対談ってことなんですが、もうほぼほぼ押井守氏がしゃべってますww
岡部いさく氏は相づち程度かな。
押井氏本当に嬉しかったんじゃないかなぁ、自分の言いたいことを理解する人と会話出来て。内容も濃いです。
いっそのこと押井氏に自衛隊のアドバイザーやってもらっては?
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戦争のリアル Disputationes PAX JAPONICA 単行本 – 2008/3/3
戦争を描き続けた男・押井守と戦争を語り続けてきた男・岡部いさくが「戦争の本質」に迫る!
押井 軍隊っていうのは、常にどこかしら妄想をはらむ部分があると思う。
自分が作り出したガジェットと心中しちゃうのか、それとも有効活用するのか。
これも言ってみればディテールから戦争の本質に至る過程のひとつの道筋には違いない。
僕はそれが仕事だから、戦争を考えるときにガジェットから考える。
岡部 文化の中の戦争の位置づけというか、戦争ってものをいつもファンタジーとか物語の世界を
棚にひょいっと上げて、そこで下から眺めて「あー、面白いね」っていうようなのが、
日本人の伝統的な姿勢じゃないですか。(本文より)
いま、日本に必要な『戦争のリアリティ』とは何か?
各界を震撼させる衝撃の問題作がここに登場!!
押井 軍隊っていうのは、常にどこかしら妄想をはらむ部分があると思う。
自分が作り出したガジェットと心中しちゃうのか、それとも有効活用するのか。
これも言ってみればディテールから戦争の本質に至る過程のひとつの道筋には違いない。
僕はそれが仕事だから、戦争を考えるときにガジェットから考える。
岡部 文化の中の戦争の位置づけというか、戦争ってものをいつもファンタジーとか物語の世界を
棚にひょいっと上げて、そこで下から眺めて「あー、面白いね」っていうようなのが、
日本人の伝統的な姿勢じゃないですか。(本文より)
いま、日本に必要な『戦争のリアリティ』とは何か?
各界を震撼させる衝撃の問題作がここに登場!!
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2008/3/3
- ISBN-104757741448
- ISBN-13978-4757741447
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登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2008/3/3)
- 発売日 : 2008/3/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 333ページ
- ISBN-10 : 4757741448
- ISBN-13 : 978-4757741447
- Amazon 売れ筋ランキング: - 631,628位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,715位軍事入門
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでダンボール3箱分の戦争に関する本を読んだ押井さんは前書きで、戦争も恋愛もその本質を理解するより成就させることが遥かに重要で、戦争は勝つべきであり、失恋して文学するより結婚して後悔する方がマシと考える人間なので「戦争に巧い人間」になる決心をし、盛大に語ることにしたと宣言します。
人間の性質と地政学を考慮した時、残念ながら日本は戦争を無視することはできません。戦後の復興は朝鮮・ベトナム戦争に多く依存し、湾岸・イラク戦争で消費された兵器で少なからず収益を得る日系企業が有り、自衛隊を海外派遣してきた中、我々はこれまでも間接的に戦争に関わり、それに全く気付かず、もしくは気付かぬ振りをしてきました。「戦争に巧い人間」という押井さんの視点はとても重要です。
本書は兵器の話から戦争総論へ展開され、兵器オタク的な話が多々有る一方、深い知識と洞察で時折アニメや漫画の話も交えて、戦争のリアル(事実・意味)と今後の自衛隊や日本の国防のあり方について主に押井さんが持論を展開します。
自衛隊や戦争に少しでも思いを馳せる方は、新しい知識(事実)と共にそれらを真剣に自分で考える材料を得られると思います。読み辛いですが、とても貴重な本です。
