1年間娘京子のもとへ筆者が通い京子が語ったことを文字にしているので
素直にアイヌの心情を汲み取ることが出来た。
京子が木彫りや刺繍を教えていた「チカラペ舎」に訪れることが出来たが
主を失った建物は老朽化が進み倒壊寸前の佇まいをしている。
裏にはおそらく京子の自宅と思われる家があり遺族が住んでいると
思われます。倒壊寸前の建物を解体・撤去しないのは自然に朽ちてゆく
姿を遺族は見届けているように思われる。
京子が母親の物語や歌を録音したテープを聴いていただろうラジカセも
風雪にさらされていてもその存在は認められる。
撤去前に訪れて、京子さんやお母さんたちとあうことが出来てよかったと思います。
曾孫さんも中学生位になられたでしょう、アイヌの血が受け継がれていくことが出来て
お母さん（キナラブック）と京子さんは喜び、安心して眠りについていらっしゃると思います。
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