専門書にありがち難解な用語解説ではなく、かといって単なる現場の体験談ではなく、異文化に触れた様々な立場の人々のナマの声とその背景にある問題点、研究の現状がわかりやすく結びつけられている。
多くの検定受験者が苦手意識をもつ、理論の提唱者や統計なども「覚える」というより、目の前の具体的な状況を「考えて」いくことにより、自然に身につけられるようになっている点は受験者にはありがたい。
また何気ないコミュニケーションの中から相手が持つ想いやそこに潜む問題点を見出していく筆者の視点は、日本語教育に携わる者のみならず、多文化共生の時代を生きる者すべてにとって大切なものを教えてくれる。
タイトルにこだわらず、幅広い読者層におすすめしたい一冊。
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[日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズ]日本語教育能力検定試験に合格するための異文化理解13 単行本(ソフトカバー) – 2007/5/23
鈴木 伸子
(著)
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大好評の「日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズ」、いよいよ第3弾が登場しました!
『基礎知識50』『記述式問題50』に続く本書では、「専門書はあるけど参考書がない」といわれていた「異文化理解と心理」の試験範囲を網羅しています。
文化、アイデンティティ、状況的学習論など、近年の検定試験では必ず問われる用語をゼロから理解できる、最もわかりやすい解説書です。
試験では、単に専門用語を知っているだけでは決して答えることのできない出題が増えています。そのため本書では、専門用語を専門的なままに説明するのではなく、現職日本語教師である著者自身の直面した実体験を織り交ぜながら用語のより深い理解を確実にすることができます。
この本を読めば、「なぜ異文化理解と心理の知識が求められるのか」がわかるはず。試験に合格した後も役立つ必読書です。
『基礎知識50』『記述式問題50』に続く本書では、「専門書はあるけど参考書がない」といわれていた「異文化理解と心理」の試験範囲を網羅しています。
文化、アイデンティティ、状況的学習論など、近年の検定試験では必ず問われる用語をゼロから理解できる、最もわかりやすい解説書です。
試験では、単に専門用語を知っているだけでは決して答えることのできない出題が増えています。そのため本書では、専門用語を専門的なままに説明するのではなく、現職日本語教師である著者自身の直面した実体験を織り交ぜながら用語のより深い理解を確実にすることができます。
この本を読めば、「なぜ異文化理解と心理の知識が求められるのか」がわかるはず。試験に合格した後も役立つ必読書です。
- ISBN-104757412339
- ISBN-13978-4757412330
- 出版社アルク
- 発売日2007/5/23
- 言語日本語
- 本の長さ195ページ
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登録情報
- 出版社 : アルク (2007/5/23)
- 発売日 : 2007/5/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 195ページ
- ISBN-10 : 4757412339
- ISBN-13 : 978-4757412330
- Amazon 売れ筋ランキング: - 911,590位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 112位日本語教育能力検定試験
- - 435位日本語教育
- - 3,338位日本語研究
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
難解な料理用語の理解を助けてくれると期待して購入したが、書かれていることは一般の辞書にも載っているものばかりで、特に目新しいものはなかった。
2007年6月14日に日本でレビュー済み
電車が止まってしまいバイト先に遅刻した韓国人留学生。遅刻の理由を説明していたら、バイト先の店長が「言い訳ばかりで謝らんのか!」と一喝。こういう場合、韓国では理由がまっとうなものかどうかが大事なので、まずは説明しただけなのに…。会話や文章の組み立て方はその国によって違う。よくある「文化ギャップ」の光景だが、そこからコミュニケーションの背後にあるコンテキスト(文脈)の差が見えてくる。―
「異文化理解」というとなにやら堅苦しいが、要は自分と違う背景、文化の中で育った人とどうコミュニケーションしていくか、その心のノウハウみたいなもの(たぶん)。著者自身が日本語教員として留学生などに接する中で見聞きした数々のエピソードから、「異文化体験」の諸相を紹介、それがどういうメカニズムで起こってくるのか、どう乗り越えていくべきかなどが平易な語り口で解説されている。
心理学や社会学、教育学など、様々な領域にまたがる学説も丁寧にやさしくひもとかれている。私自身は日本語教師を目指す者ではないが、マイノリティの問題や子どもの発達、日本語教育の実践現場など、広く異文化コミュニケーションについてのコンパクトな入門書になっていて、とても興味深く、また面白く読めた。
留学生や外国人の友人のエピソードを語る著者の視線は、終始暖かい。
「異文化理解」というとなにやら堅苦しいが、要は自分と違う背景、文化の中で育った人とどうコミュニケーションしていくか、その心のノウハウみたいなもの(たぶん)。著者自身が日本語教員として留学生などに接する中で見聞きした数々のエピソードから、「異文化体験」の諸相を紹介、それがどういうメカニズムで起こってくるのか、どう乗り越えていくべきかなどが平易な語り口で解説されている。
心理学や社会学、教育学など、様々な領域にまたがる学説も丁寧にやさしくひもとかれている。私自身は日本語教師を目指す者ではないが、マイノリティの問題や子どもの発達、日本語教育の実践現場など、広く異文化コミュニケーションについてのコンパクトな入門書になっていて、とても興味深く、また面白く読めた。
留学生や外国人の友人のエピソードを語る著者の視線は、終始暖かい。