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ハーバード・ビジネス式 マネジメント - 最初の90日で成果を出す技術 単行本 – 2005/5/27
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社アスペクト
- 発売日2005/5/27
- ISBN-104757211465
- ISBN-13978-4757211469
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商品の説明
著者からのコメント
出版社からのコメント
抜粋
リーダーが存在する限りリーダーの昇進や異動があり、それに伴って必ず移行期がある。そのたびにリーダーがさまざまな課題に直面するのは大昔から変わりがない。だが企業組織が複雑化しビジネスのサイクルが短くなるにつれ、課題は一層厳しいものになってきた。こうした事業環境では、昇進先の新しいポストのことがよくわからないと不安に思うのは、すこしもめずらしいことではない。
本書は昇進した管理職のために、最初の九〇日を乗り切るロードマップを示す。本書を執筆したのは、移行期が新任リーダーにとって非常に重要な時期だと考えたからである。この時期には、些細なことが将来に重大な影響を及ぼす。CEOからチーム・リーダーまで、どんなレベルの管理職も、移行期の数カ月間は無防備である。直面する課題に立ち向かう準備がまったくできておらず、どうすればうまく乗り越えられるかもわかっていない。そのうえ親身にアドバイスをしてくれるような人脈も持ち合わせていない。移行期に部下からやる気を引き出し目標に向かう士気を高められないと、その後の在任期間中ずっと苦労することになる。この時期に信頼を勝ちとり何らかの成果を上げておくことは、長期的な成功につながる第一歩と言えるだろう。
本書では移行期を迎えたリーダーのためのフレームワークを紹介するが、これは、ダン・チャンパとの共著"Right from the Start"(Harvard Business School Press、1999年)で行った研究成果の延長線上にある。なかなか実り多い研究だったと自負しているが、やや足りない面があることは否めない。第一に、移行期をスムーズに乗り切るノウハウはあらゆるレベルの管理職が身につけておくとよいものだが、"Right from the Start"の対象は主に経営幹部である。同書で紹介したアドバイスのほとんどは誰にでも応用できるけれども、どれがエグゼクティブ向けでどれが万人向けなのか、いまひとつはっきりしない。私としては、あらゆるレベルの管理職に役立つような、より柔軟なフレームワークを提示したかった。また、上司との関係、部下の評価、組織戦略など、もっと深く掘り下げたいテーマもあった。
第二に、移行期にはさまざまな状況があり、その点を詳しく研究して新任リーダーが状況に応じた戦略を立てられるようにしたかった。新事業を立ち上げるプロジェクトのマネジャーになるのか、好業績部門を引き継ぐのかによってリーダーの仕事は大きく異なる。また、社外から引き抜かれてきた人と社内で昇進した人とでは直面する課題が違ってくる。つまり移行期の戦略は状況によって変わってくるということだ。
そして第三に、移行期を組織的にバックアップする効果についても研究したかった。貴重な人材が移行期に悪戦苦闘しているというのに、組織として何らかの措置を講じている企業があまりに少ないことに私はショックを受けた。移行期はキャリアのなかで非常に重要な節目である。なぜ企業は前途有望な人材を背の立たないところに放り込み、泳ぐか溺れるかプールサイドで傍観しているのだろう。新任リーダーが新しいポストではやく実力を発揮できるようになったら、企業全体にとって計り知れないメリットがあるというのに。
三年間にわたって私はこれらの問題に取り組んできた。さまざまなレベルの管理職について移行期を研究し、大企業のために移行期のマネジメント・プログラムを設計したり、新任管理職のためのオンライン・ツールを開発したりした。こうした研究の成果をまとめたのが本書である。
本書を読んでくださるのは、新しいポストで移行期を迎えた人が多いかも知れない。この本を読んで移行期を乗り切るノウハウを身につければ、新しい職場でのびのびと力を発揮し、はやく目標に近づくことができるだろう。新しい職場で遭遇する状況を正確に診断し課題と機会を見抜く、自分自身の能力を冷静に見きわめ弱点に気づく、新しい職場について効率的に学習する、組織設計のポイントを押さえる、部下を評価し人脈をつくり自分自身のバランスをとる―本書を通じてこれらをマスターしていただければ幸いである。まずは通読し、ぜひ読者自身の<九〇日プラン>を立ててほしい。そうすれば、きっと思っているよりもはるかにスムーズに移行期を乗り切れるにちがいない。
著者について
登録情報
