森永氏の本を数冊読んだ感想は、今後年収格差が大幅に拡大するということです。本当に富める1割程度の人々とそうでない9割の人々に分かれるということを言われています。中間層が大幅にスリム化し、大半は生活レベルまでも落とさざるを得ないことです。又、ざっくり言えば日本はアメリカ式経済に追従したためこのような社会構造や経済的変化にならざるを得なかったというのが、物事の本質でしょう。
森永氏は、アメリカ式経済よりもヨーロッパ式経済を高く評価し。特にイタリア式経済に一目置かれているようです。それ以上に注目すべき点は、イタリア人の労働は日本人よりもかなり効率的に動いているということです。日本では労働時間内における無駄が多過ぎることを著者は指摘しております。(例えば、無駄な会議や社員同士における居残りなど)
そこで、著者はそれでも今と同じような働き方をこれからもしていきますか?と問いかけている。年収は多いが激しい競争を勝ち抜かなければならない勝ち組の生き方と年収は低いが好きなことをしながらとりあえず普通の生活をしていける生き方とどちらがいいですか?と読者に問いかけています。その答えを出すのは読者自身しかいません。
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やめる!―年収崩壊時代を勝ち抜く方法 単行本 – 2009/5/26
森永 卓郎
(著)
“崩れゆく時代”を生きのびるための新常識――出世をやめる! 貯金をやめる! 情報収集をやめる! アメリカ追従、成果主義、仕事ひと筋、人脈づくり、残業、都会暮らし、横並び、貯金、保険、キャリア志向、自分探し、子供への期待etcをやめる! 仕事、世間、家庭、これまでの自分自身にしがみつかない“身軽な生き方”こそ、未来を生きる方法である。
いまの生活を見直してみたらどうだろうか。勇気を出して、思い込みを捨ててみたらどうだろうか。見栄を捨てても、体や心は壊れない。逆に、それをきっかけとして本来の人間らしい暮らしを取り戻せることも多いはずだ。長い人生を考えたら、不安に駆られて脇目もふらずに走り続けるよりも、いったん立ち止まって、もう一度目的地を確認した方が、結果的には早く目的地にたどり着けると思う。本書はあなたが立ち止まるためのヒント集だ。
いまの生活を見直してみたらどうだろうか。勇気を出して、思い込みを捨ててみたらどうだろうか。見栄を捨てても、体や心は壊れない。逆に、それをきっかけとして本来の人間らしい暮らしを取り戻せることも多いはずだ。長い人生を考えたら、不安に駆られて脇目もふらずに走り続けるよりも、いったん立ち止まって、もう一度目的地を確認した方が、結果的には早く目的地にたどり着けると思う。本書はあなたが立ち止まるためのヒント集だ。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社アスペクト
- 発売日2009/5/26
- 寸法11.2 x 1.1 x 17.5 cm
- ISBN-104757216920
- ISBN-13978-4757216921
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商品の説明
著者について
森永卓郎(もりなが・たくろう)経済アナリスト、獨協大学経済学部教授
1957年東京都生まれ。東京大学経済学部を卒業後、日本専売公社、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局、株式会社UFJ総合研究所経済・社会政策部で部長兼主席研究員、三菱UFJリサーチ&コンサルティング客員研究員などを経て、現在に至る。著書に『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)、『大不況!! 年収120万円時代を生きる』(出版社あ・うん)、『年収崩壊』(角川SSC新書)、『平和に暮らす、戦争しない経済学』(アスペクト)ほか。
1957年東京都生まれ。東京大学経済学部を卒業後、日本専売公社、日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局、株式会社UFJ総合研究所経済・社会政策部で部長兼主席研究員、三菱UFJリサーチ&コンサルティング客員研究員などを経て、現在に至る。著書に『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)、『大不況!! 年収120万円時代を生きる』(出版社あ・うん)、『年収崩壊』(角川SSC新書)、『平和に暮らす、戦争しない経済学』(アスペクト)ほか。
登録情報
- 出版社 : アスペクト (2009/5/26)
- 発売日 : 2009/5/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 176ページ
- ISBN-10 : 4757216920
- ISBN-13 : 978-4757216921
- 寸法 : 11.2 x 1.1 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 96,714位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,162位社会・政治 (本)
- - 22,782位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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経済アナリスト。1957年、東京都生まれ。1980年、東京大学経済学部卒業。経済企画庁総合計画局、三井情報開発(株)総合研究所、(株)UFJ総合研究所を経て、獨協大学経済学部教授。専門は労働経済学と計量経済学。堅苦しい経済学をわかりやすい語り口で説くことに定評があり、執筆活動のほかにテレビ・ラジオでも活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「経済ニュース」見方を変えればこんなに儲かる (ISBN-10: 4413019830)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年7月9日に日本でレビュー済み
副題にある「崩れゆく時代」を「生きのびる」ための「新常識」。
この3つのキーワードは秀逸で、森永氏の本書の核心をうまく表しています。
正しいと信じ込んできたすべての「常識」(神話、信仰)が崩壊し、
価値観の大転換を求められる昨今に、森永氏が送る、目からうろこの
新常識。これはおもしろい、と同時に、実用的な視点がたくさんあります。
特に単一的価値観、「いい学校を卒業して」「いい会社へ入って」「まわりと
仲良く」「まじめに働いていれば」「年功序列、右肩あがりの賃金、終身雇用、
横並び」で、そこそこの定年後のまっとうなくらしが「ほぼ」保証されていた、
そんなサラリーマンが支える、古きよき経済主導の日本システムは、完全に
崩壊しました。
それに代わって、自分の価値観、多様な世界観、多様な人生観、多様な生き方、
カネがすべての幸福をもたらすという、誰もが信じて疑わなかった幻想、虚構
をいったん捨てて、中心の価値観を自分の幸福感の再構築からはじめること
をすすめる、森永氏渾身のエッセイ。
よく、絶頂期を過ぎても、国民が幸福に暮らす国として、
日本の先をゆくモデルとしてイギリス(イングランド)がとりあげられますが、
本書で森永氏がモデルにしているのがイタリア。中小企業が多数を占める
けれども、大量生産大量消費システムとは反対のブランド戦略で成功する
この国の国民は、実はラテン系でも、高い生産性を誇る働きものの国であった。
暗に、米国至上主義、米国追従盲信主義を批判し、世界には、世の中には、
日本には、あなたの身の回りには、あなたが気づかない、こんなにも多様な
価値観、多様な生き方、生活がある、ということを説いています。
会社に人生を預けず、自分の好きなことをして食べていけるようにするための
ヒントも満載のお薦め本です。
この3つのキーワードは秀逸で、森永氏の本書の核心をうまく表しています。
正しいと信じ込んできたすべての「常識」(神話、信仰)が崩壊し、
価値観の大転換を求められる昨今に、森永氏が送る、目からうろこの
新常識。これはおもしろい、と同時に、実用的な視点がたくさんあります。
特に単一的価値観、「いい学校を卒業して」「いい会社へ入って」「まわりと
仲良く」「まじめに働いていれば」「年功序列、右肩あがりの賃金、終身雇用、
横並び」で、そこそこの定年後のまっとうなくらしが「ほぼ」保証されていた、
そんなサラリーマンが支える、古きよき経済主導の日本システムは、完全に
崩壊しました。
それに代わって、自分の価値観、多様な世界観、多様な人生観、多様な生き方、
カネがすべての幸福をもたらすという、誰もが信じて疑わなかった幻想、虚構
をいったん捨てて、中心の価値観を自分の幸福感の再構築からはじめること
をすすめる、森永氏渾身のエッセイ。
よく、絶頂期を過ぎても、国民が幸福に暮らす国として、
日本の先をゆくモデルとしてイギリス(イングランド)がとりあげられますが、
本書で森永氏がモデルにしているのがイタリア。中小企業が多数を占める
けれども、大量生産大量消費システムとは反対のブランド戦略で成功する
この国の国民は、実はラテン系でも、高い生産性を誇る働きものの国であった。
暗に、米国至上主義、米国追従盲信主義を批判し、世界には、世の中には、
日本には、あなたの身の回りには、あなたが気づかない、こんなにも多様な
価値観、多様な生き方、生活がある、ということを説いています。
会社に人生を預けず、自分の好きなことをして食べていけるようにするための
ヒントも満載のお薦め本です。
2009年12月17日に日本でレビュー済み
年収300万円でもちゃんと暮らしていける!と高らかに謳って
ブームを引き起こした筆者。私はけっこう好きでした。
筆者も経験した「ちゃんとした会社を辞めるときの恐怖感」に共感する人も多いのではないでしょうか。
だから、会社は辞めずにしがみつけ、という主張を繰り返し書いていたのですね。
でもここでは再び「人間らしい暮らしに戻る方が、幸せかも」と主張しています。
会社に忠誠を誓い、自分を犠牲にして病気になる寸前まで働かされたあげくリストラ、賃下げはやっぱり悲しすぎます。
この本は若い人向け、と感想を述べられた方、身動きとれなくなってませんか?
人生一度きり、マスコミや世間に踊らされずに
したいことして生きていきましょ。見栄をはるのをやめましょ。っていうか、もう見栄はれませんね。
だけど、妻子とローンをかかえて、高校生と同じ時給で働くのも悲しい。
はたして、それが人間らしい暮らしなのか。遠吠えにすぎないのでは。そんな読み方もできるでしょう。
ここ数日、新政権の脱アメリカべったり路線を見ていると
「アメリカ追従をやめる」「日米比較をやめる」の見出しが並ぶこの本が、ちょっぴり予言の書めいてきました。
ブームを引き起こした筆者。私はけっこう好きでした。
筆者も経験した「ちゃんとした会社を辞めるときの恐怖感」に共感する人も多いのではないでしょうか。
だから、会社は辞めずにしがみつけ、という主張を繰り返し書いていたのですね。
でもここでは再び「人間らしい暮らしに戻る方が、幸せかも」と主張しています。
会社に忠誠を誓い、自分を犠牲にして病気になる寸前まで働かされたあげくリストラ、賃下げはやっぱり悲しすぎます。
この本は若い人向け、と感想を述べられた方、身動きとれなくなってませんか?
人生一度きり、マスコミや世間に踊らされずに
したいことして生きていきましょ。見栄をはるのをやめましょ。っていうか、もう見栄はれませんね。
だけど、妻子とローンをかかえて、高校生と同じ時給で働くのも悲しい。
はたして、それが人間らしい暮らしなのか。遠吠えにすぎないのでは。そんな読み方もできるでしょう。
ここ数日、新政権の脱アメリカべったり路線を見ていると
「アメリカ追従をやめる」「日米比較をやめる」の見出しが並ぶこの本が、ちょっぴり予言の書めいてきました。
2009年6月15日に日本でレビュー済み
素晴らしい内容!
共感することだらけです。
基本的に森永氏の考え方は前から好きでしたが、
この本を読み、改めてその認識を強めました。
共感することだらけです。
基本的に森永氏の考え方は前から好きでしたが、
この本を読み、改めてその認識を強めました。