄すれば十分だし、無年金者を防ぐには民間の年金に強制加入させればよい」(P.70)というものだ。

 勢いが余ったか、筆(キー?)が滑ったか、は定かではないけれど、まさにリバタリアンを自任する著者の面目躍如といったところか…。この所述に関して細述しないが、ただ、本書にも登場する田中明彦氏の「新しい中世」仮説における自由主義的民主制と市場経済を基調とする「国家」像は、「(略)国民の自由、安全、そして最低限の生活を保障することを目的とする存在でなければならない」(新しい中世)としていることを付記したい。

 さて、前置きが長くなりすぎたが、本書は、飛躍的な発展を続けている情報通信技術・産業の現在そして未来を、青木昌彦氏等が主唱する「経済システムの進化」という文脈なども踏まえて概説したものである。さらに、進化を止めない情報通信技術は、ある意味、「超システム」(多田富雄氏)に転化している、といって過言ではない。そこには当書の主調である「ムーアの法則」を始め、様々な法則と見地が見出され、その説明も概ね明暢だ。

 最後に、情報通信革命というものが「新しい産業革命」と定義付けられることに異論を挟みづらい。だが、たとえば著者は「インターネットは、近代社会の生み出した主権国家を溶解し、資本主義をグローバルに分散させ、人はサイバースペースで結ばれるようになる」(P.204)と結語的に述べつつ、他では「逆にサイバースペースも、現実にはリアルな世界の支えがなければ成立しない」(P.149)とも語っており、この両推論の“均衡点”も気になる。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年1月10日に日本でレビュー済み
 著作権や電波利権といったボトルネックの問題はあるが、それは瑣末なことだ。日本経済を再浮揚させるには、M&Aの促進による企業の整理、再編成しかないと著者は訴える。
 過去からの惰性やしがらみを断ち切り、企業を再生させるのは、新しい経営陣による「慣習無視」「約束破り」しかないのである。
 なのに、日本は「持ち合い」によって依然として対内投資を拒んでいる。これが成長のボトルネックなのだということに政策当局が気づくまで、あと何年かかるのであろうか。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート