“その29”：電車が来るとカンカン鳴る踏切の警報。それがリューシカにかかるとこんなにも面白い。
秀逸なのが、“その30”のステテコ話。音声言語の曖昧さからもたらされる未知との遭遇。
笑って、見つけて、怖がって、思いやる。驚いて目を丸くし、目をつむっていろいろ考える。
リューシカと共に世界は広くて未知と驚異に溢れていることを思い出すコミックです。
心がバタバタしている時、これを読めば落ち着くでしょう。
例によって後書きは飛ばし、最初に戻って読みなおしましょう。
不思議なのはカバー絵に居るトンボが、その後どこにも飛んでいないことです。
扉に龍鹿が飛んでいますが。
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