私が縁を授かった猫たちが飼い主を喪い、悲しみに暮れていた頃に出会った本です。
著者の方とは写真展でお会いしましたが、自らのら猫達の救済活動に従事なされ本当に彼等を想う気持ちがなければ出てこない写真と文書で綴られています。姉妹本も。
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のらねこ。 -ちいさな命の物語- 単行本 – 2008/3/28
中川 こうじ
(著)
のらねこたちの輝きを優しい写真と文章でつづる、四編の「命」の物語。
身ごもった身体で公園に捨てられて、そこで母となった茶白猫。
気が付いたら暗い倉庫の中でふたりきりになっていた兄弟猫。
置き去りにされた場所で、ひたすら待ち続けた白黒猫と黒い子猫。
そして、突然やってきて、そっと逝ってしまった優しい三毛猫--。
それでもちいさな命たちは、未来に向かって生きていく……。
身ごもった身体で公園に捨てられて、そこで母となった茶白猫。
気が付いたら暗い倉庫の中でふたりきりになっていた兄弟猫。
置き去りにされた場所で、ひたすら待ち続けた白黒猫と黒い子猫。
そして、突然やってきて、そっと逝ってしまった優しい三毛猫--。
それでもちいさな命たちは、未来に向かって生きていく……。
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2008/3/28
- ISBN-104757741707
- ISBN-13978-4757741706
登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2008/3/28)
- 発売日 : 2008/3/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 128ページ
- ISBN-10 : 4757741707
- ISBN-13 : 978-4757741706
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,258,348位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中川こうじさんの『のらねこ』シリーズ3冊はすべて持っています。他のレビューアーがおっしゃっているとおり、私にとっても『一番好きなねこの本です』。
切り取られた猫たちの表情がありのままの現実を映しているだけでなく、各写真に綴られている文に、著者の野良猫たちへの深い愛情があふれていて涙なくして読めません。こんなに素晴らしい本、他にあるでしょうか? 中川氏同様、太田康介氏の写真集や活動も素晴らしく、このようなカメラマンの方たちの優しさ、命に対する深い愛と眼差しに頭が下がる思いです(猫の写真集で超人気の岩●氏は、なぜ野良猫保護活動に力を入れないのか、自分はのら猫達の写真で生業を立てているのに、と非常に残念です)。
人間の勝手な理由で捨てられた猫たち、その猫たちから生まれてきた猫たちが、地球の片隅で想像を超える過酷な環境の中、必死に生きています。野生ではないので、独りでは生きていけないのはしごく当然のことで、彼らの寿命はとても短いです。ホームレスの猫たちや犬たちの環境、悪質ブリーダーや生体販売ショップへの規制は、ほんのわずかながら改善の兆しが見え始めたものの(また、多くの心ある方達が必死で救済活動をしてくださっているものの)、まだまだあまりにも社会の理解が足りません(私も20年前から野良猫ボラ活動を少しずつ行っていますが、最近は著名タレントの方々の活動に大いに励まされています)。
本書のシリーズが多くの人の目に触れ、広く読まれ、日本が一刻も早く動物愛護先進国になることを心から願っています。
切り取られた猫たちの表情がありのままの現実を映しているだけでなく、各写真に綴られている文に、著者の野良猫たちへの深い愛情があふれていて涙なくして読めません。こんなに素晴らしい本、他にあるでしょうか? 中川氏同様、太田康介氏の写真集や活動も素晴らしく、このようなカメラマンの方たちの優しさ、命に対する深い愛と眼差しに頭が下がる思いです(猫の写真集で超人気の岩●氏は、なぜ野良猫保護活動に力を入れないのか、自分はのら猫達の写真で生業を立てているのに、と非常に残念です)。
人間の勝手な理由で捨てられた猫たち、その猫たちから生まれてきた猫たちが、地球の片隅で想像を超える過酷な環境の中、必死に生きています。野生ではないので、独りでは生きていけないのはしごく当然のことで、彼らの寿命はとても短いです。ホームレスの猫たちや犬たちの環境、悪質ブリーダーや生体販売ショップへの規制は、ほんのわずかながら改善の兆しが見え始めたものの(また、多くの心ある方達が必死で救済活動をしてくださっているものの)、まだまだあまりにも社会の理解が足りません(私も20年前から野良猫ボラ活動を少しずつ行っていますが、最近は著名タレントの方々の活動に大いに励まされています)。
本書のシリーズが多くの人の目に触れ、広く読まれ、日本が一刻も早く動物愛護先進国になることを心から願っています。
2023年10月7日に日本でレビュー済み
沢山の野良猫の子猫たちが載っていて可愛い、でもたぶん大部分の子猫たちが成猫になれずにお外で短い命を散らしたのでしょうね。
人の狂気によって、、、、って何をされたの?
故意に子猫を殺したのなら犯人は逮捕されるべき事件案件ではないの?
