本当に酷い!(ほめ言葉)な談笑落語が活字で読める大変貴重な本。
ただ残念なのは、同じく改作落語の名人で同じく活字で出版している快楽亭ブラック師匠の本と比べると読み物として楽しく読めないこと。
語りの上手さがないと、台詞回しが生きてこない。
つまりはてんぷらを揚げずに食べてるようなもので、材料も仕込みも一品なのに仕上げができてないだけでまったく美味くない。
まあ、そこまでは酷くないですが、なんというか談笑落語は聴いてこそ一品なんだね。
また、ブラック師匠にはCDまでついてるのにこちらはネタ本のみ。
本に限ってはブラック師匠に軍配を上げます。
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超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集 単行本(ソフトカバー) – 2006/9/20
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社アスペクト
- 発売日2006/9/20
- ISBN-104757213042
- ISBN-13978-4757213043
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商品の説明
出版社からのコメント
僕たちはこんな落語家を待っていた! 古典落語を予測不可能な
方向から破壊&再構築して、落語ファンの度肝を抜いた話題の立川流新真打、
立川談笑の"改作落語"傑作全11席を、雑学王・唐沢俊一の解説とともに全面
解禁! 伝説の問題作『げろ指南』『シシカバブ問答』から、涙なくしては読め
ない『ジーンズ屋ようこたん』『シャブ浜』まで、日本中が驚き、笑い、泣いた
談笑落語決定版! 師匠・立川談志家元のお墨付きも収録!
方向から破壊&再構築して、落語ファンの度肝を抜いた話題の立川流新真打、
立川談笑の"改作落語"傑作全11席を、雑学王・唐沢俊一の解説とともに全面
解禁! 伝説の問題作『げろ指南』『シシカバブ問答』から、涙なくしては読め
ない『ジーンズ屋ようこたん』『シャブ浜』まで、日本中が驚き、笑い、泣いた
談笑落語決定版! 師匠・立川談志家元のお墨付きも収録!
著者について
●立川談笑(たてかわ・だんしょう):
落語家。1965年東京都江東区生まれ。早稲田大学法学部卒。予備校講師などを経
て、1992年立川談志に入門(前座名“談生”)。1996年二つ目昇進。2005年真打
昇進。古典落語を予測不可能な方向から解体、再構築する“改作落語”と、ぶっ
飛んだ内容の新作落語で、若いファンを中心に熱い支持を集める立川流新真打。
お茶の間にはフジテレビ『とくダネ!』特捜部レポーターとしてもおなじみ。
立川談笑事務所所属。落語CDに『ラクダ、ぼげゲェ』(夢空間)、音楽CDに
『パラダイス・エクスプレス』(インディペンデントレーベル)などがある。
落語家。1965年東京都江東区生まれ。早稲田大学法学部卒。予備校講師などを経
て、1992年立川談志に入門(前座名“談生”)。1996年二つ目昇進。2005年真打
昇進。古典落語を予測不可能な方向から解体、再構築する“改作落語”と、ぶっ
飛んだ内容の新作落語で、若いファンを中心に熱い支持を集める立川流新真打。
お茶の間にはフジテレビ『とくダネ!』特捜部レポーターとしてもおなじみ。
立川談笑事務所所属。落語CDに『ラクダ、ぼげゲェ』(夢空間)、音楽CDに
『パラダイス・エクスプレス』(インディペンデントレーベル)などがある。
●唐沢俊一(からさわ・しゅんいち):
作家・カルト物件評論家。フジテレビ『トリビアの泉』スーパーバイザーにし
て、日テレ『世界一受けたい授業』の雑学先生。“雑学王”として人気が高い
が、演芸方面の造詣も深く、「立川談笑真打トライアル」のスーパーバイザーも
務めた。近年はラジオ・パーソナリティや舞台俳優としても活躍。著書に『猟奇
の社怪史』(ミリオン出版)、『裏モノの神様』(幻冬舎文庫)、『社会派くん
がゆく! 維新編』(村崎百郎との共著、小社)など多数。
登録情報
- 出版社 : アスペクト (2006/9/20)
- 発売日 : 2006/9/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 4757213042
- ISBN-13 : 978-4757213043
- Amazon 売れ筋ランキング: - 951,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,432位落語・寄席・演芸 (本)
- - 6,208位演劇 (本)
- - 244,628位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古典落語が、こんなに面白く、危なくなるなんて!
