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荒野の恋 第1部 Catch the tail (ファミ通文庫 505) 文庫 – 2005/5/1
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(エンターブレイン)
- 発売日2005/5/1
- ISBN-104757722893
- ISBN-13978-4757722897
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(エンターブレイン) (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 223ページ
- ISBN-10 : 4757722893
- ISBN-13 : 978-4757722897
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,177,703位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
2000年デビュー。04年『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が、ジャンルを超えて高い評価を受け、07年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞を受賞。同書は直木賞にもノミネートされた。08年『私の男』で第138回直木賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 GOSICK IV-ゴシック・愚者を代弁せよ- (ISBN-13:978-4044281106)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
水彩画、挿絵、漫画等
TVアニメ「さらざんまい」キャラクター原案/コミカライズ作画
画集「果ての天 青より遠く」ワニマガジン社
画集「てのひらの青」徳間書店
挿画/挿絵
「フェンネル大陸」シリーズ「トムソーヤの冒険」「朗読 宮沢賢治名作選集」シリーズ「甘栗と金貨とエルム」「甘栗と戦車とシロノワール」「カラクリ荘の異人たち」「ウィズ・ドラゴン」「さよならペンギン」「水彩画を描くきほん」「ナンシー・ドルー・ミステリ」シリーズ「リリーと海賊の身代金」「正しい魔女のつくりかた」「スパイ少女 ドーン・バックル」「星をさがして」毎日新聞童話「レンタルパパがやってきた!」「なかったことにするまほう」ほか
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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内容はまぁ中学生になったばかりの男女の恋愛を描いたものなのですが、その恋愛がとある家族の事情で激烈に変化して、二人を戸惑わせます。
はっきり言って女性の観点から書かれた恋愛話なので、共感はしなかったかな。話の内容に没入して夢中になったりもしたけど、細かい箇所でどうにも受け入れがたい場面がありました。
ストレートな恋愛の話じゃなくて、一人の少女が恋に対して見せる驚きやら戸惑いが描かれていて、その描写はうまいなぁと思いましたけど、どうにも後味というか読んでいる最中心証を悪くしたので、☆三つです。('-,_ω-`)プッ
本書だけ取ってみれば、悪い本ではない。気さくな姉さん家政婦とか、初恋の男の子が同居することになるとか、ひとつひとつの要素は恥ずかしいくらい定型的だが、それをマイナス方向の情緒で包み込んでいるところが面白い。緊迫感というか、リリカルな雰囲気があって、こういうのは他の作家にはあまりない。読書体験として貴重なものになっている。
私は男ですが、初めて読んだときの感動、興奮は忘れられません。
様々な思惑を持つ登場人物が、繊細でほんと人間らしいというか、リアルに人間を書いてました。
桜庭一樹氏の本は読みやすいですし。ライトノベルだから、という理由で買うのをやめている人には、この作品を読んで、イメージを変えてもらいたいと思っています。
少しでも多くの人に、この作品を読んでもらいたいと思っています。
多少誇張して書いてますが、それぐらい最高な作品でした。
本作では桜庭さん本来の魅力である、不安定な少女の心情がたっぷりと味わえます。
力強い女性たちの息吹と情念、オトナになっていくことを内心畏れている少女。
そこに様々な男性の思惑が流れ込み、この物語を形成していきます。
これは間違いなく最先端の恋愛小説。
ちょっとだけ大人で、でもまだ子供で。でも子供はなんにも知らない訳じゃない。
恋ってなあに?大人になるってどんなこと?と、すうぅっとぼくの中にこの物語は浸透してきました。
手放しに絶賛したいという小説はこういうものなんだと思いました。
簡単にこの話の内容を言うなら、山野内荒野が恋の謎を追う話です。つまり恋愛小説です。桜庭一樹先生初の恋愛小説らしいです。
恋愛小説でありもちろん青春小説でもあり、荒野に関わる恋や荒野の成長を描いているんですけど、それが驚くほど淡々と進みます。なんのてらいもなく、と言うのでしょうか。これがすばらしい! 恋愛も成長も、いとも簡単に通り過ぎてしまいます。この小説において恋愛も成長もただ当たり前のことなんです。それだというのに、きちんと恋愛小説しています。新しさとかそういうものは全くありませんが、なんとも不思議な恋愛小説です。
それに、荒野の心情が気持ちよく(普通だったら恥ずかしくなりそうなところだというのに)、作品全体に流れる雰囲気が気持ちよく、ときどきドキッとするような台詞回しや描写。ホント、素晴らしい。