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DL特典付 不思議の国のグプタ―飛行機は、今日も遅れる 単行本(ソフトカバー) – 2013/4/10
小説部分をメフィスト賞作家の清涼院流水氏が、TOEICのうんちくたっぷりの解説を、多数のTOEIC対策本の著者であるヒロ前田氏がそれぞれ担当しています。
異分野の二人がタッグを組むことで実現した、「学び」と「愉しみ」の新世界をお楽しみください。
ある日、主人公グプタは、不思議な違和感をおぼえた。
・図書館は、いつも閉まっている。
・アルコールとタバコが、存在しない。
・飛行機は、いつも遅れる。...etc.
「なにかが、おかしい……この世界は、どうも変だ」
グプタは単身、その謎に挑むが……。
【本書の3大特徴】
1.TOEICに繰り返し出題される出来事や状況を、よく練られたストーリーの中ですんなり理解できる!
2.ヒロ前田氏が長年分析してきたTOEICの傾向を、ストーリーに付された多数の解説でがっちり把握できる!
3.TOEICや英語が好きでも嫌いでも、知っていても知らなくても、誰でも楽しめる本格的ミステリー小説!
【読者特典のダウンロードコンテンツも充実! 】
この本のためだけのダウンロード特典をご用意。初めてTOEICにチャレンジする人にも、有益な情報が盛りだくさんです。
1)TOEIC超ミニ模試&解説(PDF/39ページ)
2)学習メソッドの紹介(PDF/5ページ)
3)著者&編集者 制作ウラ話(音声ファイル47分)
TOEIC is a registered trademark of Educational Testing Service (ETS). This publication is not endorsed or approved by ETS.
【目次】
はじめに
FIRST SECTION
世界の謎に耳を傾ける(LISTENING)
Part 1 予兆 -Signs-
解説
Part 2 覚醒 -Awareness-
解説
Part 3 抵抗 -Resistance-
解説
Part 4 模索 -Searching-
解説
SECOND SECTION
世界の謎を読み解く(READING)
Part 5 急転 -Turnover-
解説
Part 6 試験 -Examination-
解説
Part 7 英雄 -Hero-
解説
おわりに
重要語彙リスト
改めて知る、TOEIC(R) テストとは?
読者モニターの声より
【対象レベル】
●対象レベル:全レベル
- 本の長さ193ページ
- 言語日本語
- 出版社アルク
- 発売日2013/4/10
- ISBN-104757422792
- ISBN-13978-4757422797
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登録情報
- 出版社 : アルク (2013/4/10)
- 発売日 : 2013/4/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 193ページ
- ISBN-10 : 4757422792
- ISBN-13 : 978-4757422797
- Amazon 売れ筋ランキング: - 110,210位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 299位TOEIC
- カスタマーレビュー:
著者について
高知県生まれ。幼稚園と小学3年生までは関西人。1980年に福井県に引っ越し、1990年春、高志高校卒業。神戸大学経営学部入学。ESSで英語学習と英語ディベートに明け暮れる。ディベートの全国大会で3位を受賞した実績がある。1995年、神戸大学卒業。
1997年アルク入社。2001年、ロバート・ヒルキ氏を講師にスタートした講座「TOEICテスト730点突破ゼミ」をプロデュース。2003年5月から講師として全国の企業・大学・大学生協・高校で指導を開始。2005年からTOEICを教える人を教える指導者むけ講座をプロデュース。
2008年12月にグランドストリーム株式会社を設立。トヨタ自動車、シャープ、森精機、オムロン、NTTドコモなどで研修を担当しつつ、一般学習者を対象にしたセミナーや合宿も行う。英語のネイティブスピーカーにTOEICの教え方を英語で教える研修も行うほか、問題作成の技術を英語で指導するなど、国内で活動するネイティブスピーカーをTOEICの指導者、教材制作者として育成する活動も行っている。2017年9月、勉強スペース「T'z英語ラウンジ」を世田谷区南烏山に設立。
TOEIC公開テストの受験回数は120回超(2019年11月現在/取得スコアは15点~990点)
著書:
『TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+』『不思議の国のグプタ―飛行機は、今日も遅れる』など。
趣味:
将棋、ハマれる海外ドラマを探すこと
1974年8月9日、兵庫県西宮市生まれ。
小説の既存ジャンルにこだわらない「大説家(たいせつか)」を自称する娯楽小説(エンターテインメント)作家。「The BBB」編集長。英訳者。マンガ原作者。
京都大学在学中の1996年、『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。
日本人の小説家やビジネス書著者の作品を英訳して全世界に発信するサイト「The BBB」を2012年12月にオープンし、著者、英訳者、編集者として、これまでに220作品以上の電子書籍を刊行。
TOEICスコア: 990(満点)を5回獲得。
2020年7月20日に受洗し、クリスチャン(カトリック信徒)となる。
最新刊は『どろどろのキリスト教』(朝日新書)。
NHK「ラジオ英会話」2021年4月号より、連載「英語で読む戦国武将列伝」(英文執筆: 早稲田大学名誉教授ジェームス・M・バーダマン先生)の和訳を担当中。