この本を片手に、談笑師匠の落語を聴きましょう☆
唐沢氏の解説も、勉強になりますよ。
この本を片手に、談笑師匠の落語を聴きましょう☆
唐沢氏の解説も、勉強になりますよ。
2017年4月6日に日本でレビュー済み
談笑さんは新作では、志の輔師匠には到底及ばない。落語の技量も談春師匠、生志師匠には勝てない。改作で存在をアピールするしかない。談志師匠は、面白ければいい。と言っていたそうですが、そんな事をやっているうちは俺を抜く事は出来ない。と思っていたと思います。談志師匠は、志の輔、談春、生志には厳しかったそうです。なかなか「良い」とは言いませんでした。弟子とは言え真打ちになればライバルです。万に一かも知れないが負けるかもしれない相手を簡単には誉めない。談笑さんは面白いと思いますが、それ以上でも以下でもありません。落語のスキルを使って落語風(改作)な物をやっている芸人さんです。 それが好きな方はそれを見ればいい。良いとか悪いの問題ではないと思いますので。
2007年4月5日に日本でレビュー済み
立川流の面々はどうしてこんなにも個性豊かなのだろう。志の輔、志らく、談春、そして談笑。皆が皆、談志の“亜流”ではない。っつーか談志は真似出来ない。もちろん断片的に受け継いでいる部分はあるけど、志の輔と志らく、志らくと談春って弟子同士にはほとんど共通項が見られない。他の一門だと、弟子同士が皆、師匠のエピゴーネンで似たり寄ったり、なんてのもあるもんね。
で、談笑。この改作落語全集、はっきり言って、読み物のほうが高座より面白いかも。それ位、完成度高い。もっともっと面白く演れるネタだ。まだまだ表現のほうが雑だと思う。“完成度高い”っての、いきなり前言撤回の部分としては、「片棒・改」のとこで、“赤坂から美形ホストを千人”ってくだりがあるけど、赤坂にはホストクラブって無くて、やっぱ歌舞伎町だし、これは誤植かもしれないけど、宝塚の“月・花・雪・星・そして空”ってくだりね。これってもちろん「空」じゃなくて「宙」。瑣末なことのようだけど、改作の意味ってアップデイト、現代に最適化するってことだよね。テレビのお笑いって、ありゃ芸じゃないって言う人もいるけど、差異へのこだわりって落語の比じゃないからね。素人のほうが下手なプロよりイマのニュアンス持ってる訳だし、そこの共感、代弁も笑いの重要な要素な訳で。本来のお笑いは素人の一歩も二歩も先に行かなきゃ。とは言え、古典でも新作でもない談笑の改作路線を俺は推す。唐沢俊一の「老舗と言われている店ほど味を変えている」「現代に合わせているから長く店が続けられて、老舗になる」ってのは説得力のあるエピソードだよね。
「げろ指南」「薄型テレビ算」そしてなんと言っても「シャブ浜」が秀逸!毎年暮れに微妙にアップデイトされた“シャブ浜ヴァージョン何点何”っての、聴いてみたいね。
で、談笑。この改作落語全集、はっきり言って、読み物のほうが高座より面白いかも。それ位、完成度高い。もっともっと面白く演れるネタだ。まだまだ表現のほうが雑だと思う。“完成度高い”っての、いきなり前言撤回の部分としては、「片棒・改」のとこで、“赤坂から美形ホストを千人”ってくだりがあるけど、赤坂にはホストクラブって無くて、やっぱ歌舞伎町だし、これは誤植かもしれないけど、宝塚の“月・花・雪・星・そして空”ってくだりね。これってもちろん「空」じゃなくて「宙」。瑣末なことのようだけど、改作の意味ってアップデイト、現代に最適化するってことだよね。テレビのお笑いって、ありゃ芸じゃないって言う人もいるけど、差異へのこだわりって落語の比じゃないからね。素人のほうが下手なプロよりイマのニュアンス持ってる訳だし、そこの共感、代弁も笑いの重要な要素な訳で。本来のお笑いは素人の一歩も二歩も先に行かなきゃ。とは言え、古典でも新作でもない談笑の改作路線を俺は推す。唐沢俊一の「老舗と言われている店ほど味を変えている」「現代に合わせているから長く店が続けられて、老舗になる」ってのは説得力のあるエピソードだよね。
