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どれだけ読めば、気がすむの? 単行本 – 2007/3/1
に続く、闘うブックレビュアー「トヨザキ社長」こと豊崎由美さんの書評集・
第2弾。2000年以降に「GINZA」「Chou
Chou」「本の雑誌」など
に掲載された原稿を収録した、クロニクル的なブックガイドにもなっています。
紹介されている作品は、純文学からミステリー、SF、ファンタジー、歴史小
説、実験小説などなど、まさに雑読系。しかも、膨大な読書量に裏打ちされた
批評眼と、歯に衣を着せぬ物言いが痛快至極! 小説ファンなら必携の1冊で
す。
また、帯に掲載された翻訳家・書評家・書店員さん総勢15名の推薦コメントに
もご注目あれ。翻訳家で仏文学者の野崎歓さんのコメントにあるように、「トヨ
ザキ書評は文学の楽園への早道にして王道です」。
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社アスペクト
- 発売日2007/3/1
- ISBN-104757213581
- ISBN-13978-4757213586
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商品の説明
出版社からのコメント
の書評集第2弾!
■大森望さん(SF翻訳家・評論家)
こんなに読んではいけません。健康のため読み過ぎに注意しましょう。
■岸本佐知子さん(翻訳家)
いいや。酒をやめれば500冊は読めたはず。
■野崎歓さん(翻訳家・仏文学者)
トヨザキ書評は文学の楽園への早道にして王道です。
■鴻巣友季子さん(翻訳家)
70年前「もうすぐ書評家は絶滅する」と宣ったヴァージニア・ウルフもご覧あ
れ、
日本のトヨザキここにあり!
■古屋美登里さん(翻訳家)
本書は、鋭い牙と頑健な顎と繊細な舌をもつ健啖家にして美食家、
豊崎由美が味わいつく した贅沢なディナーである。
■永江朗さん(ライター)
社長! 読んだ本はどこにしまってあるんですか?
■岡野宏文さん(クリティカル・エンタテイナー)
本書の3大欠陥。
その1、内容が濃くて疲れる。
その2、評が的を射てて悔しい。
その3、著者が僕ではない。
■千野帽子さん(文筆業)
わかりきったことが好きな読者、ジャンルと寝る書評家を逆撫で。
だれかこの人の骨を拾う人はいませんか?
■仲俣暁生さん(フリー編集者・文筆家)
小説とその書き手への、愛と敬意、そして人間性の肯定に満ちた書評集。
辛口悪口ばかりがヒヒョーじゃない。
■米光一成さん(ゲーム作家)
鬼。
■田口久美子さん(書店員=ジュンク堂池袋本店副店長)
トヨザキさんは書店の存在を意識した発言をする、初めての文芸評論家です。
■白川浩介さん(書店員=オリオン書房ノルテ店)
トヨザキ社長の虚飾を剥ぐ正しい書評のせいで、
売れるはずだった本が売れなくなったこともあり......
どうしてくれるっ!
■小川紘枝さん(書店員=青山ブックセンター本店)
本を買って読んで書評を書く。たまにこうして本になる。
深き愛がなす美しい循環。社長、今日もお仕事ですよ。
■林香公子さん(書店員=ブックファースト渋谷店・仕入企画)
迷子になりがちな本の山の中で、社長の記録に何度救われたことか!
いつもありがとうございます。
■上村祐子さん(書店員=丸善・丸の内本店)
書店員、必読・必携!! これでどんなお問い合わせも答えられそうです。
社長、一生ついていきます!
著者について
公論」などで書評を執筆。文芸のみならず、演劇、競馬、スポーツ、テレビドラ
マなど興味はエンターテインメント全般に及び、執筆活動の範囲はきわめて広
い。著書にB級スポーツ観戦記『それ行けトヨザキ!!』(文藝春秋)、日本の
文学賞を徹底検証して話題となった『文学賞メッタ斬り!』と続編『文学賞メッ
タ斬り!リターンズ』(共にPARCO出版/大森望との共著)、20世紀の日本
のベストセラーを鋭く考察した『百年の誤読』(ぴあ/岡野宏文との共
著)、過激な袋綴じ付録でも話題となった『そんなに読んで、どうするの?
----縦横無尽のブックガイド』(アスペクト)などがある。通称「トヨザキ社
長」。
登録情報
- 出版社 : アスペクト (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 317ページ
- ISBN-10 : 4757213581
- ISBN-13 : 978-4757213586
- Amazon 売れ筋ランキング: - 587,651位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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なによりも読み物として面白いです。
評論家の書評というと、難しくて素人には解らない、
という感じの印象しかありませんでしたが、
この本は、まるで親しい友人が、
最近読んだ本について文句を言ったり誉めたりしている、
っていう感じで、逆に、すんなり入って来ます!
そのうえ、口調は、平易でわかりやすい言葉です!
読み物としても充分に楽しく、
文字通り、雑誌を読むように、お気軽です!
読み物として、楽しく時間を過ごすことができました!
愛の伝道だということを感じさせてくれたのはまさにこの著者なのです。
いかに著者が本の世界を愛しているか、
そして愛ゆえにこの業界の行く末を憂いているか。
圧倒的な知識と麗しいボキャブラリー。
時にはせつせつとかきくどき、時には少女のように胸に本を抱きしめ、
時には落ち込み、しかし日が昇ればまた衆愚のために道を照らす。
それは、さながら旗を掲げて民衆を扇動するドラクロワの女神、
もしくは立て板に水の口上で大衆を惑わせ、煽って購買に導く
大道芸の達人を彷彿とさせます。
それでもなぜなのか、この本で太鼓判を押された本たちを
読むことはこれからもないような。
彼女の書評の熱さにすっかり燃え尽きてしまったからというのもありますが
私は、自分が「本読み」ではないんだということを
思い知らされてしまったのかもしれません。
女神のアジテーションに心を奪われつつ、ついていきたいけれど
一歩足を踏み出せず遠巻きに眺める大衆に紛れて隠れてしまいたいような。
だってあまりに厖大で深淵な世界。踏み込んだら戻ってこれないことでしょう。
「メッタ斬り!」シリーズとの併読がさらにアツイ!
そう思うのはひとつの本を紹介するときに、他書を引き合いに出したり比較したりと縦横無尽に書名・著者名が跳びだしてくるからだ。
取り上げられている著者のお勧め本は自分の好きなジャンルでも未知のものが多く、ブックレビューとしては素人レビューをはるかに超えている。読んでみたい本がたくさん増えてしまったが残りの人生で読みきれるだろうか、それだけが心配だ。
なぜ整理しないのだろう。
それに、その作品から後、TY氏は何冊も本を出している。これほどアツく語っているのだから、誉めるなり貶すなり何かフォローがあって然るべきではないか。
作品紹介や批評はまっとうなのだから、もう少し丁寧に作ることを願う。