スペースオペラ作品ですが、ナイフから反物質砲までとにかく戦闘(攻撃)装備の
種類が凄まじい。 ちょっとしたSF戦記物を書きたければ、資料はこの1冊でOK。
鈴木雅久氏のイラストは表紙だけなのでションボリですが、システムの特徴が
技能のレベル数分の20面ダイスを振るスキル判定。
(古いTRPGゲーマーな私にとって20面ダイスは象徴的な物体なのです。)
これは私的に好感が持てた。 適量の20面を振るのは、多数の6面を一気に
振るよりも良いと感じます。
ただ超初心者さんには「20面ダイスって何?」って可能性もありますが・・・。
そういった面では、どこでも入手可能な6面の方がユニバーサル。
公団が管理する古代超文明の「ゲート」を利用して、生存圏を拡大した人類って
設定までは良かったんだけど、このゲームの核心である「碑文」ルールが
ちょっと邪魔。 SF小説を書くギミックとしてなら面白いけど、各プレイヤーが
主人公なんだから、ストーリーまで製作者側に作ってもらわなくても良い。
この「製作者側の満足ルール」さえ上手くオミットすれば、それなりに楽しく
スターウォーズができると思います。
年代的続編「ザ・エイジ・オブ・ザ・ギャラクシー」も発売されていますが、あちら
は「20面って何? 6面いっぱい振ろうぜ!」なので、中古での価格の安さも
勘案すれば、スペオペを覗いてみたいゲーマーにはこちらの方が良いかな。
もちろん「碑文」は上手く除外して、自由なシナリオを作ってはいかがでしょう?
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
スターレジェンド (ログインテーブルトークRPGシリーズ) 単行本 – 2004/4/1
銅 大
(著),
ファーイースト アミューズメント リサー
(著)
銅大 with F.E.A.R. 渾身のスペースオペラRPGがついに登場。無限のフロンティアを切り開くのはプレーヤーのキミ自身だ!!
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(エンターブレイン)
- 発売日2004/4/1
- ISBN-104757718926
- ISBN-13978-4757718920
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
未来、生活圏を宇宙へと広げた人類。だが、その一方で地球と地球の情報は失われた。今、伝説の「地球」を求め、冒険が始まる。スペースオペラRPGの決定版。カヴァー裏、裏表紙に書き込み式のキャラクターシート他。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(エンターブレイン) (2004/4/1)
- 発売日 : 2004/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 239ページ
- ISBN-10 : 4757718926
- ISBN-13 : 978-4757718920
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,570,223位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 141,877位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2004年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
銅大さんは、もう10年前以上からゲームメディアに露出しているくせに、立場としては一ゲームユーザーであると言う、いわば「デザイナー以上に有名なゲームファン」だ。彼のサイトはゲームを中心に多くの雑学を交え大変に読み応えのあるサイトになっている。
その彼が今回ついに自らが作っていた壁を越え、評価される側になると聞いて、いくばくかの期待を込めてこの本を買った。例えば、彼が愛してやまないトラベラーの要素があるか、とか、現代のTRPGにおいて彼のバックグラウンドであるウオーゲームのエッセンスがどのように入っているか、とか、昔のスペオペの要素をどう調理するか、とか。
が、このような、いわば今までのTRPGにない要素を期待した部分は、全て裏切られた。このゲームは今までのFEARが出してきた「コンベンション用一話完結型ヒーローRPG 」のスペオペ版だったのだ。
先に断るが、FEARのゲームのクオリティは決して低くない。RPG冬の時代に先陣を切って自らパッケージ商品を出版し、コンスタントにサポートをしてきた姿勢は尊敬に値する。しかし、現在、ある程度の評価と支持者を得て、自らが作った成功メソッドに縛られている気がする。
このゲームはそんななかでの最近のFEARのゲームの特質を大きく出している。例えば、キャラクターの構成が[能力値・技能値・特殊能力」で、それぞれを三つのクラスを選ぶことによって決定する点。セッションのスタイルは基本的に一話完結でキャンペーン要素がアピールしない点。世界観の詳細をわざと希薄に作り、サポートの余地を見せている点。つまり軽くて遊ぶ相手を余り選ばず、コンベンションをさっと終わらせる事が出来るシステムだ。確かにそれもあってもいい。しかしそればかりであることでは?
おそらくこのゲームを買う人が、FEARのゲームのビギナーであることはまずないだろう。そういう人に、これがスペオペである以外の新鮮味はない。それでも、FEARがスペオペを出した事が魅力なら、買う価値があるだろう。しっかり出来ている。しかし、これはどこまでもFEARのゲームだ。
その彼が今回ついに自らが作っていた壁を越え、評価される側になると聞いて、いくばくかの期待を込めてこの本を買った。例えば、彼が愛してやまないトラベラーの要素があるか、とか、現代のTRPGにおいて彼のバックグラウンドであるウオーゲームのエッセンスがどのように入っているか、とか、昔のスペオペの要素をどう調理するか、とか。
が、このような、いわば今までのTRPGにない要素を期待した部分は、全て裏切られた。このゲームは今までのFEARが出してきた「コンベンション用一話完結型ヒーローRPG 」のスペオペ版だったのだ。
先に断るが、FEARのゲームのクオリティは決して低くない。RPG冬の時代に先陣を切って自らパッケージ商品を出版し、コンスタントにサポートをしてきた姿勢は尊敬に値する。しかし、現在、ある程度の評価と支持者を得て、自らが作った成功メソッドに縛られている気がする。
このゲームはそんななかでの最近のFEARのゲームの特質を大きく出している。例えば、キャラクターの構成が[能力値・技能値・特殊能力」で、それぞれを三つのクラスを選ぶことによって決定する点。セッションのスタイルは基本的に一話完結でキャンペーン要素がアピールしない点。世界観の詳細をわざと希薄に作り、サポートの余地を見せている点。つまり軽くて遊ぶ相手を余り選ばず、コンベンションをさっと終わらせる事が出来るシステムだ。確かにそれもあってもいい。しかしそればかりであることでは?
おそらくこのゲームを買う人が、FEARのゲームのビギナーであることはまずないだろう。そういう人に、これがスペオペである以外の新鮮味はない。それでも、FEARがスペオペを出した事が魅力なら、買う価値があるだろう。しっかり出来ている。しかし、これはどこまでもFEARのゲームだ。
2012年11月12日に日本でレビュー済み
良くも悪くもFEARゲー。
もうちょっとスペオペらしい活劇が楽しめる軽めのシステムに作ってほしかった。
もうちょっとスペオペらしい活劇が楽しめる軽めのシステムに作ってほしかった。