文学少女シリーズは良いと思う。だけど、その設定で今回の展開は強引だったんじゃないでしょうかね。
学園ラノベの舞台で恋愛サスペンスを始めて、既存キャラに何やら追加設定を加えてってなると戸建て住宅の建築中に気が変わって?豪勢な豪邸に改築を始めたようで、いろいろ全体構造が分からなくなってしまっている。古典小説の話をする近代小説の話をする小説ってもう何が何やら・・・。脇役?の流人くんの改造も凄まじくて誰がメインか分からない感じにも・・・。
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“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫) 文庫 – 2008/4/27
野村 美月
(著)
ついにラストエピソード---“文学少女”の物語が開幕!
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2008/4/27
- ISBN-104757741731
- ISBN-13978-4757741737
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2008/4/27)
- 発売日 : 2008/4/27
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4757741731
- ISBN-13 : 978-4757741737
- カスタマーレビュー:
著者について
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福島出身。『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回えんため大賞小説部門最優秀賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 “文学少女”と恋する挿話集3 (ISBN-13: 978-4047264878 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年12月21日に日本でレビュー済み
『“文学少女”と神に臨む作家 上』です。
ついに文学少女シリーズも最終話ですが、上下巻となっています。上巻は完全にヒキなので、上下揃えてから一気に読んだ方が良いと思います。
今までは、心葉の周囲の人物に起こった事件を、文学少女たる遠子先輩が推理ならぬ「想像」で解決してきましたが、今回は遠子先輩が渦中の当事者。
作家、というものについてが、もう一つのテーマです。
作家とは、『狭き門』をくぐる孤高の存在。そして作家と読者との関係。ネタバレになるため多くは語れませんが、なかなか考えさせられます。
流人くんがキレまくっていて、すごいです。
琴吹さんの部屋に訪れた時の場面が、とてつもなくあまあまで良かったです。シリーズを通してツンデレだった琴吹さんの、デレの収穫ともいうべきでしょう。
上下巻の上としては、あくまでもヒキなので★4としておきます。
ついに文学少女シリーズも最終話ですが、上下巻となっています。上巻は完全にヒキなので、上下揃えてから一気に読んだ方が良いと思います。
今までは、心葉の周囲の人物に起こった事件を、文学少女たる遠子先輩が推理ならぬ「想像」で解決してきましたが、今回は遠子先輩が渦中の当事者。
作家、というものについてが、もう一つのテーマです。
作家とは、『狭き門』をくぐる孤高の存在。そして作家と読者との関係。ネタバレになるため多くは語れませんが、なかなか考えさせられます。
流人くんがキレまくっていて、すごいです。
琴吹さんの部屋に訪れた時の場面が、とてつもなくあまあまで良かったです。シリーズを通してツンデレだった琴吹さんの、デレの収穫ともいうべきでしょう。
上下巻の上としては、あくまでもヒキなので★4としておきます。
2008年4月29日に日本でレビュー済み
文学少女がフィナーレに向けてついに動き始めました。
これまで様々な登場人物の過去が各巻で明らかにされてきましたが、
本書はとうとう、天野遠子の秘められた過去を暴き始めます。
そして流人の正体と発言の真相はいかに…?
今回のネタ本はジッドの『狭き門』です。
相変わらず著者の紡ぐ繊細な世界観は衰えていません。
下巻の発売が待ち遠しいです。
短編集や外伝も期待しています。
ちなみに…
「文学少女」が六月より『ガンガンパワード』で漫画連載されるようですね。
楽しみなような、怖いような…(笑)
これまで様々な登場人物の過去が各巻で明らかにされてきましたが、
本書はとうとう、天野遠子の秘められた過去を暴き始めます。
そして流人の正体と発言の真相はいかに…?
