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インターネットの心理学 単行本 – 2001/9/1
- 本の長さ345ページ
- 言語日本語
- 出版社エヌティティ出版
- 発売日2001/9/1
- ISBN-104757140274
- ISBN-13978-4757140271
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商品の説明
商品説明
まず、インターネットの環境をWWW、Eメール、ディスカッション・フォーラム、チャット、MUD(Multiuser Dungeon)などの7つに分類して、そこで個人の印象がどのように形成され、操作されるかを検証している。さらに「役割演技」や「アイデンティティー実験」などの行動に着目し、その心理を分析している。
次に検証されている「集団力学」や「攻撃性」では、人格をがらりと変えてしまうネット空間の力というものに驚かされる。個人をグループに過度に同調させたり、すぐに激昂して理性を失わせるといった行動の背景には、ネット空間の匿名性や社会的制約のなさ、アクセスの遅延からくるフラストレーションなどの心理が働いているという。
対人関係の構築や他者の支援といった肯定的側面もあげているが、「オンライン行動」そのもののマイナス面(時間泥棒、孤独感や抑うつ状態を招く)が強く、心理学から見たネット空間は、総じて不健全なものになっているという。
インターネットが新しい可能性の場である、という指摘はよく聞かれるが、人間行動への影響を本格的に論じたものは少ない。その点で、既存の学問の視点からネット空間の問題を平易に解き明かした本書の意義は大きい。(棚上 勉)
メディア掲載レビューほか
なぜネット上では、現実社会では考えにくいほど激しいケンカ(フレーミング)が起こるのか、あるいはネットの知り合いは本名も知らない状態で友情や愛情をはぐくむことができるのか、「ネットオカマ」と呼ばれる実際の性別をネット上で偽る人は、なぜそのように行動するのか――ネットを通じた人付き合いは、対面を前提としたそれまでの人付き合いとは異なる。それを心理学を駆使して分析した力作だ。ある程度ネットになじんだ中級者向け。
(日経パソコン 2001/10/15 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
インターネットの心理学
『インターネットの心理学』
パトリシア・ウォレス著
NTT出版
3200円(税抜き)
ISBN4−7571−4027−4
実世界との相違点、共通点は?
インターネットを介したやり取りでは、人々はしばしば理性を忘れ、奇妙な行動を取り、激高し、他者をなじり、陥れようとさえする。あるいは逆に愛他精神に目覚め、実世界では一歩も踏み出せなかった支援行動に駆り立てられることもある。
本書は、「インターネットが人の知覚や行動をなぜ変え得るのか」について、米国の情報管理分野の専門家が心理学的見地から徹底検証したもの。主に利便性やシステムに焦点を当てたインターネット研究本とは一線を画している。米国で1999年に出版され、今もなお世界中で読まれているという。
まずはオンライン上で繰り広げられる印象形成・印象操作について掘り下げる。ウェブ上の掲示板やメールのやり取りにおいて、人はインターネットならではの個性(オンラインペルソナ)を持ち、複雑な役割演技を行うという。またオンラインペルソナが集団化した時に表出する多様な心理現象(集団力学)を考察する。
一方、インターネット上での攻撃心理や孤独感についても触れ、問題を提起する。「仕事や研究のオンライン共同作業化」、「すべての家庭、職場、教室のインターネット化への巨額投資」など、我が国でも疑いもなく進められがちな変革の落とし穴を指摘する。
(日経ビジネス 2001/10/08 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
著者からのコメント
出版社からのコメント
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : エヌティティ出版 (2001/9/1)
- 発売日 : 2001/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 345ページ
- ISBN-10 : 4757140274
- ISBN-13 : 978-4757140271
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,168,538位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 521位社会心理学 (本)
- - 22,587位社会学概論
- - 104,054位ビジネス・経済 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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まず、緻密な分析と、分かり易い訳に好感が持てます。この手の訳本にしては読みやすいです。逆に読みやすさは、意訳も少なからずあるのかな、と思いました。
「ML に投稿している人は少なからず自分の意見の賛同者を募っている。そして、その反対意見や拒絶という反対意思表示(しかしそれは時には倒錯した理解である)、に対し自己弁護、他者攻撃をする。メールを打つ作業はひとりでキーボードに向かうという、純粋な個人の作業である。他者と同時のコミュニティを形成することはできない。同時でないということは、フラストレーションを増幅させるに十分である。孤独な作業は、自分の意識の表現を強調させる。しかし、インターネットは無理やり押し付けられるテクノロジーではない。利用する、しないは個人の自由である。・・・・」---とは、この本に書かれていること、この本から考えさせられたことです。
この本の意義は、インターネットがようやく技術的な視点を超え心理学的な分析という立場からその現象を捉えるようになりえた、ということだと思います。今までのインターネットのコミュニティの分析は、テクニカルな面や、妙にロマンチックな感傷が邪魔をし、その正確な本質を見抜けていなかったような気がします。良い側面、悪い側面も数多くかかれていますが、インターネットがコミュニティツールとして成熟するための第一歩だと思います。
ネットで男が女のふりをしたのがばれると顰蹙を買うが、逆はそうでもないらしい。
確かに、日本語でも「ねかま」という言葉はあるが「ねなべ」という言葉は聞いたことが無い。
と書いたあとで検索したら、2ちゃんねる用語であるらしい。
でも本当に使うのかなあ。