人間の性質と地政学を考慮した時、残念ながら日本は戦争を無視することはできません。戦後の復興は朝鮮・ベトナム戦争に多く依存し、湾岸・イラク戦争で消費された兵器で少なからず収益を得る日系企業が有り、自衛隊を海外派遣してきた中、我々はこれまでも間接的に戦争に関わり、それに全く気付かず、もしくは気付かぬ振りをしてきました。「戦争に巧い人間」という押井さんの視点はとても重要です。
本書は兵器の話から戦争総論へ展開され、兵器オタク的な話が多々有る一方、深い知識と洞察で時折アニメや漫画の話も交えて、戦争のリアル(事実・意味)と今後の自衛隊や日本の国防のあり方について主に押井さんが持論を展開します。
自衛隊や戦争に少しでも思いを馳せる方は、新しい知識(事実)と共にそれらを真剣に自分で考える材料を得られると思います。読み辛いですが、とても貴重な本です。
2011年8月9日に日本でレビュー済み
日本人が獲得すべき「戦争のリアリティ」とは何か。
映画監督・押井守と軍事評論家・岡部いさくが、小は拳銃から大は原潜までを熱く語り、タブーとなりがちな軍事に対してどのように向き合うべきかを提示する230ページ。
「日本人のトラウマとしての敗戦。敗者の愉悦に浸る特権的な歴史。この二つから日本人は戦争を語りはじめるしかない」
いわゆる「ゆとり世代」の私が中学生のとき、戦争と聞くと、「憲法第9条で放棄されたもの」「教師やテレビの中の人達が忌避する悲惨なもの」という、漠然としたイメージしかありませんでした。しかしながら、反戦平和のデモ行進や、核兵器反対、戦争放棄を声高に謳うだけで、日本に平穏がもたらされていると考えることもできず、かといって天皇陛下万歳、神風特攻、戦争万歳という気持ちになれないのも確かでした。当時の私には、戦争に対するやるかたない違和感が、胸のしこりとなっていました。
高校に入ると、押井監督の『パトレイバー2』がきっかけで、戦争についてもっと積極的に考えるようになったのですが、戦争に関する本を読んでも、その悲惨さを訴えるか、逆に賛美するかのどちらかといった印象で、どうも求めているものに巡り会えませんでした。また、軍事関連の本になると、兵器のスペックがどうとか、山本五十六がどうとかいう話になってしまって、これもなんだか違うなという印象でした。
そして大学に入り、本書と出会いました。押井監督が戦争について語ったとあって、読み始めましたが、最初のうちは軍事的薀蓄を消化するのにいっぱいで、「ああ、いつものように押井監督が面白おかしく話してるな」と思う程度でした。しかし、読み終えた後、私の戦争観は衝撃的なほど変わっていました。
通しで読んだのは少なくとも5回以上、気まぐれに開いた回数は何回になるか分かりません。今回レビューを書くにあたり、あまりにも記したいことが膨大であることに気がつきました。
そこで、純粋な批評ではありませんが、「当時の自分と同じ気持ちの人たちに、ぜひ本書を読んでもらいたい」という思いで、私なりに解釈した本書の要約を以下に記しました。本書は、例によってアニメや兵器に関するオタク的薀蓄と笑いで充溢しています。おそらく、これらが障壁となり「抑止力」や「正しい戦争」、「勝つ予感」といった考え方を読み取る前に、一般的な高校生は挫折するのではと思います。個人的には、中学生から高校生でも読めるような内容で、本書が出し直されることを願っています。
(他の方のレビューを読むと、1章は良いが他はダメ、という意見が多いように見受けます。たしかに軍事的知識に乏しい私でも、核ミサイルを撃つタイミングが早すぎると感じたりしました。しかし、本書で私が感動したのは、「存在する脅威を明確にし、どんな武器で対処すべきかを議論すること」、「勝つ予感のする、正しい戦争」とった、戦争に向き合う姿勢を学べたからです。諸先輩方とっては当然のことかもしれませんが、私にはとても新鮮な驚きでした。なので、このレビューのことを軍事オタ1年生を見守るような、温かい目で読んでいただければうれしいです。)
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現実の平和 〜戦争を引き起こさないための武力〜
2009年4月、北朝鮮からミサイルが発射され、日本の上空を通過した。これは、北朝鮮が日本にミサイルを落とし、多くの人の命を奪えることを意味する。そして、もしミサイルが日本に本当に落ちたら、日本は北朝鮮と戦争をしなくてはならないだろう。
このような脅威から国民の命を守り、また戦争ならないようにするには、日本はどう対処したらよいだろうか?