- 出版社 : アスペクト (2005/5/27)
- 発売日 : 2005/5/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 296ページ
- ISBN-10 : 4757211465
- ISBN-13 : 978-4757211469
- Amazon 売れ筋ランキング: - 264,476位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,160位その他の経営理論関連書籍
- - 1,270位マネジメント・人材管理
- - 14,488位投資・金融・会社経営 (本)
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著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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・「最初の90日」とは、新任リーダーに与えられる猶予期間である。この間に貢献度±0のブレーク・イーブンポイントに到達する必要がある。
・「スイッチの切り替え」とは、一点集中型のスペシャリストから部門横断型のプロジェクト・マネジャーなどに昇格した場合の注意点である。コカコーラでCOOからCEOに昇格したが失敗したダグラス・アイベスターの例を挙げている。
・他にも会社についての知識・情報源の図、四つの状況(離陸、方向転換、針路修正、高度維持)、上司との期限の交渉、能力開発、組織のデザイン、前任者から引き継いだ部下の評価、社内外でのネットワークの構築、公私のバランス、会社による管理職支援の重要性などについて述べている。
・なお、私の入手した初版には誤字(P.123の「向上」は「工場」のはず)や脱字が数カ所あるので、修整してもらいたい。
ただ、この過程で失敗して信頼を失うリーダーは実は意外に多い。
変える前に、組織の状況はどうなのか、その中で、何からどういう順番で変えるか、
その時の注意点は何か。
転職、異動などのリーダーには転機を迎える前に読むと本当に参考になる一冊。
自分も異動のときに非常に役に立った。
あてずっぽうや、過去のおぼろげな経験に則ってやるのは、暗闇の中をライトもつけずに走るようなものである。もっと戦略的に移行期を可視化しなければならない。
今後、新しいポジションに就く時に何度でも読み返す価値のある稀有な本。
参考になった箇所は、
→基本戦略
市場を知り、製品や技術を知る
職場の習慣や組織、文化、人間関係も理解する
着任後早い時期に成果を上げられれば、周囲の信頼を勝ちとり移行期をスムーズに乗り切れるようになる。
着任後数週間以内には職場で認めてもらうチャンスを見つけたい
直属の上司との関係ほど重要な人間関係はほかにない
組織設計も仕事の一つ
望ましい人材で足元を固める
上手にバランスをとり、健全な判断力をなくさないよう努力しよう
「お抱え」アドバイザーを見つける
部下がはやく本領を発揮すれば、上司であるあなたの仕事もうまくいく
→著者「はじめに」
移行期を迎えたリーダーのためのフレームワーク
社外から引き抜かれてきた人
→マスターするべきこと
新しい職場で遭遇する状況を正確に診断し課題と機会を見抜く
自分自身の能力を冷静に見極め弱点に気付く
新しい職場について効率的に学習する
組織設計のポイントを押さえる
部下を評価し、人脈をつくり、自分自身のバランスをとる
などという本題をつけてしまったのか翻訳者や出版社の判断に疑問を持つが、
原題に"The first 90 days"とあるように、
新任のマネージャーが最初の90日で成果を出すために書かれた本。
ちなみに原書の副題に"Critical success strategies for new leaders at all levels"
とあるように、転職者を含む全てのレベルのマネージャーに通用するように工夫されている。
多少テクニックに走る部分もあるので、ビジネス経験の浅い人が読むときには注意が必要だが、
第1章から第10章まで以下のような組み立てになっていて、
新任マネージャーが心がけることが非常にわかりやく書いてある。
・スイッチを切り替える
・謙虚に効率よく学習する
・状況を判断し戦略を立てる
・緒戦で勝利を目指す
・上司いい関係を築く
・組織をデザインする
・人事を固める
・ネットワークをつくる
・上手にバランスをとる
・全社的なサポート体制を整える
せっかく与えられた昇進の機会をうまく生かすためにも、
この本に目を通すことは損にはならないはず。
管理職向けの本ですが、
上司や部下との関係性や
社内での泳ぎ方のような
人間関係面にも多く触れていて
いわゆるアメリカ的な本とは
違うような感じがしました。
新任でなくても
会社内でどう管理職が立ち回って
実績を上げていくか参考になると思います。