派手とか萌えとかとは無関係な作品ですが、いつも次が楽しみな作品です。
安心してお勧めできます。
第4巻は時間に関するリューシカの疑問が山盛り。
昨日の自分はどこへ行った？ 今日の自分とは違う昨日の自分は。
起きている時の自分は自分の頭の中にいるけれど、眠っている時は自分はどこにいる？
そして寝ると寝てないの境にどんな世界がある？
冷蔵庫が新しいものに買い替えられる時、古い物はどこへ行く？
子どものたわいない疑問と言う無かれ。大人だって知らないこと、知りえないことが
あります。笑って読んではいるけれど、一人として高みの見物とはいかないはず。
刑事コロンボを見ながら映画の中の時間の流れと自分の時間の関わりあいについて
リューシカも学んでいるようですから、だんだん大人になってゆくのでしょうが、
それはそれで残念かも。
父が活躍しています。でも母はご多忙なようでマンガにも不在ですね。
家電量販店に冷蔵庫を買いに行った時のリューシカはコートを着ていますが、
その下がいつもの黒のサロペットかどうかは、はっきりしません。残念。
赤で襟と袖口が白いパジャマのかわいい姿が今回は多めです。
いつも同じ服装の中、夢の世界の案内人として燕尾服を着ているリューシカの
「その24」扉絵は貴重です。
ところで、隣家の猫矢隅子嬢が大変気になります。得意ではないのだけど小さな
リューシカをがっかりさせまいと一生懸命コミュニケーションを取ろうとする高校生？
は健気です。
警告：例によって「あとがき」はスキップのこと。
更に今巻に限りカバーを外すこと厳禁。
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