お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォローする

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

検索エンジン戦争 単行本 – 2005/7/26

3.8 5つ星のうち3.8 6個の評価

 検索エンジンがわかれば、インターネットビジネスがわかる!
 本書は、検索エンジン業界の覇権、すなわちインターネットの主導権をめぐって、現在進行形で繰り広げられるグーグル、ヤフー、マイクロソフトの熾烈な戦いの様子を描きつつ、検索エンジンがインターネットビジネスに与える影響をわかりやすく解説したビジネス読み物です。

 インターネットの巨大な玄関口である検索エンジンの成長は今もなお、二つの方向で続いています。
 一つは、デスクトップ検索、商品検索、ニュース検索、社内ナレッジの検索などに見られる検索領域の拡大といった横軸方向への成長。そして二つ目は、ブログやRSSとの融合やウェブサービスへの取り組みなど、メディアとしての新たな性質の獲得といった縦軸方向への成長です。
 検索エンジンのこうした成長の様子を見るにつけ、これまでわれわれが漠然と抱いていた検索エンジンに対する定義を見直す時期にさしかかっているのではないかと思われてなりません。
 そんな検索エンジンとインターネットビジネスのこれからを知りたい人は、ぜひ本書をお読みいただきたいと思います。

 著者は、現在ECジャパン(株)のサーチマーケティング バイスプレジデントとして活躍されているジェフ・ルートさんと、ITがわれわれの社会・生活・ビジネスに与える影響をテーマに独自取材を続け、大手メディアでも活躍中のジャーナリスト、佐々木俊尚さんのお二人です。
 両氏は「なぜ検索エンジンがインターネットビジネスの重要なポイントになっているのか?」あるいは「なぜ検索エンジンは儲かるのか?」といったみなさんの素朴な疑問に答えてくれるとともに、インターネットと検索エンジンがわれわれのビジネスやライフスタイルを今後どのように変えていくかといったことまで、技術に詳しくない方にもわかりやすく解説してくれます。
 さらに、今やインターネットビジネスに欠かせないSEO(検索エンジン最適化)についても、その成り立ちから、どんなことをやっているのか、そしてなぜ重要なのかといったことをビジネス的な観点から語られているので、インターネットマーケティングにご興味をお持ちの方にもおすすめです。

商品の説明

メディア掲載レビューほか

検索エンジン戦争 インターネットの覇権をめぐる興亡と争奪戦の物語
 ヤフー、グーグル、MSNなど、検索エンジンの攻防を描いた本。中でも、グーグルが優れた精度やテキスト広告の提供で、ネット広告やWebマーケティングを“儲かるビジネス”に変え、ライバルの地位を脅かす存在に成長していく過程に焦点を当てている。同社の勝因として、高価なサーバーを使わずに大量の低価格パソコンを運用する分散システムで投資を抑えたことを紹介。著作権やプライバシの保護、表現の自由など、検索エンジンが直面する課題にも触れている。


(日経コンピュータ 2005/08/22 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
--
日経BP企画

著者からのコメント

 検索エンジンの世界に、巨大な地殻変動が起きようとしている。
 それが長年にわたって検索エンジン業界を追ってきた、著者のジェフ・ルートと佐々木俊尚の強烈な実感だ。
 インターネットの世界に、いったい何が起きようとしているのか。いまや技術的にもビジネス的にも、インターネットの世界を覆い尽くそうとしている検索エンジンの動きを見れば、その実態はおのずと浮かび上がってくる。

 二人はここ4年間にわたって検索エンジン業界をウォッチし、その最新情報を連載記事のかたちで紹介してきた。
 二人が組んで最初に世の中に送り出した記事は、月刊アスキー2002年4月~5月号に前後編で掲載された連載「戦う検索エンジン!」だった。この時の月刊アスキーの編集者が佐々木俊尚で、そしてコンテンツを担当したのが、もうひとりの著者であるジェフ・ルートだったのである。この連載は、SEO(検索エンジン最適化)というビジネスを本格的に紹介した日本で最初の記事だった。
 二人のタッグはその後、「あなたの知らない検索エンジン秘密」というアスキーのニュース媒体「ASCII24」の連載記事となった。連載が始まったのは、2002年7月24日である。そして翌年、佐々木俊尚がフリージャーナリストとして独立したのに伴い、2003年からはその舞台をインプレスのINTERNET watchに移した。連載記事の本数は、総計ですでに70本を超えている。
 この4年間、インターネットのトラフィックは大きく変わった。トラフィックを川の流れにたとえるとすれば、かつてのトラフィックは巨大な運河を中心に流れていた。つまりはヤフーやMSNのようなポータルサイト中心の流れだったのである。その水路の上ではもの凄い数の乗客を乗せた帆船が行き交い、そのまわりを少しこぶりの小舟や漁船が走り回っているという状況だった。
 ところがここに来て、状況は劇的に移り変わった。
 人工的な運河に抗するように、悠久の時間を流れる自然の大河が生まれてきたのだ。それが「検索エンジン」である。
 大きな本流はゆっくりと大地の中央を流れ、そしてそこから小さな支流が無数に枝分かれして、さまざまな町や村、中州、小島へと人びとをいざなっていく。大河の周囲には、はるか地平線にまで続く広大な平野がなだらかな丘を見せながら、起伏ゆたかに続いている。大河の豊富な水流がその平野を潤し、そして平野に人びとをいざなっていく。
 ポータルサイトに一方的に強制的に導かれるのではなく、自然な流れである検索エンジンが、人々をゆったりと求める場所へと誘っていく――検索エンジンによって、インターネットの世界はそんな風に変わりつつある。それはきわめて商業的な世界にからめとられていたインターネットの住民たちが、より自由で自律的な世界を取り戻していく道すじでもあるのかもしれない。
 いったいこのインターネット世界はどこに向かい、そしてその先には何が待ち受けているのだろうか。その方向性を、検索エンジンをめぐる興亡と争奪戦の物語を軸に、完全に解き明かそうというのが、この本の目的である。(佐々木俊尚)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ アスペクト (2005/7/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/7/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 475721166X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4757211667
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 6個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
5つのうち3.8つ
6グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2005年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いまやウェブには欠かせない存在の検索エンジン。その検索エンジンの歴史とビジネス展開に関して詳しく、そして分かりやすく書かれています。

