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雷轟rolling thunder PAX JAPONICA 単行本 – 2006/3/31

4.8 5つ星のうち4.8 8個の評価

南北戦争が英仏の手によって「合衆国」と「連合」に分断された世界−−それから約百年後。北ベトナム上空を日本のレシプロ戦闘爆撃機が、空爆すべく飛行していた−−「勝てない戦争」とわかりながら−−。また、海上でも二隻の翔鶴級空母と一隻の護衛空母が展開し、任務を百回達成するか戦死するしかない状況の中、大量の食料を蕩尽しつつ延々と議論をしながら退屈な洋上勤務に従事していた……。「日本が戦争を担う意味とは、担うべき戦争とはなにか」。6年ぶりの描き下ろし!映画界の鬼才・押井守が描く新たな軍事小説、ここに堂々開幕!!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ エンターブレイン (2006/3/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/3/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 279ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4757726694
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4757726697
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 8個の評価

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押井 守
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
押井守と言う人物の戦争に対する思想と都市政策に対する都市論のと言う趣のある本。

と書くと堅苦しくて読み難い印象がるが、暇を見つけてコツコツ書いた様な、元々著者がもっている軽妙な語り口もあり、パトレイバー2を観ている方はすでに理解していると思うが、架空戦記マニア、軍事マニアの本領発揮の様な本なので本来ならこの三倍ほどの薀蓄があるはずなのだが、思い切り話を端折って書かれているので面白く読めた。

ある意味レビューのタイトルにある通り、その動機を説明した本とも見受けられる。と言う事は東京と言う特殊な成り立ちを経て作り上げられた東京を舞台に、自身の都市論を展開させてみせたのがパトレイバー2と言う事になるのだが。

書いたのは一人の人間としてもその一人の人間の中にも様々な思想があるので、読んで行けば様々な所で多面的な所が見えるのだが、都市論と一緒に戦争論の趣もあり、戦争と言うのは勝たねばならず、勝った上でその戦争の責任をはたしていくもの、負けた方は所詮無意味な反戦思想にしか行く場所を求める事が出来ず、それは無意味だと言うのは面白かった。

自信の結論と言うと、都市論も戦争論もその国が位置する場所にそもそものきっかけがあるのだろうと言う事だった。

欧米は大きな大陸で地続きで異国と接しており、そもそも侵略をしたりされたりと国自体の成り立ちも違うし、同じ島国のイギリスはと言えばあの国は宗教戦争がいまだに尾を引きずっているからして成り立ちが違うし、日本も無くは無かったのだろうが欧米と比べれば無きに等しく、また大きな問題にならなければそこは有耶無耶にして目を瞑ってしまうし、まあ、そうなると日本人と言う人種の思考そのもののに行きつくのだが、そこまで行くと国の置かれた条件が先か人間の思考の方が先かと言う事になるのだが、国と言うものの危機意識の無さについては確かに納得するところもあり、読んで損をする事は無いと思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月11日に日本でレビュー済み
米国が南北戦争後に再統一されなかった世界
日本が棚ぼたで覇権国家になった世界

そんな世界での、母国の不真面目な戦争に対して、真面目に戦争をしようとする予備仕官の話。

が、一番ボリュームのある部分なんだけど、そのあとに、押井氏のインタビューとか、PAX JAPONICAの設定とか、日本論とか、都市論とか出てくる。

PAX JAPONICAの概略は呼んでいるだけで楽しい概略なので、この構想を生き返らせたら面白いだろうなあって、死んだ子の歳を数える。

でも、子のフレーズだけでも燃える。わかるだろ?「空爆される東京から、空爆する東京へ」
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先に告白すると、押井守氏の文章を読むのはほとんどこれが初めてでした。

作品世界の(虚実取り混ぜた)出来事の歴史的経緯や政治的背景、登場する空母・航空機などの(架空の)開発史などを、斜に構えた視点で詳述しながら物語は進みます。
 
「日本が太平洋戦争に勝った世界の話」だと思っていたのに、いきなり南北戦争から話が始まった時は何事かと思いました。
つまり、それが作品世界の歴史の転換点だった、ということなのですが。
 