北朝鮮にミサイルを撃てば解決するだろうか?こんなことをしては、逆に戦争が始まって、多くの犠牲者出てしまうだろう。
では、北朝鮮に「ミサイルを撃たないでほしい」と言えば大丈夫だろうか?これでは、話し合いを拒否されて、ミサイルを撃たれてしまうかもしれない。
現在の日本は、話し合いを続けながらも、もしミサイルが撃たれた場合には、別のミサイルで撃ち落すという対処をしている。これなら、北朝鮮は日本にミサイルを撃っても被害を与えられないと考え、戦争は始まらないだろう。このように、戦争にならないようにするためのものを、「戦争の抑止力」という。
抑止力は、殺傷能力のある兵器であることが多い。そのため、戦争に使われる兵器を持つなんて、平和につながらないと思うかもしれない。真の平和とは、世界中の人が一切の武器を持たないことだという考え方だ。もちろん、それを実現するための議論も、続ける必要がある。
しかし、悲しいことに、現実には日本に向けてミサイルを撃つかもしれない国が存在する。そして、武力を持たないからといって、襲われないという保障はどこにもないのである。目を背けたいかもしれないが、戦争の抑止によって成立しているのが、現在の平和なのだ。
現実の平和について、真剣に考えるということ。それは、どんな戦争が起きうるかを考え、どうしたら抑止できるのかを、みんなで議論することである。
第二次大戦が終わってから現在まで、日本ではこのような議論を一部の人たちだけが行っていた。しかし、本当に平和な世界を実現したいと考えるなら、これからはより多くの人が議論に参加してくべきなのではないだろうか?戦争を繰り返すことなく、理想の平和を迎えるためには、今の平和を守る必要があるのだから。
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映画監督・押井守と軍事評論家・岡部いさくが、小は拳銃から大は原潜までを熱く語り、タブーとなりがちな軍事に対してどのように向き合うべきかを提示する230ページ。
「日本人のトラウマとしての敗戦。敗者の愉悦に浸る特権的な歴史。この二つから日本人は戦争を語りはじめるしかない」
いわゆる「ゆとり世代」の私が中学生のとき、戦争と聞くと、「憲法第9条で放棄されたもの」「教師やテレビの中の人達が忌避する悲惨なもの」という、漠然としたイメージしかありませんでした。しかしながら、反戦平和のデモ行進や、核兵器反対、戦争放棄を声高に謳うだけで、日本に平穏がもたらされていると考えることもできず、かといって天皇陛下万歳、神風特攻、戦争万歳という気持ちになれないのも確かでした。当時の私には、戦争に対するやるかたない違和感が、胸のしこりとなっていました。
高校に入ると、押井監督の『パトレイバー2』がきっかけで、戦争についてもっと積極的に考えるようになったのですが、戦争に関する本を読んでも、その悲惨さを訴えるか、逆に賛美するかのどちらかといった印象で、どうも求めているものに巡り会えませんでした。また、軍事関連の本になると、兵器のスペックがどうとか、山本五十六がどうとかいう話になってしまって、これもなんだか違うなという印象でした。
そして大学に入り、本書と出会いました。押井監督が戦争について語ったとあって、読み始めましたが、最初のうちは軍事的薀蓄を消化するのにいっぱいで、「ああ、いつものように押井監督が面白おかしく話してるな」と思う程度でした。しかし、読み終えた後、私の戦争観は衝撃的なほど変わっていました。
通しで読んだのは少なくとも5回以上、気まぐれに開いた回数は何回になるか分かりません。今回レビューを書くにあたり、あまりにも記したいことが膨大であることに気がつきました。
そこで、純粋な批評ではありませんが、「当時の自分と同じ気持ちの人たちに、ぜひ本書を読んでもらいたい」という思いで、私なりに解釈した本書の要約を以下に記しました。本書は、例によってアニメや兵器に関するオタク的薀蓄と笑いで充溢しています。おそらく、これらが障壁となり「抑止力」や「正しい戦争」、「勝つ予感」といった考え方を読み取る前に、一般的な高校生は挫折するのではと思います。個人的には、中学生から高校生でも読めるような内容で、本書が出し直されることを願っています。