「げろ指南」「薄型テレビ算」そしてなんと言っても「シャブ浜」が秀逸!毎年暮れに微妙にアップデイトされた“シャブ浜ヴァージョン何点何”っての、聴いてみたいね。
2006年9月24日に日本でレビュー済み
この本の内容は、題名の「超落語」などでは表せきれないすさまじさ、素晴らしさにあふれております。
唯一の欠点は、(落語本全般に言えること)落語というものは会話体で成り立っている一人掛け合いの芸能なので、紹介される
落語のすべてが活字になっていると漫才の台本のようになっているのですね。
だから読み手は、会話の間を自分の頭の中で再構築しながら読まないと、その話の面白さを味わいつくせない恐れがあるということです。
それを差し引いても、談笑師匠の発想の目が覚めるような新しさ、既成概念をぶっ壊す破壊力、壊された
後から生まれる落語のセンスの良さを、驚嘆しながら読むことが出来る一冊だと思います。
私のような従来の落語も知っている落語ファンには、今までの古典落語はこうだったけど、そーいう風にも出来るのか、うーん、新しい!!と感動できるし、
今まで落語を聴いたことが無い人は、昔のことをもっともらしく言われてもぜんぜんピーンと来ないけれど、
この話だったらわかるし、共感できるし笑える!となるんじゃないかと思います。
師匠は新作も作りますが、今回収録されているものは古典の改作です。師匠の改作振りがすさまじすぎて、まったく原形をとどめていなかったりする場合もあります。
発想が飛びすぎて改作の意図を汲みきれないなと思っても、唐沢先生の博識から湧き出る深い考察による解説が
すべての落語についていて、さらにポーンとひざを打てる親切設計です。
この本は談笑師匠のさらに師匠、立川談志が切り開いた道のさらに先を行く、すべてを超えて行けという「煽り」の書です。
唯一の欠点は、(落語本全般に言えること)落語というものは会話体で成り立っている一人掛け合いの芸能なので、紹介される
落語のすべてが活字になっていると漫才の台本のようになっているのですね。
だから読み手は、会話の間を自分の頭の中で再構築しながら読まないと、その話の面白さを味わいつくせない恐れがあるということです。
それを差し引いても、談笑師匠の発想の目が覚めるような新しさ、既成概念をぶっ壊す破壊力、壊された
後から生まれる落語のセンスの良さを、驚嘆しながら読むことが出来る一冊だと思います。
私のような従来の落語も知っている落語ファンには、今までの古典落語はこうだったけど、そーいう風にも出来るのか、うーん、新しい!!と感動できるし、
今まで落語を聴いたことが無い人は、昔のことをもっともらしく言われてもぜんぜんピーンと来ないけれど、
この話だったらわかるし、共感できるし笑える!となるんじゃないかと思います。
師匠は新作も作りますが、今回収録されているものは古典の改作です。師匠の改作振りがすさまじすぎて、まったく原形をとどめていなかったりする場合もあります。
発想が飛びすぎて改作の意図を汲みきれないなと思っても、唐沢先生の博識から湧き出る深い考察による解説が
すべての落語についていて、さらにポーンとひざを打てる親切設計です。
この本は談笑師匠のさらに師匠、立川談志が切り開いた道のさらに先を行く、すべてを超えて行けという「煽り」の書です。