帯の文言から、これは期待できそうだ、と思ったのだが・・。
他の方も書かれているが、期待はほどほどにしておいたほうが良い。
本作はおとぎ話や童話をモチーフに描かれた作品集である。発想は面白いと思うが、淡い感じの作画であることもあって、読んだ後あまり印象に残らないものが多い。
それでも良かったのは、「Fly me to the moon」と「思い出屋」の２作品。前者は言うまでも無く『かぐや姫』が下敷きのお話であるが、この作品がいちばん素材とうまく融合できていると思う。後者は「こんな時代もあったな・・」と感情移入しやすい作品だった。この２作品は星４つ相当だが、他がイマイチだったので、平均して星３つ。
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