(他の方のレビューを読むと、1章は良いが他はダメ、という意見が多いように見受けます。たしかに軍事的知識に乏しい私でも、核ミサイルを撃つタイミングが早すぎると感じたりしました。しかし、本書で私が感動したのは、「存在する脅威を明確にし、どんな武器で対処すべきかを議論すること」、「勝つ予感のする、正しい戦争」とった、戦争に向き合う姿勢を学べたからです。諸先輩方とっては当然のことかもしれませんが、私にはとても新鮮な驚きでした。なので、このレビューのことを軍事オタ1年生を見守るような、温かい目で読んでいただければうれしいです。)
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現実の平和 〜戦争を引き起こさないための武力〜
2009年4月、北朝鮮からミサイルが発射され、日本の上空を通過した。これは、北朝鮮が日本にミサイルを落とし、多くの人の命を奪えることを意味する。そして、もしミサイルが日本に本当に落ちたら、日本は北朝鮮と戦争をしなくてはならないだろう。
このような脅威から国民の命を守り、また戦争ならないようにするには、日本はどう対処したらよいだろうか?
北朝鮮にミサイルを撃てば解決するだろうか?こんなことをしては、逆に戦争が始まって、多くの犠牲者出てしまうだろう。
では、北朝鮮に「ミサイルを撃たないでほしい」と言えば大丈夫だろうか?これでは、話し合いを拒否されて、ミサイルを撃たれてしまうかもしれない。
現在の日本は、話し合いを続けながらも、もしミサイルが撃たれた場合には、別のミサイルで撃ち落すという対処をしている。これなら、北朝鮮は日本にミサイルを撃っても被害を与えられないと考え、戦争は始まらないだろう。このように、戦争にならないようにするためのものを、「戦争の抑止力」という。
抑止力は、殺傷能力のある兵器であることが多い。そのため、戦争に使われる兵器を持つなんて、平和につながらないと思うかもしれない。真の平和とは、世界中の人が一切の武器を持たないことだという考え方だ。もちろん、それを実現するための議論も、続ける必要がある。
しかし、悲しいことに、現実には日本に向けてミサイルを撃つかもしれない国が存在する。そして、武力を持たないからといって、襲われないという保障はどこにもないのである。目を背けたいかもしれないが、戦争の抑止によって成立しているのが、現在の平和なのだ。
現実の平和について、真剣に考えるということ。それは、どんな戦争が起きうるかを考え、どうしたら抑止できるのかを、みんなで議論することである。
第二次大戦が終わってから現在まで、日本ではこのような議論を一部の人たちだけが行っていた。しかし、本当に平和な世界を実現したいと考えるなら、これからはより多くの人が議論に参加してくべきなのではないだろうか?戦争を繰り返すことなく、理想の平和を迎えるためには、今の平和を守る必要があるのだから。
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2008年5月19日に日本でレビュー済み
先に言っておくけど、オレは押井監督のファンだ。それも、かなり年季の入った大ファンだ。
LDボックスにサインまでいただいたことがあるくらいだよ。
でも、この本に関しては全く持って評価できない。ちょっとひどすぎる。
たとえば
1)中国海軍の弱体性(あくまで対談時点での、という主旨だが、押井先生は将来的にも
マトモな海軍になるのは無理!と断言していた。が、これはあまりにも楽観的すぎる)
2)ロシア極東空軍/海軍の脆弱性
この2点にかぎっても・・・さらに2005年当時のファクターで2006年頃に対談したものが、
2008年に出版されたのだ、ということを鑑みてもズレた内容が多数。
主に押井先生の勘違いや認識不足が中心なのだが、岡部先生的にも「オレがこれを
全肯定したと思われちゃかなわん!」的な「あとがき」での言い訳に爆笑。
押井作品は大好きなのだが、あの本の軍事資料的価値はゼロ以下。
ちなみに映画監督としてあるまじき、映画「アパッチ」のクライマックスでの
戦闘描写の勘違いもある。
誤)アパッチのスタブウィングから取り外したTOWを肩に担いで敵を攻撃。
→「あんなこと可能なのか」という記述に続く(ちなみに絶対無理!!なぜなら
アパッチはTOWなど積まないから)
正)アパッチのスタブウィングから取り外したスティンガーで敵機を攻撃。
(わざわざ照準システムやセンサー冷却キャニスター取り付けの描写まであるのに!