サラーっと書かれていたけど、怖
人の狂気によって、、、、って何をされたの?
故意に子猫を殺したのなら犯人は逮捕されるべき事件案件ではないの?
サラーっと書かれていたけど、怖
2014年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
猫は可愛い動物です。
猫の表情を見たり、なでていると本当に癒されます。
でも、この本の猫たちは違います。
彼らは、悲しみ、怒り、人間に抗議しているように見えます。
人間に深い恨みの視線を向けているようにも見えます。
悲しい文章も一層そう思わせます。
しばらくは猫たちの眼を正視できなくなりそうです。
わさびちゃんの一件についても思ったのですが、
生き物のすみかを奪って追い出してしまうと、
もっと弱い立場にいる動物たちに、しわ寄せがいくのです。
開発をするな、なんて言いません。開発が必要な場合もあるでしょう。
でも開発をするのなら、どんな影響があるかもっとよく考えるべきでしょうし、
人間にはその結果についての責任があるはずです。
日本ではトキが絶滅寸前ですが、一つの生物種が絶滅するような社会でいいのかなと思います。
こんなことでは、いつか人間自身に恐ろしい結果がかえって来るのではないでしょうか?
これ以上人間の思い上がりは、許されない段階に来ていると思います。
この本の猫たちを見ていて、自分も含めて、改めて人間の身勝手さを強く感じました。
動物たちを大事にしなければいけません、環境を大事にしなければいけません。
猫の表情を見たり、なでていると本当に癒されます。
でも、この本の猫たちは違います。
彼らは、悲しみ、怒り、人間に抗議しているように見えます。
人間に深い恨みの視線を向けているようにも見えます。
悲しい文章も一層そう思わせます。
しばらくは猫たちの眼を正視できなくなりそうです。
わさびちゃんの一件についても思ったのですが、
生き物のすみかを奪って追い出してしまうと、
もっと弱い立場にいる動物たちに、しわ寄せがいくのです。
開発をするな、なんて言いません。開発が必要な場合もあるでしょう。
でも開発をするのなら、どんな影響があるかもっとよく考えるべきでしょうし、
人間にはその結果についての責任があるはずです。
日本ではトキが絶滅寸前ですが、一つの生物種が絶滅するような社会でいいのかなと思います。
こんなことでは、いつか人間自身に恐ろしい結果がかえって来るのではないでしょうか?
これ以上人間の思い上がりは、許されない段階に来ていると思います。
この本の猫たちを見ていて、自分も含めて、改めて人間の身勝手さを強く感じました。
動物たちを大事にしなければいけません、環境を大事にしなければいけません。
2013年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真集のコンセプトがいまいち伝わらなかったです。いろんなネコの写真を盛り込み過ぎなのでしょうか。
2011年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真がとても綺麗で、どの猫もとても愛らしいです。
野良猫達をとりまく悲しい現実が解りやすく、愛情深く書かれていて、子供でも理解できます。
表現に感傷的なところがあり、気になったのですが、著者の感情が素直に表現されているのだと思いました。野良猫を保護している方の事にも触れてあり、この本をきっかけに、野良猫の本当の事を知ってもらえると良いなあと思います。 沢山の子供や大人に読んでいただきたい本です。
野良猫達をとりまく悲しい現実が解りやすく、愛情深く書かれていて、子供でも理解できます。
表現に感傷的なところがあり、気になったのですが、著者の感情が素直に表現されているのだと思いました。野良猫を保護している方の事にも触れてあり、この本をきっかけに、野良猫の本当の事を知ってもらえると良いなあと思います。 沢山の子供や大人に読んでいただきたい本です。
2018年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明日をも知れない日々を小さな体で精一杯生きようする野良猫たち
2012年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本と出会って衝撃を受けた。
泣いているだけではだめだと
わかっているのだが
涙が止まらない。
小さいけれど、いや、だからこそ
この子らの命のかけがいの無さに
思いを馳せる。
私の家では、
すでに三匹ののらたちと出逢い
今は、家族の一員となっているが
この子ら
ひとりひとりが
個性を持つ、かけがいの無い存在なのだと
よくわかる。
どうか、人々が、立ち止まって
あと少しだけ
連想してくれれば
過酷な運命を辿る子らも
少しでも減ってゆくと思う。
June 13 '12
友だちにも、
この本を配っている
泣いているだけではだめだと
わかっているのだが
涙が止まらない。
小さいけれど、いや、だからこそ
この子らの命のかけがいの無さに
思いを馳せる。
私の家では、
すでに三匹ののらたちと出逢い
今は、家族の一員となっているが
この子ら
ひとりひとりが
個性を持つ、かけがいの無い存在なのだと
よくわかる。
どうか、人々が、立ち止まって
あと少しだけ
連想してくれれば
過酷な運命を辿る子らも
少しでも減ってゆくと思う。
June 13 '12
友だちにも、
この本を配っている