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シンプルな政府:“規制"をいかにデザインするか 単行本 – 2017/10/30
購入オプションとあわせ買い
日本経済新聞(朝刊)2017/12/2「簡素で柔軟な規制の実践論」
毎日新聞(2017/11/26)「企業の業務改善にも大きく役立つ」|大竹文雄(大阪大学社会経済研究所教授)
週刊東洋経済(2018/1/20)「科学的根拠に基づいた政策手法をみならうべき」河野龍太郎(BNPパリバ証券・経済調査本部長)
朝日新聞(朝刊)2017/12/10「実例が伝えるナッジの意味」他多数
大きな政府でも、小さな政府でもなく
オバマ政権第1期で、規制改革を担当した、当代きっての憲法学者による痛快社会科学エッセー。
行動経済学にもとづいたマネーボール方式の改革が、政府の大きさをめぐる神学論争に決着をつける。
〈内容紹介〉
はじめに 規制のコックピットに乗り込む
第1章 規制はどうあるべきか?
第2章 人びとの本能にのっとった規制とは?
第3章 間違いを逆手に取る
第4章 情報公開を工夫する
第5章 ためになるデフォルト・ルール
第6章 認知の限界に気づく
第7章 規制はマネーボール方式で
第8章 さらば、官僚主義!
第9章 いかにして政府は世話を焼くべきか?
第10章 選択アーキテクチャーをシンプルにする
おわりに 三つの教訓
- 本の長さ378ページ
- 言語日本語
- 出版社NTT出版
- 発売日2017/10/30
- ISBN-104757123663
- ISBN-13978-4757123663
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商品の説明
著者について
キャス・サンスティーン (Cass R. Sunstein)
1954年生まれ。法学者、ハーヴァード大学・ロースクール教授。専門は憲法、行政法、環境法。オバマ政権第1期では、 米国大統領府の行政管理予算局下に置かれる情報・規制問題局長を務めた。 法学と行動経済学にまたがる領域から、多数の著作を執筆。邦訳に『インターネットは民主主義の敵か』(毎日新聞社、2003)、『実践 行動経済学』(共著、日経BP社、2009)。 『熟議が壊れるとき』(勁草書房、2012)、『恐怖の法則』(同、2015)、『賢い組織は「みんな」で決める』(共著、NTT出版、2016)など。
【訳者】
田総恵子 (たぶさ・けいこ)
翻訳家。十文字女子大学教授。主な訳書に『フリードリヒ・ハイエク』(春秋社、2012)、『自由と市場の経済学』(春秋社、2013)、サンスティーン+ヘイディ『賢い組織は「みんな」で決める』(NTT出版、2016)など。
【解説者】
西田亮介 (にしだ・りょうすけ)
社会学者、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は公共政策の社会学。情報と政治、情報化社会のジャーナリズム、無業社会等を研究。
登録情報
- 出版社 : NTT出版 (2017/10/30)
- 発売日 : 2017/10/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 378ページ
- ISBN-10 : 4757123663
- ISBN-13 : 978-4757123663
- Amazon 売れ筋ランキング: - 329,118位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
東京工業大学准教授。博士(政策・メディア)。
専門は情報社会論と公共政策。情報化と社会変容、情報と政治(ネット選挙)、社会起業家とソーシャル・エンタプライズ、政策としての「新しい公共」、地域産業振興、協働推進、日本のサーフカルチャーの変遷等を研究。
1983年京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。同大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、(独)中小機構経営支援情報センターリサーチャー、東洋大学、学習院大学、デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、立命館大大学院特別招聘准教授を経て、2015年9月から東京工業大学大学マネジメントセンター准教授。2016年4月より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
原書の表紙では、タイトルのSimplerのRが赤で消されている。どういうわけか、子の説明が見つからない。邦訳では、それが反映されていない。
「シンプルな政府」という邦題は、私には、適切だとは思えない。著者の意図は、政府の施策を単純化することであって、政府そのものを「単純化」することではない。
まずは、目次を紹介する。
はじめに 規制のコックピットに乗り込む
第1章 規制はどうあるべきか?
第2章 人びとの本能にのっとった規制とは?
第3章 間違いを逆手に取る
第4章 情報公開を工夫する
第5章 ためになるデフォルトルール
第6章 認知の限界に気づく
第7章 規制はマネーボール方式で
第8章 さらば、官僚主義
第9章 いかにして政府は世話を焼くべきか?