→これだと、携行発射ユニットがアパッチに搭載されてるのか?という疑問と
冷却キャニスターの アパッチからのデタッチと携行ランチャーへの載せかえは可能か?
という疑問にとどまり、映画的な嘘としては「アリ」といえる)
これを読んで「正しい軍事の知識」が多少なりとも得られる、とは思わずに読むのが正解です。
ちなみに「語り口」に関して言えば非常におもしろい。
ただし岡部先生にはもっと突っ込んでほしかった。もしくは編集者のチェック不足。
せっかくの面白い企画/切り口なのに実にもったいないことであるよ。
LDボックスにサインまでいただいたことがあるくらいだよ。
でも、この本に関しては全く持って評価できない。ちょっとひどすぎる。
たとえば
1)中国海軍の弱体性(あくまで対談時点での、という主旨だが、押井先生は将来的にも
マトモな海軍になるのは無理!と断言していた。が、これはあまりにも楽観的すぎる)
2)ロシア極東空軍/海軍の脆弱性
この2点にかぎっても・・・さらに2005年当時のファクターで2006年頃に対談したものが、
2008年に出版されたのだ、ということを鑑みてもズレた内容が多数。
主に押井先生の勘違いや認識不足が中心なのだが、岡部先生的にも「オレがこれを
全肯定したと思われちゃかなわん!」的な「あとがき」での言い訳に爆笑。
押井作品は大好きなのだが、あの本の軍事資料的価値はゼロ以下。
ちなみに映画監督としてあるまじき、映画「アパッチ」のクライマックスでの
戦闘描写の勘違いもある。
誤)アパッチのスタブウィングから取り外したTOWを肩に担いで敵を攻撃。
→「あんなこと可能なのか」という記述に続く(ちなみに絶対無理!!なぜなら
アパッチはTOWなど積まないから)
正)アパッチのスタブウィングから取り外したスティンガーで敵機を攻撃。
(わざわざ照準システムやセンサー冷却キャニスター取り付けの描写まであるのに!
→これだと、携行発射ユニットがアパッチに搭載されてるのか?という疑問と
冷却キャニスターの アパッチからのデタッチと携行ランチャーへの載せかえは可能か?
という疑問にとどまり、映画的な嘘としては「アリ」といえる)
これを読んで「正しい軍事の知識」が多少なりとも得られる、とは思わずに読むのが正解です。
ちなみに「語り口」に関して言えば非常におもしろい。
ただし岡部先生にはもっと突っ込んでほしかった。もしくは編集者のチェック不足。
せっかくの面白い企画/切り口なのに実にもったいないことであるよ。
2020年1月12日に日本でレビュー済み
アニメ作家押井守と軍事評論家岡部いさくの対談となっています。
まえがきは押井守であとがきは岡部いさくとなっていますが、本編では押井守が一人でしゃべっています。
対談のはじめに押井守が岡部いさくに「お話を伺いたい。」言うのですが、その舌の根も乾かないうちから押井守が一方的にしゃべりっぱなしです。岡部いさくは遠慮気味に相槌を打つだけです。
軍事評論家として情報の検証をやってくれるわけでもありません。
本編での発言を全て集めても、あとがきの文字数にもならないかもしれません。
何のために呼ばれたんでしょう?