そして、本の後半は小説ではなく、この作品を含む「PAX JAPONICA」世界作品の今後の展望や、そもそもなぜこのような作品を書くに至ったか、という思想というか、日本論。
それはそれで面白いんですが。
 
小説の中で起きる「出来事」に絞って書けば、短編に納まるかも知れません。そこに濃密な蘊蓄を詰め込んでこの長さになっている感じです。
とても面白かったんですが、万人向けではもちろんありません。
「スター・ウォーズ」を見る時、冒頭の字幕を熱心に読むような人向き。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月20日に日本でレビュー済み
 アメリカの南北統一が成されなかった仮想の未来。日本は第二次大戦に勝利した後、ベトナムで終わりの見えない空爆を行っていた。
 日本を情けない覇権国家として描くことを目標としたシリーズ小説、「パックスヤポニカ」の第1作目として2006年に出版。2011年7月現在、2作目以降は未刊行。

 内容は小説部分と解説部分の2つで構成されている。
 小説部分は、アメリカの南北戦争を描いた「アンティータム」と、日本によるベトナム戦争をを描いた「雷轟」の2篇からなる。
 解説部分は、野田真外氏による「パックスヤポニカ」の企画推移雑記、押井守による企画書2種、世界観についての押井守との対談、岡部いさく氏による解説からなる。
 分量の割合は小説7、解説3といったところだ。

 初読後の感想は「分かりにくい」というのが正直なところだった。「雷轟」はとても読みやすいが、「アンティータム」は歴史や軍事の知識の乏しい私には一読では理解できなかった。さらに、解説部分の文章や構成があまり丁寧でなく、混乱した。そもそも、評論家による解説や対談はともかく、なぜ小説に企画書や企画の推移に、これほどまでのページを割く必要があったのか。対談で「雷轟」は本来もう1つエピソードがあったと語っているが、その完成を待たずに刊行した理由はなんだったのだろうか?

 しかし、小説の内容は濃密。押井守に是非とも描ききって欲しいシリーズであり、続編が待ち遠しい。さらに、一度本書の構成を理解してしまえば、解説部分もかなり読み応えがあり、楽しめる。

 現在のところ1冊のみの刊行であり、続編の発売が未定であることを鑑み、評価は暫定★★★★。続編が適切に刊行されれば、相乗効果で五つ星は間違いない。今後に期待。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年4月1日に日本でレビュー済み
日本という国には甘えの構造がある。かつて戦国期に易姓革命らしきものがあった

が、それもただ領主の首がすげ変わっただけであり、ポエニ戦争における、カルタゴの

耕地に「塩を撒いた」ローマのごとき、言語を異にする民族間の都市や国家を滅ぼ

す体の戦争を経験したことがなかった。思えば日露戦争をなんとなく勝ってしまった

ことが良くなかったのだろう。

第二次大戦におけるその準備不足、認識不足には目を被うものがある。

この本には押井さんの、そうした日本への怒りがある。

我われは生きる為に闘う。闘うならば、勝たなければならない。

そして、勝つということはその時代の正義を、その背中に負うことでもある。

勝つことには、世界に対して責任があるのだ。

この小説は、なりゆきでアジアの覇権国家となった日本という国が、世界でどのよう

に振舞うのかを描く小説である。

はたして PAX JAPONICA に未来はあるのか?

鬼才が描く新たな軍事小説「雷轟 rolling thunder」、ここに堂々開幕!!
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年4月7日に日本でレビュー済み
「奇才」押井守の手による、もうひとつの歴史を描いた軍事小説である。

もしアメリカが南北戦争の結果分断国家となっており、

太平洋の覇権を日本が握っていたとしたら、

という設定で物語が構成されている。

もうひとつの日本は、まさにベトナム戦争の泥沼に嵌っており

特有の饒舌によって覇権とは、戦争とは、日本とはという問いが延々と語られる。

その押井節に共感するか、それを単なる言葉遊びととらえるかによって

本書の評価は大きく異なるだろう。

本世界観に基づく連作は今後も発売されるようであり

引き続き刺激的な日本論が読めると思うと楽しみである。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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