無料だったから読んだが、お金を出して読んでいたら噴飯ものの作品。
一貫して作者ステレオ的な価値観と男女性差による弱肉強食の強調。
ありきたりの警察像、権力者像などなど。
全編渡り作者のマスターベーションを浴びせられている気分。
高齢者が少年時代にやるべき事をやれずにその鬱憤を紙面に吐き出している。
破綻したストーリーに言い訳がましい理由付けのコマがとても鬱陶しさを感じる。
よくぞ打ち切りにならなかったものだと感心する。
作者のデビュー作品「宮本から君へ」の時から感じていたが、かなり屈折した人生を送っていたように思える。
「男性性の力こそ正義であり、万能。女性は付き従うか受け入れるかの二択。逆らうのなら容赦ないペナルティを受ける」
と言う思想があるのだろう。
私も還暦を迎えたが、昭和世代の作者でここまで偏った漫画家はいないと思う。
保守派政党の広報誌でマンガ連載すると稼げるのではないだろうか。
「タダ以外では読むな」
まだ読まぬ人へ私は伝えたい。
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真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス) コミック – 2006/8/31
新井 英樹
(著)
近年最大最凶の問題作『ザ・ワ・ルド・イズ・マイン』。それが新たに大幅なる加筆修正を加え、遂に復活!! 伊坂幸太郎、阿部和重、くるり、RIP-SLYMEらの熱烈なる推薦もあるぜ!!
- 本の長さ606ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2006/8/31
- ISBN-104757729200
- ISBN-13978-4757729209
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登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2006/8/31)
- 発売日 : 2006/8/31
- 言語 : 日本語
- コミック : 606ページ
- ISBN-10 : 4757729200
- ISBN-13 : 978-4757729209
- Amazon 売れ筋ランキング: - 227,614位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年5月4日に日本でレビュー済み
出会って10年になるが
それをこれほどまでに感じさせてくれた作品は他に無い(あくまで上記の)
それは同時に危険でもある
大抵のものは子供が見ても構わないと思っている
過激な性描写・暴力・不道徳
現実の影響力上回る作品など、ほとんどない
昨今は特にね
だがこれは子供には見せられないかなぁ
確固たる自我が無い人間にはお勧めできない、子供でも大人でも
創作物の特性が解らない人にもお勧めできない
エンターテイメントしか求めてない人にもそう
作品の過激で過剰(作品としては必然なんだけど)と捉えかねられない暴力・理不尽に捕らえられ
その他の『問い』に気づくことが出来ないからだ
勿論、暴力性そのものもこの作品の外せない要素ではあるが
社会のコンセンサス、パラダイム、善悪の彼岸、命、道徳、繋がり、美しさ
私たちを取り巻くマクロな日常に対する現象から、人間の内面に対するよりミクロで繊細な問いに至る
似た系統作品で思い出すのは村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』
あとちょっとだけ『ミソ・イン・ザ・スープ』www
この作品は10年たった今も僕に影響を与え続けている
ラスト付近は賛否両論
ラストは未だに???だけどww
主人公の生い立ちに関してはあれで『も』いいと思う
あってもなくってもどちらでも構わない
人間は悪魔でも天使でもどちらにでもなれるし、同時に表現できる二律背反的な生き物
それが人間らしいんじゃないですか
そうじゃない人間なんて何が面白いでしょうか
振り幅と方向性、多いか少ないかの違いでしか無い
人はなぜ人を殺してはいけないのか?
そんなのあかんに決まってるやん!!そう思って当然
だけどその理由を真剣に考えたことはあるだろうか
何故ひとの命は尊いのか?
何故ひとは温かいのか?
現代の価値観は結局はここ数十年から数百年の間に形成されたもので
不安定かつ非常に作為的なものでしかない
現在も国家間の殺し合いである戦争があり、さらに古代に遡ると僕たちの祖先は他の類人猿を絶滅させている
僕たちが殺人を行わなくなったのは最近であり、人類にとって殺人を行っている時期の方が圧倒的に長い
自分の価値観や決定基準は本当に自分自身のものなのだろうか?
ヒトの精神的成長はなされないのだろうか?
とかとか語りが入るとどこまでも話が飛んでいってしまいます。
人によっては感じ方が色々と違うでしょうが、様々な問いを生じさせられる作品なのではないでしょうか?
純文学を読んでいる気になってしまいます。
決してお勧めとは言えませんが、何かを感じ取れれば心に残る作品になることは間違いないと思います。
それをこれほどまでに感じさせてくれた作品は他に無い(あくまで上記の)
それは同時に危険でもある
大抵のものは子供が見ても構わないと思っている
過激な性描写・暴力・不道徳
現実の影響力上回る作品など、ほとんどない
昨今は特にね
だがこれは子供には見せられないかなぁ
確固たる自我が無い人間にはお勧めできない、子供でも大人でも
創作物の特性が解らない人にもお勧めできない
エンターテイメントしか求めてない人にもそう
作品の過激で過剰(作品としては必然なんだけど)と捉えかねられない暴力・理不尽に捕らえられ
その他の『問い』に気づくことが出来ないからだ
勿論、暴力性そのものもこの作品の外せない要素ではあるが
社会のコンセンサス、パラダイム、善悪の彼岸、命、道徳、繋がり、美しさ
私たちを取り巻くマクロな日常に対する現象から、人間の内面に対するよりミクロで繊細な問いに至る
似た系統作品で思い出すのは村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』
あとちょっとだけ『ミソ・イン・ザ・スープ』www
この作品は10年たった今も僕に影響を与え続けている
ラスト付近は賛否両論
ラストは未だに???だけどww
主人公の生い立ちに関してはあれで『も』いいと思う
あってもなくってもどちらでも構わない
人間は悪魔でも天使でもどちらにでもなれるし、同時に表現できる二律背反的な生き物
それが人間らしいんじゃないですか
そうじゃない人間なんて何が面白いでしょうか
振り幅と方向性、多いか少ないかの違いでしか無い
人はなぜ人を殺してはいけないのか?
そんなのあかんに決まってるやん!!そう思って当然
だけどその理由を真剣に考えたことはあるだろうか
何故ひとの命は尊いのか?
何故ひとは温かいのか?
現代の価値観は結局はここ数十年から数百年の間に形成されたもので
不安定かつ非常に作為的なものでしかない
現在も国家間の殺し合いである戦争があり、さらに古代に遡ると僕たちの祖先は他の類人猿を絶滅させている
僕たちが殺人を行わなくなったのは最近であり、人類にとって殺人を行っている時期の方が圧倒的に長い
自分の価値観や決定基準は本当に自分自身のものなのだろうか?
ヒトの精神的成長はなされないのだろうか?
とかとか語りが入るとどこまでも話が飛んでいってしまいます。
人によっては感じ方が色々と違うでしょうが、様々な問いを生じさせられる作品なのではないでしょうか?
純文学を読んでいる気になってしまいます。
決してお勧めとは言えませんが、何かを感じ取れれば心に残る作品になることは間違いないと思います。
2011年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初見は10年くらい前でしたが、今でも同じ感想を抱きます。
この漫画は、18歳以下に見せてはいけないと思います。
自分の中に、善悪の基準を持たないものにはまさに悪のバイブルともなりえます。
人の価値観を揺るがしかねない内容と描写だと思います。
世の中では条例とか言っていますが、この漫画が何故、18禁でないのか今でも不思議です。
大袈裟に煽っているつもりはないのですが、それくらいインパクトのある作品です。
★3つ、ですが私はこの「真説〜」で全巻買い直しています。
こんな表現はこの漫画でしか見れない、ただそれだけの理由です。
この漫画は、18歳以下に見せてはいけないと思います。
自分の中に、善悪の基準を持たないものにはまさに悪のバイブルともなりえます。
人の価値観を揺るがしかねない内容と描写だと思います。
世の中では条例とか言っていますが、この漫画が何故、18禁でないのか今でも不思議です。
大袈裟に煽っているつもりはないのですが、それくらいインパクトのある作品です。
★3つ、ですが私はこの「真説〜」で全巻買い直しています。
こんな表現はこの漫画でしか見れない、ただそれだけの理由です。
2013年7月3日に日本でレビュー済み
※全部読了済みのレビュー
暴力的でグロくて不条理で、あまり好きじゃないはずなのに、なぜか惹かれる。読んでしまう。
スケールがあり得なくでかい一方で、とても日本的な物語だと思った。