基本的に軍事オタクの酒飲み話みたいなものです。
飲み屋でとなりのテーブルの話を聞いているような感じです。
こういうのも好きですけど、雑誌の記事レベルで、単行本として売るほどの物ではありません。
まえがきは押井守であとがきは岡部いさくとなっていますが、本編では押井守が一人でしゃべっています。
対談のはじめに押井守が岡部いさくに「お話を伺いたい。」言うのですが、その舌の根も乾かないうちから押井守が一方的にしゃべりっぱなしです。岡部いさくは遠慮気味に相槌を打つだけです。
軍事評論家として情報の検証をやってくれるわけでもありません。
本編での発言を全て集めても、あとがきの文字数にもならないかもしれません。
何のために呼ばれたんでしょう?
基本的に軍事オタクの酒飲み話みたいなものです。
飲み屋でとなりのテーブルの話を聞いているような感じです。
こういうのも好きですけど、雑誌の記事レベルで、単行本として売るほどの物ではありません。
2017年6月11日に日本でレビュー済み
武道のリアルが面白かったので、F22からデンドロビウムまで何でも知っているという岡部いさくとの対談を楽しみにして読みました。
だがしかし、実際は対談ではなくて、ほとんど相槌打っているようにしか思えない感じで濃い話を期待していたのに全くの期待外れ。
押井守も馬鹿の一つ覚えのようにハリアー、ハリアーといい加減嫌になってきます。
RPGも同様に馬鹿の一つ覚えのように推奨。自分が映画撮影時に感じた衝撃が強いだけなのでは?
You tubeの動画を見てもウクライナ兵は平気でバカスカ撃ってるし、アマチュアも撃ってます。
見ただけで勝てる気がしない兵器はダメという話には、馬鹿そのものを感じる。
また、自分がたかが射撃場で借りて売ってみただけだろうにあの銃がいいだの悪いだのというのもどうかと思う。
銃は射撃も大事だけれど、メンテナンス性やコスト、携帯性も大事だろうし、そもそもプロと所詮アマチュアでは使い勝手が異なると思う。
自分が仕事で熟練してい使っているプロ用のものが果たして素人にも使いやすいものなのか考えてみればわかるのでは? まあ、中には素人でもすぐに使えるプロ用の道具もあるけれど。
友だちはいらないを読んでもどうかと思ったけれど、この人、裸の王様なんじゃないかと思った一冊でした。
それこそ、友だちにはなりたくないタイプかもしれない。
それなりに参考になる話も読めたから三ツ星としましたが、二つ星にしようかと思う位。
だがしかし、実際は対談ではなくて、ほとんど相槌打っているようにしか思えない感じで濃い話を期待していたのに全くの期待外れ。
押井守も馬鹿の一つ覚えのようにハリアー、ハリアーといい加減嫌になってきます。
RPGも同様に馬鹿の一つ覚えのように推奨。自分が映画撮影時に感じた衝撃が強いだけなのでは?
You tubeの動画を見てもウクライナ兵は平気でバカスカ撃ってるし、アマチュアも撃ってます。
見ただけで勝てる気がしない兵器はダメという話には、馬鹿そのものを感じる。
また、自分がたかが射撃場で借りて売ってみただけだろうにあの銃がいいだの悪いだのというのもどうかと思う。
銃は射撃も大事だけれど、メンテナンス性やコスト、携帯性も大事だろうし、そもそもプロと所詮アマチュアでは使い勝手が異なると思う。
自分が仕事で熟練してい使っているプロ用のものが果たして素人にも使いやすいものなのか考えてみればわかるのでは? まあ、中には素人でもすぐに使えるプロ用の道具もあるけれど。
友だちはいらないを読んでもどうかと思ったけれど、この人、裸の王様なんじゃないかと思った一冊でした。
それこそ、友だちにはなりたくないタイプかもしれない。
それなりに参考になる話も読めたから三ツ星としましたが、二つ星にしようかと思う位。
2012年6月20日に日本でレビュー済み
皆が普通に思っている事を喋って文章にしている感じです。
普通の人は公にしないし有名人は尚更しないのでしょうけど
押井守は別だったみたいです。 よく書籍化できたと思います。
普通の人は公にしないし有名人は尚更しないのでしょうけど
押井守は別だったみたいです。 よく書籍化できたと思います。