第10章 選択アーキテクチャーをシンプルにする
終わりに 三つの教訓
謝辞
解説――ナッジは政府を変えられるのか 西田亮介
付録――規制と規制見直しに関する大統領令(第13563号)
例えば、「第8章 さらば、官僚主義」、原書は、Eliminating Red Tapeだ。手続きについて述べているのであって、精神そのものではない。
ただし、この本自身がちょっと複雑な構造を持っている。半分は、オバマ政権での経験談であり、半分は、自身の主張、Nudgeについての説明と報告だ。邦訳では、「社会科学エッセー」と表示しているのだが、少し違うのではないか。原著者の意図はもう少し、Nudgeの実践報告というものに近い。
Sunsteinが狙っているのは、第1に。費用対効果の優れた規制とは何かであり、第2に、規制の実効性を高めるにはどうするかである。米国のOIRAという組織は、米国政府の規制全体に対して、チェックをする機能を持っているということだ。そして、本書の付録、Executive Order 13563, Improving Regulation and Regulatory Reviewが示すように、オバマ政権がそのような規制の見直しに取り組んだということでもある。
第2章で、Kahnemanの「ファスト&スロー」に載っているシステム1とシステム2という人間の2つの認知システムの話が出てくる。人間の本能的に反応する部分と、論理的に考える部分と、ともいうべきか。
人間が古典経済学でモデル化しているようには「合理的」に行動しないという事実に基づいて、どのように規制を考えていくか。
そもそも、規制そのものの妥当性については、費用対効果を、無作為抽出による実験データをもとにして、判断すべきだ。その「費用対効果」というベースが、システム2を起動できると、これは彼のホワイトハウスでの経験から。
この後の非合理的な人間行動を考慮したナッジを活用する規制設計は、行動経済学の実践編とも言えるもので、いろいろと面白いし参考になる。
例えば、利得と損失回避との比較。同じ量でも損失回避の方が強力に働く。そこで、生徒の成績向上に関して、事前に報奨金を渡しておいて、成績が上がらないと返してもらう、とやると必死になって成績を上げさせるという事例が紹介されていた。
税金の還付が源泉での自動的なものよりは、手間がかかっても小切手の方が効果的などというのは分かっていたが、こういう「できなければ罰点」のほうが効果的というのは少し意外だった。前もって分かっていると、こんな面倒を避けるように思うのだがどうだろうか。
事例の中では、訳の分からないピラミッドよりも、メッセージのはっきりしたプレートによる健全な食育の話や、自動車の燃費表示の話が面白かった。後者については、燃費の差と、同じガソリンで走れる距離の差とが等比例ではないこと、消費者などの意見は、専門家と異なり、A,B,Cのランク分けだったこと。自動車メーカは、燃費ランク分けが、自動車の品質そのもののランク分けにつながるのを恐れて、ランク分けに強く反対したこと。その結果、平均的な車と比べてどれだけかなどのデータ表示になったことが記されている。この「ほかの人と比べて」というのは、確かに強力なナッジだと感じた。
デフォルトの活用など、ナッジには、通常のビジネス活動でも使えることがたくさんある。事例紹介本としては、大いに役立つと見た。
こういった人に、こういったことをやらせたオバマ政権はすごいと思うのだが、それだけに、なぜ人気が途中で落ちたか、オバマの限界は何だったかも知りたくなる。
”XXをこのように改善して、こんな効果がありました”っていう事例がもっとわかりやすく羅列されていれば良いのにと思う。
いや、ちゃんと読めば書いてあるのだけれども、筆者の自分語りの中に埋もれてしまって、事例だけを拾い読みできなかったと言うべきか。
原理原則の”費用対効果を重視すること”はよくわかったけれども、計算事例の一つでもあれば理解がより深まったと思う。
筆者も本文で触れているとおり、経営側は「政府の費用対効果予測は、費用を過小に効果を過大に見積もり、規制ありきのまやかしだ」と思っているし、環境保護団体などは「政府の費用対効果予測は、費用を過大に効果を過小に見積もり、規制しない結論ありきだ」と思っている節がある。
筆者は「いやいや、事例研究したところ、政府の効果予測は全体としてみれば偏っているとはいえませんよ」と結論付けているが、もう少し具体例を上げてもらわないと納得出来ないというのが正直なところ。
原理原則はわかったけれど、じゃぁどうすれば?という肝心のところがモヤモヤしてしまう本でした。
面白く読めた部分は、システム2を意識しすぎるといけないって所でした。