神がたくさんいる。
荒ぶる神、モンちゃん。
神に感染した男、トシ。
アイヌの宗教儀礼イヨマンテ、宮沢賢治の『なめとこ山の熊』をモチーフにした本物の神、ヒグマドン。
献身の神、マリア。
ただやはり、これを受け入れられない人は受け入れられないだろうと思う。
読む人を選ぶが、読めば強烈で衝撃的なマンガ。
暴力的でグロくて不条理で、あまり好きじゃないはずなのに、なぜか惹かれる。読んでしまう。
スケールがあり得なくでかい一方で、とても日本的な物語だと思った。
神がたくさんいる。
荒ぶる神、モンちゃん。
神に感染した男、トシ。
アイヌの宗教儀礼イヨマンテ、宮沢賢治の『なめとこ山の熊』をモチーフにした本物の神、ヒグマドン。
献身の神、マリア。
ただやはり、これを受け入れられない人は受け入れられないだろうと思う。
読む人を選ぶが、読めば強烈で衝撃的なマンガ。
2024年5月26日に日本でレビュー済み
リアリティーもなく、SFでもなく、ファンタジーにしても世界観が浅い。
何もまとまってないので作品とはいえません。
過激な絵に青年誌の読者層(おそらく低学歴)を賢い気分にさせるような文字を当てているだけ。
何でもありなら、この作品に傾倒した輩の売上で、編集者たちは日々キャバクラで豪遊できたというオチぐらい欲しかった。
何もまとまってないので作品とはいえません。
過激な絵に青年誌の読者層(おそらく低学歴)を賢い気分にさせるような文字を当てているだけ。
何でもありなら、この作品に傾倒した輩の売上で、編集者たちは日々キャバクラで豪遊できたというオチぐらい欲しかった。
2017年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政治家や警察の汚さを描き、そいつらを殺害して行っているのに見ているこちらは壮観ですらある。主人公の悪が霞んでしまうほどに、殺害される人達の悪を上手く描いていると思います。
2016年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作中に、愛人持ちで人質を見殺しにする総理大臣が「どうだ、こんな政治家いないだろ?」って感じで描かれるんですが、いや、愛人いる政治家も、人質見殺しにする政治家も普通でしょ、と思いました。一人の人も犠牲にしたくない清廉潔白な政治家を目指しているのなんて社民党ぐらいじゃないの?
ことほどさように、作品全体を通して「世の中は平凡なことばかり、だけどこの漫画は違う!」っていう自意識が漂っているんですが、この漫画も大概平凡です。グロも暴力シーンも普通。
作者の方はインタビューで「道徳の教科書を作りたかった」とか言っていますが、あなたに説教されるほど世の中の人はガキじゃないよと。
中学生とか、中二病を引きずっている人なら「漫画を超えた哲学書!宗教書だ!」とか盛り上がれるかもしれませんね。大人には向きません。
ことほどさように、作品全体を通して「世の中は平凡なことばかり、だけどこの漫画は違う!」っていう自意識が漂っているんですが、この漫画も大概平凡です。グロも暴力シーンも普通。
作者の方はインタビューで「道徳の教科書を作りたかった」とか言っていますが、あなたに説教されるほど世の中の人はガキじゃないよと。
中学生とか、中二病を引きずっている人なら「漫画を超えた哲学書!宗教書だ!」とか盛り上がれるかもしれませんね。大人には向きません。
2013年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冷静に計算されたコンセプト/メッセージ性を、うなるようなエネルギーパワーで爆発させた超絶バイオレンス作品。00年代以降の現代的時代性を強く感じた作品だが、なんと描き始めは9・11前の1997年というから驚き。逆に9・11以降ならば、このコンセプトでは始められなかったか……。作品の前半は圧倒的なインパクトでエンタメ性が高かったが、後半では精神性を問う方向に向かったことで、ちょっとパワーダウンしたのが残念。本作品の最終巻の展開については、ご愛嬌か。
他の国からのトップレビュー
JF Vaillant
5つ星のうち5.0
A must
2017年9月24日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
A masterpiece, mind provoking, brilliantly drawn, shocking and rivetting.