SEOとキーワード広告に関して書かれている部分が多いですが、なぜこの2つが出てきたのか、なぜこれだけ注目されているかということも良く理解できると思います。

検索エンジンの進化、構造的変革、そしてどこへ向かおうとしているのか、など非常に興味深い内容でした。

ヤフーがまだ、簡素なページだったころや、gooで検索してもアダルトサイトばかりヒットしていたころなどの懐かしくもあり、使えなかった検索エンジンからGoogleが登場したときのセンセーショナルだったことなど思い出しながら読んでしまいました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり期待ハズレ。

どこかで読んだことのある話ばかりを集めて、深く掘り下げることもなく、そのうえ同じ話を三度ずつ繰り返すという技(?)を使って原稿を水増ししている。雑談にしか見えない、何の役にも立たないコラムまであるし。妙になれなれしい口調も神経を逆なでする。

別に間違ったことは書いていないし、検索エンジンやSEOの歴史の上っ面をなぞるにはいいかも知れないが、何か新しい知見を得られるという類のものではない。1/10に圧縮して雑誌に載っているなら腹も立たなかったかも。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年8月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いま大きな注目を集める検索エンジンについて、ビジネス的な視点からまとめた本です。
全体的に、厳密さや正確さよりも、分かりやすさを重視して書かれているという印象を受けます。語りかけるような文体ですらすら読めますし、脚注も豊富です。
タイトルだけを見ると、検索エンジンについて網羅的に書かれた本なのかという印象を受けますが、実際には、全体の8割くらいは広告モデルとSEOに関するものです。また、技術的な事柄から書かれた部分はほとんどありません。ビジネスとしての検索エンジンについて知りたい方には、なかなかの好著と思います。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
抜群に面白く役に立つ一冊。ウェブの歴史はポータルの歴史であり、それは検索エンジンを巡る革新と競争の歴史と言い換えても良い。ユーザーの立場で気楽に使ってきたウェブの背景で繰り広げられてきた検索エンジンとSEOハッカーとの盾と矛の競争、その二つが力を合わせた時に出来上がった革新的な検索エンジンマーケティングモデルの登場、技術とビジネスモデルの絶え間ない革新の生々しい姿が、友人に語りかけるような気楽な口調で流れていく。読み物としても面白いし、「なぜそうなった」の掘り下げから学べることは山のようにあり、また、学びやすい編集構成が大変ありがたい。「グーグル前」、特に検索エンジン初期の時代に触れた人間からすると、アルタビスタ、エキサイト、ライコス、インフォシークなどがあっさり数行で片付けられてしまうのは悲しい限りだが、逆にグーグルの登場以来、どれだけ多くの大きな変革が起きて来たかの証しでもある。
特筆すべきこととして、本書で出てくる知識や論点の深みは丁度シリコンバレーの明日の起業家たちが日常的に取り交わす「実はあれはこういうことだったんだ」「そうか、だとするとこんなビジネス展開も考えれる。が、その場合こんな技術上の問題がある」「いや、それに対してはこういうアプローチで回避できるさ」「でも法律面はどうだろう?」という議論と同じレベル。言い換えれば、このレベルの議論に熱中する人が10人集まれば会社の1つ2つが出来る。
一方で、「グーグルて何だろう」入門者的なWHATを持つ読者や、「ヤフーとグーグルではどちらが使いやすいの」というユーザーとしてのノウハウや裏技に興味のある読者には本書は向かない。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年8月11日に日本でレビュー済み
米国でのインターネットの歴史を商業的な側面を交えつつ展開されている本です。
インターネットの商業的な歴史をわかりやすくおさらいするにはぴったりです。(注釈もあるので、そんなに技術論などなくてもOK!)
あらためて振り返ってみると、なんてドッグイヤーなの!!って感じがしますよ。だって、大きい(と思われた)会社だって、寿命が極端に短いからね。
賢者は歴史に学ぶといいますが、読んでいるうちにいろんなアイデアが湧き出してきますよ。
ただ、これで技術論やSEOの真髄をしりたいなどというのは無理。そういう意味で言えば参考になりません。
楽しみながら読む読み物としては、好きな人にはたまらない逸品です。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート