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ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~ (一迅社文庫) 文庫 – 2009/7/18
ラブラブ光線絶賛放射中な妹――うずみ(♀)元・天才美少女、自由奔放な姉――綾(♀)みんなのアイドル、気になるクラスメイト――桃川みう(♀)おみ足がステキな憧れの先輩――小野塚那智(♀)彼女たちに振り回される人――ユラキ(♂)ユラキの悩みは今日もつきることなく、“ぷりるん"はまた現れる。十文字青流、新感覚系ラブストーリー誕生!
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社一迅社
- 発売日2009/7/18
- ISBN-104758040923
- ISBN-13978-4758040921
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登録情報
- 出版社 : 一迅社 (2009/7/18)
- 発売日 : 2009/7/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 270ページ
- ISBN-10 : 4758040923
- ISBN-13 : 978-4758040921
- Amazon 売れ筋ランキング: - 476,922位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
史上まれに見るラブソングみたいな小説だと思います。小説にこういう評価は似つかわしくないかも知れませんが、クライマックスの場面を読んでいる間、頭の中で音楽が鳴っているかのような錯覚に襲われました。どうか最後まで読んでみてほしい。十文字先生の作品の中でも指折りの傑作だと僕は思います。古い作品ですが、もっと評価されるべきだと思う。
2014年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作を一言で表現するなら、理不尽な偶然である。
なぜ十文字青なる北大文学部卒の人物がラノベを書いているのか。
そもそも、こんな目の大きな女の子ばかりが出てくる小説がなぜ日本にはあふれているのか。
ともすれば私たちは、美少女なるものと一生かかわりのない人生を歩んでいたのではないか。
世の中は、運命などという綺麗事では到底表現できない不条理で構築されている。
この作品もそうだ。作者による一切プロットを利用せず書き殴った作品であったと記憶している。
そうした偶然の中で生まれた作者の衝動が、萌えの影からこちらを引き寄せるのだ。
本作を楽しめるのは、そうした物事の裏側を思い描ける人である。
よって、常に日のあたった表の世界だけを見たいという人はこの作品を読むべきではない。
もし自分がどちらか分からないというなら、この作品を読めばおのずとわかるだろう。
なぜ十文字青なる北大文学部卒の人物がラノベを書いているのか。
そもそも、こんな目の大きな女の子ばかりが出てくる小説がなぜ日本にはあふれているのか。
ともすれば私たちは、美少女なるものと一生かかわりのない人生を歩んでいたのではないか。
世の中は、運命などという綺麗事では到底表現できない不条理で構築されている。
この作品もそうだ。作者による一切プロットを利用せず書き殴った作品であったと記憶している。
そうした偶然の中で生まれた作者の衝動が、萌えの影からこちらを引き寄せるのだ。
本作を楽しめるのは、そうした物事の裏側を思い描ける人である。
よって、常に日のあたった表の世界だけを見たいという人はこの作品を読むべきではない。
もし自分がどちらか分からないというなら、この作品を読めばおのずとわかるだろう。
2015年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただいちゃいちゃするだけじゃないところが良かった
ぷりるん!!
ぷりるん!!
2009年7月20日に日本でレビュー済み
これだけ出てくるキャラクタが皆、感情移入できない痛いキャラばかりで、物語が不快になる展開続きというのはある意味割り切っていてすごい。
ラストは一応ハッピーエンドに持っていっている様だが、ヒロインの描写やエピソードが殆どなく、唐突に終わるので作家が収拾に困ってぶつ切りにした様にしか見えない。
作家の精神状態・何らかの精神的外傷を如実に表している希有な作品ではないか。
少なくとも自分は書店で手にとって一読してしまったのを深く後悔した。
ラストは一応ハッピーエンドに持っていっている様だが、ヒロインの描写やエピソードが殆どなく、唐突に終わるので作家が収拾に困ってぶつ切りにした様にしか見えない。
作家の精神状態・何らかの精神的外傷を如実に表している希有な作品ではないか。
少なくとも自分は書店で手にとって一読してしまったのを深く後悔した。
2012年11月15日に日本でレビュー済み
スペースキーの上級者
著者の作品初購入。
『ぷるりん』じゃなくて『ぷりるん』という題名が目に留まり『はて、この題名は誤植なのではないか。
それとも、この文字順には本編に関係する深ーい理由が存在するのか』と気になったもんで手にとりました。
主人公は妹と二人で暮らしている男子学生。両親が共に有能な人物であるため、仕事先から帰宅することは非常に珍しいケースでさえある。
家ではお兄ちゃんっ子である妹と仲良く過ごし、教室では親しいグループと談笑しつつ恋慕する桃川さんに思いを寄せる。
そして放課後には出動要請があった時のみ部活動へ顔を出し、国色である部長さんの顔に引けをとらないおみ足を鑑賞する。
文字に起こすだけでも、羨ましい眼福天国で日常を過ごす主人公ですが、彼の周りにはもう一人見目麗しい女性がいる。
それはある時を境に何を話かけても『ぷりるん』としか返答しない殊勝な人間だった。
物語は主人公の一人称視点で進行していく。けど一口に一人称と分類しても多様な種類が存在する。
ライトノベルで一人称視点といえば砕けた口調の話し言葉を想起しがちですが、本作品の一人称はそれらと同異し、明治文学の主人公みたいな口調で展開していきます。
それにつられたのかは分かりませんが、内容も文学作品ライクな複雑さを呈している。
思い違いがないよう記載しておきますが、本作品に人外娘は登場しません。狂人じみたキャラクターは幾人登場しますが
それも先天性のものではなく、ちゃんとした起因あっての異常行動です。いくら題名が『ぷりるん』という柔らかそうな
印象を与えても、ヒロイン全員がスライム娘だったり、全身がゼリー状だったりはしません。無論肌に触れるとひんやりしてるとかもありません。
女性キャラが皆はちきれんばかりの魔乳を実らせ某閣下的に『おっぱいぷりるん、ぷりるん』な訳でもないです。
というか、ヒロインがいるかすら怪しい。
作中で詳細が描写されていた訳ではないが、ヒロインが人間である以上きっと体温も人並み程度を保持していたはずだ。
どうしても人外娘をご所望するならアンリアルコミックかその辺に頼るしかない。
文章は主人公の口調が影響しているのか、淡々としていて読み易い。
けれど、視点は主人公から他キャラへ移動することはないので、他キャラの胸中は自らの脳内で忖度する必要があります。
ツンデレや幼なじみなどラノベを独擅場とする記号的なキャラが少ない分現存する多くのラノベよりも読みがいが感じられることでしょう。
ラノベの強みでもあるお色気要素は本作品でも猛威をふるっており、ムフフ行為が挿し絵にさえなっている。
だけど、両者が愛しあっての幸福なムフフ行為なんて単純なムフフ行為でない分挿し絵相当の興奮を覚えることは出来ません。
ただ『見せちゃダメ』の黒塗りを用いてまでもムフフ行為を絵に表したその高い志しは賞賛に値します。
本番以外にも性的欲求を刺激する描写が作中見受けられますが、これらもやはり前後事情を既知してるだけに易々と興奮は出来ない。
行為だけ切り取ればそんじょそこらのラッキースケベなんて鎧袖一触なんだけどなぁ。
上記のことがあるだけにお色気目的での購入すると肩透かしをくらうでしょう。
自分には冒頭のぷるぷるさではなくどろどろとした場面が今作品のピークでした。
途中経過に比べオチがわりかしあっさりしていたのには愕然としてしまった。
これは期末試験の最終問題が選択肢から答えを選択するタイプの問題だった時の感覚とそっくり。
『ぇ、証明とか途中計算も書き残さなくちゃいけない文章問題があったのに最後は3分の一!?』尻切れ蜻蛉や続編を青写真に入れてる劇終より数倍ましですけどね。
マイナーチェンジに食傷しており一風変わったラノベを読破したい方また一巻完結型のラノベを渇望している方にオススメです。
著者の作品初購入。
『ぷるりん』じゃなくて『ぷりるん』という題名が目に留まり『はて、この題名は誤植なのではないか。
それとも、この文字順には本編に関係する深ーい理由が存在するのか』と気になったもんで手にとりました。
主人公は妹と二人で暮らしている男子学生。両親が共に有能な人物であるため、仕事先から帰宅することは非常に珍しいケースでさえある。
家ではお兄ちゃんっ子である妹と仲良く過ごし、教室では親しいグループと談笑しつつ恋慕する桃川さんに思いを寄せる。
そして放課後には出動要請があった時のみ部活動へ顔を出し、国色である部長さんの顔に引けをとらないおみ足を鑑賞する。
文字に起こすだけでも、羨ましい眼福天国で日常を過ごす主人公ですが、彼の周りにはもう一人見目麗しい女性がいる。
それはある時を境に何を話かけても『ぷりるん』としか返答しない殊勝な人間だった。
物語は主人公の一人称視点で進行していく。けど一口に一人称と分類しても多様な種類が存在する。
ライトノベルで一人称視点といえば砕けた口調の話し言葉を想起しがちですが、本作品の一人称はそれらと同異し、明治文学の主人公みたいな口調で展開していきます。
それにつられたのかは分かりませんが、内容も文学作品ライクな複雑さを呈している。
思い違いがないよう記載しておきますが、本作品に人外娘は登場しません。狂人じみたキャラクターは幾人登場しますが
それも先天性のものではなく、ちゃんとした起因あっての異常行動です。いくら題名が『ぷりるん』という柔らかそうな
印象を与えても、ヒロイン全員がスライム娘だったり、全身がゼリー状だったりはしません。無論肌に触れるとひんやりしてるとかもありません。
女性キャラが皆はちきれんばかりの魔乳を実らせ某閣下的に『おっぱいぷりるん、ぷりるん』な訳でもないです。
というか、ヒロインがいるかすら怪しい。
作中で詳細が描写されていた訳ではないが、ヒロインが人間である以上きっと体温も人並み程度を保持していたはずだ。
どうしても人外娘をご所望するならアンリアルコミックかその辺に頼るしかない。
文章は主人公の口調が影響しているのか、淡々としていて読み易い。
けれど、視点は主人公から他キャラへ移動することはないので、他キャラの胸中は自らの脳内で忖度する必要があります。
ツンデレや幼なじみなどラノベを独擅場とする記号的なキャラが少ない分現存する多くのラノベよりも読みがいが感じられることでしょう。
ラノベの強みでもあるお色気要素は本作品でも猛威をふるっており、ムフフ行為が挿し絵にさえなっている。
だけど、両者が愛しあっての幸福なムフフ行為なんて単純なムフフ行為でない分挿し絵相当の興奮を覚えることは出来ません。
ただ『見せちゃダメ』の黒塗りを用いてまでもムフフ行為を絵に表したその高い志しは賞賛に値します。
本番以外にも性的欲求を刺激する描写が作中見受けられますが、これらもやはり前後事情を既知してるだけに易々と興奮は出来ない。
行為だけ切り取ればそんじょそこらのラッキースケベなんて鎧袖一触なんだけどなぁ。
上記のことがあるだけにお色気目的での購入すると肩透かしをくらうでしょう。
自分には冒頭のぷるぷるさではなくどろどろとした場面が今作品のピークでした。
途中経過に比べオチがわりかしあっさりしていたのには愕然としてしまった。
これは期末試験の最終問題が選択肢から答えを選択するタイプの問題だった時の感覚とそっくり。
『ぇ、証明とか途中計算も書き残さなくちゃいけない文章問題があったのに最後は3分の一!?』尻切れ蜻蛉や続編を青写真に入れてる劇終より数倍ましですけどね。
マイナーチェンジに食傷しており一風変わったラノベを読破したい方また一巻完結型のラノベを渇望している方にオススメです。
2009年8月13日に日本でレビュー済み
ぷりるん。何か全く分からない。あらすじを読んでも見当がつかない。決まった時刻に現れる妖怪だろうか、とも思った。しかし、本文を読めばすぐ分かる。
ぷりるん。だが、未だに意味は分からない。
複数の女性から好意を寄せられる高校生ユラキの心の動きを描いた作品なのだが、登場人物の言動はどれも極端で、中庸という言葉を知らない。遠くから見ている分には指を指して笑えるが、お近づきにはなりたくない感じの人たちだ。美人なのに。
まあしかし、この極端さも、一般的な問題を考える上での極限を取っていると考えれば理解できなくはない。誰しも彼ら彼女らの様な要素は少なからず持っているわけであり、一般解はこれら特殊解の間にあると捉えられなくもない。
再びタイトルに戻って、特殊相対性とは何だろう。単にゴロでつけただけの可能性も大いにあるが、ここは敢えて、何かこだわりがあると考えてみる。
人の心は時間や距離が容易に変えてしまう。ある時点では相思相愛だった関係も、どちらかの気持ちが冷めれば、心の距離は開いていくだけだ。片方だけががむしゃらにがんばっても、一時は何とかなるかもしれないが、どうにもならない。そういう関係性が相対性なのだろう。
では、何故に一般ではなく特殊なのか。登場人物たちが特殊だから、と解釈するのもありだが、ここは本家に敬意を表し、これらの関係性に何か不変なものがあるから、と解釈してみたい。そう思って見てみると、変わらないものが一つある。ぷりるんである。ぷりるんは徹頭徹尾、変わらない。その言動は常に一貫しているし、それを支えるものも揺るがない。ぷりるんが変わらずにいるからこそ、ユラキは他者との関係を定義できるのである。
小学生には間違っても薦めない。中学生にも躊躇する。ただ、何か伝えたい想いは強く感じられる作品である。
ぷりるん。だが、未だに意味は分からない。
複数の女性から好意を寄せられる高校生ユラキの心の動きを描いた作品なのだが、登場人物の言動はどれも極端で、中庸という言葉を知らない。遠くから見ている分には指を指して笑えるが、お近づきにはなりたくない感じの人たちだ。美人なのに。
まあしかし、この極端さも、一般的な問題を考える上での極限を取っていると考えれば理解できなくはない。誰しも彼ら彼女らの様な要素は少なからず持っているわけであり、一般解はこれら特殊解の間にあると捉えられなくもない。
再びタイトルに戻って、特殊相対性とは何だろう。単にゴロでつけただけの可能性も大いにあるが、ここは敢えて、何かこだわりがあると考えてみる。
人の心は時間や距離が容易に変えてしまう。ある時点では相思相愛だった関係も、どちらかの気持ちが冷めれば、心の距離は開いていくだけだ。片方だけががむしゃらにがんばっても、一時は何とかなるかもしれないが、どうにもならない。そういう関係性が相対性なのだろう。
では、何故に一般ではなく特殊なのか。登場人物たちが特殊だから、と解釈するのもありだが、ここは本家に敬意を表し、これらの関係性に何か不変なものがあるから、と解釈してみたい。そう思って見てみると、変わらないものが一つある。ぷりるんである。ぷりるんは徹頭徹尾、変わらない。その言動は常に一貫しているし、それを支えるものも揺るがない。ぷりるんが変わらずにいるからこそ、ユラキは他者との関係を定義できるのである。
小学生には間違っても薦めない。中学生にも躊躇する。ただ、何か伝えたい想いは強く感じられる作品である。
2011年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「ぷりるん」という表題やかわいらしいイラスト、ライトノベルお定まりのハーレムラブコメと思いきや、SEX依存症のメンヘル女や「ぷりるん」しか口にしないストーカー女などかなりきつい。特にメンヘル女につきまとわれ、常識の通じない姉に出自を暴露され、妹に家出され、自我が崩壊し鬱から自殺願望に追い込まれる主人公の心情描写がうまい。非現実的な設定はラノベからかりながら、現実にそんな状況になったらこうなるだろう的な確信犯的な展開だ。現代の多くの中高生がかかえる対人関係に対する不安をリアルに描いた作品で、かなり重い内容だ。ぼろぼろになった主人公が姉や友人や「ぷりるん」によって救われる。他人とのコミニュケーション、家族の存在、友人関係の重要さが描かれたシリーズ1作目にして最高作。個人的には「ぷりるん」がどういう心情で主人公を思おうとやっている行為はストーカーであり、主人公が最後に手のひらを返すように彼女を好きになるのは解せない。それこそ、血縁がない妹とのHAPPY ENDのほうが現実的だと思う。
2012年9月5日に日本でレビュー済み
270という少ないページ数の中で、起承転結が上手く展開されています。正直、(この作品に関しては)舌を巻くレベルの構成力と言えるでしょう。各女性キャラ毎に物語が並行的に展開されており、ページの少なさを感じさせない密度のものに仕上がっています。
展開として鬱ゲーの基本パターンを踏襲している感じで、序盤は幸せな日々が続きますが、中盤は主人公の精神をいろいろな意味でどん底まで落とし、終盤のカタルシスにつなげています。全年齢向けラノベとしては少々いき過ぎている描写がありますが、主人公の精神的変化過程を描くためには必要な要素といえるでしょう。
各女性キャラについての印象は人により変わるでしょうが、結局のところ性悪人間はいなかったように思います。特に姉はとても弟(主人公)想いの優しい人間で、中盤での彼女との交流を通して、主人公が今まで抱いていた姉へのイメージが好転させていく様は個人的に一番感動しました。
恋愛の怖さと同時に、今まで気付かなかった優しさやありふれた存在の大切さがひしひしと伝わってきます。本当の幸せというのが何なのかは一概には言えませんが、そうであっても内側に目を向けることも大切なのだという事を改めて教えられました。
文句なしの星5です。
展開として鬱ゲーの基本パターンを踏襲している感じで、序盤は幸せな日々が続きますが、中盤は主人公の精神をいろいろな意味でどん底まで落とし、終盤のカタルシスにつなげています。全年齢向けラノベとしては少々いき過ぎている描写がありますが、主人公の精神的変化過程を描くためには必要な要素といえるでしょう。
各女性キャラについての印象は人により変わるでしょうが、結局のところ性悪人間はいなかったように思います。特に姉はとても弟(主人公)想いの優しい人間で、中盤での彼女との交流を通して、主人公が今まで抱いていた姉へのイメージが好転させていく様は個人的に一番感動しました。
恋愛の怖さと同時に、今まで気付かなかった優しさやありふれた存在の大切さがひしひしと伝わってきます。本当の幸せというのが何なのかは一概には言えませんが、そうであっても内側に目を向けることも大切なのだという事を改めて教えられました。
文句なしの星5です。