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“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫 の 2-6-6) 文庫 – 2007/12/25

4.3 5つ星のうち4.3 48個の評価

夢のようなひと夏の思い出を描く、“文学少女”特別編!

『悪い人にさらわれました。着替えと宿題を持って、今すぐ助けに来てください』

――そんな文面で呼び出され、貴重な夏休みを姫倉の別荘で過ごす羽目になった心葉。
“おやつ係”として呼ばれたはずが、麻貴の挑発に乗せられた遠子に引きずられ、
昔屋敷で起こったという惨劇の謎解きをする羽目になり――!?

不敵に微笑む麻貴の望みとは?
自らの“想像”に心を揺らす“文学少女”の“秘密”とは――?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ エンターブレイン (2007/12/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/12/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 328ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4757739184
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4757739185
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 48個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シリーズを順に読み進めてきたが、今回は非常に出来が良いと思えた。キャラもストーリーも展開もスッキリキッチリしていて読了感が良かった。上手に出来た料理みたいな感じだろうか。
2008年11月15日に日本でレビュー済み
まずは序盤の巫女、妖怪という類の単語の連発。
今までの文学少女シリーズと違って読む気が若干失せた。
幼いユリと尋子の二人で使用人を殺したことも度外れ過ぎるように感じる。

一番違和感を覚えたのはメイドの魚谷。
彼女は祖母の尋子から話を聞いていただけで、事件が起きた80年前の人間ではない。
それにしてはユリとアキラに感情移入をしすぎ。
結局本編では猟銃持ち出して姫倉麻貴を襲う程の理由と言えるようなモノはなかった。
姫倉麻貴もまたなぜこの屋敷の問題にこれ程まで取り組むのか謎だ。

あと読みづらかったので、心葉には幽霊など怪奇現象は信じていない心情で話を進めて欲しかった。

終盤の急展開は今までの文学少女シリーズ通りに読んでいて爽快さがある。
エピローグが無ければ☆2だけども、エピローグが秀逸なので☆3

よし、寝ようと思ってたけれども、神に臨む作家を読もう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回の主人公は姫。彼女の別荘で過去に起きた惨劇にまつわる話と泉鏡花の「夜叉ヶ池」がテーマです.館もののミステリ仕立てで楽しめました.泉鏡花の作品にはちょっと惹かれますね.現代語版があれば読んでみたくなりました.
2009年11月23日に日本でレビュー済み
文学少女シリーズの六作目
題名からラ・モット・フーケの水妖記(ウンディーネ)をモチーフにした作品と思っていましたが
むしろ泉鏡花の「草迷宮」「夜叉ヶ池」をモチーフにした作品のようです。

姫倉麻貴に招かれて彼女の別荘に行った遠子
遠子に呼ばれてしぶしぶ麻貴の別荘に行く心葉
心葉の出現で動き出す、別荘を巡る謎

少々、無理を感じるストーリーもありますが。
妖怪に怯える遠子は可愛らしかったし
面白い物語だったと思います
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特別編というから全然油断、そして期待していませんでした。
甘かったです。ヤバかったです。本編とものすごく関係の深いヤバイ一冊でした。
この作者、まったく手を抜かないという意味ではもう頭が下がる一方です。引きのうまさといったらイケズな事この上ない限りです。
世の中マゾばかりで構築されている訳ではないのだからこの引きは残酷すぎると思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月7日に日本でレビュー済み
〈文学少女〉シリーズの6作目にして、初の番外編。

時系列的には「2.5巻」に相当するのですが、内容的には7作目の予告編といえます。
また、今回は姫倉家の話ということで、表向きは麻貴にスポットが当てられていますが、
実は「遠子編」といっていい内容になっています。

これまでの遠子は、いわば登場人物たちの魂の代弁者であり、彼らが
背負う、「物語」に救済をもたらすセラピストの役割を果たしてきました。

そんな因果の外側にいたはずの彼女にも、胸に秘めた「秘密」があることが今回明らかになります。

――あなたは、私を知りますまい。

引用される
『外科室』 の一節が示すように、“文学少女”たる
彼女こそ、本シリーズの最後にして、最大の「謎」なのです。

では、もう一人の主人公・井上心葉は?