近著に『どろどろの聖書』(朝日新書)、『三日坊主でも英語は伸びる』『50歳から始める英語』(幻冬舎新書)、『きみと行く 満天の星の彼方へ』(リチェンジ)、『感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000』(明日香出版社)。
おもな著作に、
2018年1月に同時刊行した『純忠 日本で最初にキリシタン大名になった男』(WAVE出版)と『ルイス・フロイス戦国記 ジャパゥン』(幻冬舎)、
世界初のTOEIC小説『不思議の国のグプタ』(アルク)、
実在の英語学習者たちを描いたノンフィクション『社会人英語部の衝撃』(KADOKAWA)、
マイケル・ジャクソンの人生を描いた小説で、ビジネス書と音楽本の要素もある『キング・イン・ザ・ミラー』(PHP)、
デビュー15周年記念作品として2011年に刊行した『清涼院流水の小説作法』(PHP)、
小説仕立てのビジネス書『成功学キャラ教授 4000万円トクする話』(講談社)、
2007年に12か月連続刊行を達成した、英語と京都と運命の物語『パーフェクト・ワールド』(講談社)、
デビュー作と同じテーマに13年ぶりに挑んだ『コズミック・ゼロ 日本絶滅計画』(文藝春秋)、
『羊たちの沈黙』へのオマージュとして執筆した『B/W(ブラック・オア・ホワイト)完全犯罪研究会』(太田出版)、
ケータイ小説として1年間連載した初の純愛ミステリー『忘レ愛』(SDP)、
前半が小説で後半がゲームブックという特殊な構成の『LOVE LOGIC 〜蜜と罰〜』(KADOKAWA)、
見開きごとに新しい事件が起きる日めくりカレンダー的な仕掛けの『とくまでやる』(徳間書店)、
ゲーム・クリエイター飯野賢治氏との共著「RE(アールイー)」名義で、エンピツで本をこすると登場人物の心理が浮かび上がる『レッドブック ワルツの雨』(幻冬舎)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
電子書籍版なら大した値段でもないですし、レビューを見て気になったので買ってみました。
まだ途中までしか読んでいませんが、痛烈な皮肉が込められていて思わず笑いました。
痛烈な、と言っても「TOEICというのは英語力を図るのには向いていない云々」というようなダイレクトなものではなく、ぶっちゃけこういうことしか聞かれないよね、というウィットに富んだ皮肉です。
文中の登場人物たちの会話はあーあるある、という感じですが、その際に書かれている注釈が非常にメタ的です。
例えば
「登場人物たちは決して喧嘩をせず、意見が食い違っても30秒以内には合意する」
「留守電の録音はスケジュールの変更を伝えるためのものだが、患者の都合などまったく気にせず30秒間しゃべり続ける」
という、リスニングセクションに嫌気が差した人ならわかるわー!あの録音腹立つんだよなー!みたいな共感をし、そこが笑えます。
過去問にしても、模試にしても、TOEICではある意味イレギュラーは中々起こらない、ということもほのめかされています。
TOEICの試験内容やリスニング内容に嫌気が差していましたが、少し視点を変えてみるとTOEICの内容を真面目に受け取るのが馬鹿らしくなってくるというか、こんな内容しか出ないなら何とかなりそうじゃん!どうせまた歯医者の予約についての電話でしょ?という気持ちになれます。
個人的に好きなのはPart1について言及しているところで、注釈に「一生言わないであろう英文が流れて、描写(discribe)について聞かれる」という部分です。確かにベンチに人が並んで座ってるから何じゃって話ですよね笑
こんな感じで、TOEICとの付き合い方を変えたくなったら読んでみても良いのではないでしょうか。
すでに絶版になっていると思いますが、
理由があるというのがわかるだけでも
問題を解く楽しさがわかる本かなと思います。
仕事とは切り離してTOEIC の世界にはまるのも悪くない。
笑いながら楽しく読めます。
読み始めた瞬間から止まらず、1日で読み終えました(実際、文章量は少ないですが)。TOEICを複数回受けてきた人には、「あるある」のネタがたくさん散りばめられているらしいです。内容は極めてバカバカしいですが、いつの間にやらTOEICの試験制度や出題傾向について学べるようになっています。そして何より、この本を読んだ後は、TOEIC試験を受けることが「楽しみ」になりました。
会社の指示によるTOEIC受験ですが、「嫌々受ける」より「楽しく受ける」方が生産的に決まっています。この本による英語学習モチベーション向上効果を考えると、この本は凡百の参考書やテキストなどよりも、ある意味はるかに価値があるとすら言えそうです。
流水大説とは、清涼院流水氏が手がける、独特の世界観からなる小説のことです。
そしてTOEICとは、受験者数が遂に英検を超えたという、英語力テストのことです。
いつもの流水大説では、著者が独自に考えた世界をもとに物語が展開されます。
しかし今回は「実はTOEICのすべての問題文は、ひとつの世界の出来事としてつながりを持っており、
なおかつそこで語られた内容は事実である」という仮定のもとに描かれた、TOEICの世界が舞台です。
これにより作品世界は、流水大説らしい不条理さを持ちつつも、「TOEICあるある」ネタで埋め尽くされている、
という仕掛けがなされています。
そのため大説ファンならその大説らしさを楽しむことができ、TOEIC愛好家なら「あるある!」と
笑いながら読めるでしょう。
英語力テストの世界の話といっても、英語はほとんど出てきませんし、出てきても本筋とは関係ありません。
英語力ゼロでも読めるので安心です。
一方、一章ごとにTOEIC講師・ヒロ前田氏による解説がついていますが、こちらもかなり面白い。
「TOEICの世界には新装開店がよくあるのに、店じまいする店はない」など、TOEICの問題文について
真面目に調査・報告しているのが、バカバカしいながらもタメになります。
TOEICの問題文の世界を「不思議の国」としてとらえ、魅力的に語ること。
英語力テストを、英語を使うことなく、こんなに面白い世界として描くとは。
テストというものに関して、こういうアプローチで臨んだ本は未だかつてなかったでしょうし、おそらくこれからもないでしょう。
興味のある方は、ぜひ一読を。
また、2時間ぐらいで読めるので、流水大説の入門書としてもお奨めです。