今回のネタ本はジッドの『狭き門』です。
相変わらず著者の紡ぐ繊細な世界観は衰えていません。
下巻の発売が待ち遠しいです。
短編集や外伝も期待しています。
ちなみに…
「文学少女」が六月より『ガンガンパワード』で漫画連載されるようですね。
楽しみなような、怖いような…(笑)
2008年5月4日に日本でレビュー済み
いよいよ最終巻です。今回は上下巻ものでの発行です。感想としては遠子先輩と流人は身勝手すぎる。これまでのキャラとは全く違うわがままで自分たちの都合だけを心葉に押しつけるという身勝手な行動が心葉を苦しめているのを理解するべきなのではないのだろうか。下巻ではしっかりとした理由を語って欲しい。
2009年6月1日に日本でレビュー済み
“謎の美少女作家”だった井上心葉(このは・♂)と、自称“本を食べちゃう程すべての物語を深く愛している「文学少女」”の天野遠子をメインに、文学作品を彷彿とさせる事件を描いた作品の最終話・上巻です。
これまで謎だった遠子先輩と流人の家庭(生活)と、2人の両親の関係が「 狭き門 」になぞらえて語られていきます。
物語全体の起承に当たり、状況説明と登場人物の「狭き門」に対する配役、これまでに展開されてきた伏線の収束がされています。
事件の直接的な当事者の大半が既に死亡している事、遠子先輩が置かれてきた状況の異常性(まだ心葉からの視点のみですが)、そして流人が語る“過去の自分”、「背徳の門」の内容といったスパイスが、これまでの物語とは違う「なんとも言えない不気味な雰囲気」を醸し出している様に感じます。
その中にあって、心葉とななせのバレンタインの会話や、風邪で寝込んだ遠子先輩と心葉のやりとりといった暖かく柔らかい部分がとても際立って見えました。
遠子先輩は心葉にどんな想いを抱き、どんな夢を見たのか。知りたい、続きを読みたいのですが、この物語が完結してしまうのはとても寂しいですね。
これまで謎だった遠子先輩と流人の家庭(生活)と、2人の両親の関係が「 狭き門 」になぞらえて語られていきます。
物語全体の起承に当たり、状況説明と登場人物の「狭き門」に対する配役、これまでに展開されてきた伏線の収束がされています。
事件の直接的な当事者の大半が既に死亡している事、遠子先輩が置かれてきた状況の異常性(まだ心葉からの視点のみですが)、そして流人が語る“過去の自分”、「背徳の門」の内容といったスパイスが、これまでの物語とは違う「なんとも言えない不気味な雰囲気」を醸し出している様に感じます。
その中にあって、心葉とななせのバレンタインの会話や、風邪で寝込んだ遠子先輩と心葉のやりとりといった暖かく柔らかい部分がとても際立って見えました。
遠子先輩は心葉にどんな想いを抱き、どんな夢を見たのか。知りたい、続きを読みたいのですが、この物語が完結してしまうのはとても寂しいですね。
2009年4月28日に日本でレビュー済み
想像の遥か斜め上を行く展開と、あの終わりには、「ぐあー気になる!!」と、読了後思うはずです。自分は先に「このラノ2009」で既に知ってしまったから最悪でしたが!!(自棄)皆さんも似た失敗はなさらぬように!!
本気モードと化した流人が怖い。恐すぎます。エゴモードと化した遠子先輩が可哀相すぎる。デレモードに入ったにも関わらず、琴吹さんが不憫すぎる。そして心葉が……
「作家になる」という覚悟。それが今回のテーマでしょう。美羽の一言は、一応小説賞に応募を考えていた自分に「待った」をかけました。読者とは、冷たい存在だと。
叶子さんの一言は、心葉だけでなく、そう考えていた読者の心にも陰を落とします。
これらの展開がどうハッピーエンドへ向かい、誰が誰を救うのか。
全て、下巻で決着です。
本気モードと化した流人が怖い。恐すぎます。エゴモードと化した遠子先輩が可哀相すぎる。デレモードに入ったにも関わらず、琴吹さんが不憫すぎる。そして心葉が……
「作家になる」という覚悟。それが今回のテーマでしょう。美羽の一言は、一応小説賞に応募を考えていた自分に「待った」をかけました。読者とは、冷たい存在だと。
叶子さんの一言は、心葉だけでなく、そう考えていた読者の心にも陰を落とします。
これらの展開がどうハッピーエンドへ向かい、誰が誰を救うのか。
全て、下巻で決着です。
2011年3月31日に日本でレビュー済み
一番すきなラノベです。
今回は前編ですね。
シリアスさと温かさと謎。
色々な気持ちが混ざりあっています。
最終章の前編としてふさわしい内容でした、やっぱりいい作品ですね★
今回は前編ですね。
シリアスさと温かさと謎。
色々な気持ちが混ざりあっています。
最終章の前編としてふさわしい内容でした、やっぱりいい作品ですね★
2008年11月23日に日本でレビュー済み
最初から本筋です。これまで周囲の事にちょっかい出して進まなかった作品ですが、これは直球勝負です。主人公の心の葛藤がとても気になりますが、タイトル通り上巻であり感極まった状態で次巻へ続くとなってしまいます。2巻に渡る長編ですが脱線無しのため頭の中は話の整理が大変です。なのでここで一呼吸して後半に備えたいと思います。