彼の名前を乱暴に読み解けば、井上は「イド」、心葉は「言葉」になる前の想いや気持ち、と考えられます。
つまり、作家として、あるいは人としても、他者に伝えるべき「言葉」を持たない存在であるということです。

本シリーズはそんな心葉が、遠子のみせる「月花」(≒物語)を心に宿し
ていくことで、「言葉」を獲得していく物語だったのではないでしょうか。

今回で、ある程度、行く末が見えてきた本シリーズ。

しかし、そこはサービス精神旺盛でサプライズ好きな著者のこと、きっと
また、ツイストのきいた結末を用意してくれるはずだと期待しています。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月7日に日本でレビュー済み
全国2300万人の遠子先輩ファンの皆様、お待たせいたしました!
4、5巻で出番が減りまくっていた僕らの天野遠子が帰ってきた!

恥らう天野遠子!
むくれる天野遠子!
怯える天野遠子!
腹をすかせる天野遠子!
寝乱れる天野遠子!
酔っ払う天野遠子!
噛み付く天野遠子!
寂しげな表情をする天野遠子!
「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言える天野遠子!
そして幸福な物語を「想像」する天野遠子!

僕らの見たかった遠子先輩がここにいる!
存分に堪能し、やがて訪れるフィナーレに向けて心の準備をするのだ!

夢から覚めても、天野遠子の物語が残るように!
自分を励まして、次の物語に進むことができるように!
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月18日に日本でレビュー済み
5巻までは、総じて極めて素晴らしい出来だったと思います。
私の読書の幅が狭いだけだとも思いますが、もっともインパクトを受けた文学作品と言えるでしょう。60代以上の私の両親も完全に虜にするライトノベルというジャンルに収まらない魅力があると思います。

しかし、本巻は、最後まで読破するのに苦労しました。
なんというか、安っぽい犬神家の一族みたいな感じの雰囲気は一生懸命演出しています。
これまでの巻に比べてよりいっそう「人工的」にプロットを作ってしまっている。

これは文学少女の方向性としては大変まずいと思う。
ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略
での飯田さんの説明が的を得ていると思うが、文学少女の魅力は「ロジカル」ミステリーではない。遠子先輩本人が盛んに何度も述べているとおりだ。
とすれば、「キャラの内面を掘り下げ、ほぼ動機方面のみの分析」で文学少女の「想像」を完結させる必要がある。
ところが、本巻では、gurren さんのおっしゃるとおり、動機づけ・人生の描写があまりに不十分。
いわゆるライトノベル・メディアミックス特有の萌えやミスリードのためにスペースを割きすぎて、あとがきでスペースが足りなくなったと言っている始末。編集段階でなにをやっているんだろう?無駄な部分が多すぎる。そこを数十ページ削れば、とりわけ麻貴の描写を丁寧にできたはずだ。編集者も無能と言わざるをえない。

これまでの巻に比べると、急転直下の文学少女の独壇場も伏線がほとんどなく急転直下すぎて、かつ他のキャラの活躍がなさすぎて(心葉あたりも、他の巻ではもっと重要な働きをしていると思うが、この巻では、少なくとも推理的にはサブキャラもいいとこ)、演出的にも面白くない。唯一、それなりに活躍しているのは流人くんかな。
この辺、1巻が秀逸すぎた。心葉と遠子先輩の活躍の分業が絶妙。
この巻では、心葉は単なる文学少女のおやつ係以上でも以下でもない。。。

たまたまこの巻に最初に触れた一見さんには、文学少女シリーズ全体をこの巻で評価してほしくないと切に願います。