なんとも特徴的なタイトルの本作品。作者の方は、ラノベという形ではこれが処女作となるようですね。表紙の女の子がヒロインのわけでして、単純なツンデレかなーとか思ってましたが、一捻りしてきましたね。
主人公の真白英継とヒロインの黒坂魔亜子は、ともに酔狂な親から勇者及び魔王として教育されるわ、周囲から煙たがれるわでうんざりとした毎日を送るお隣同士の高校生。幼馴染でもある二人は仲良く普通に生活したいのだが、両家の仲が悪く、トラブルが続出してどうにも上手くいかない。そんな時、とてつもなく胡散臭い清掃会社が街にやってきた。街と「勇者」の家系になにやら恨みを抱いている社長が引き起こした騒動に巻き込まれた二人は、やがて自分たちが抱える運命に翻弄されることになる。
主人公とヒロインに素直な好感を持てましたね。英継は「勇者」と呼ぶには大げさなものの、正義感が強い熱血漢です。幼馴染である魔亜子に対して、かなりストレートな好意を抱いているように思います。女の子の「嫉妬」をそうと受け取れることから、鈍感さもさほどでは無い様子。あるにはありますが。
一方のヒロイン、魔亜子。表紙から連想するのは、まさしく「ツンデレ少女」。実際、レディースのような格好と木刀、自分に付きまとう百合少女に対する鉄拳制裁とまんまに見えますが・・・そこに一捻り加えられています。(まぁ、口絵のカラーイラストで気づく人もいると思いますが)英継にしか見せない素顔が超健気で可愛らしい!そして、彼女のそんな素顔にデレまくっている英継も不自然さが無くて好きです。ツンデレ系も健気系もヒロインとしては王道ですが、それを両方見せてくれるところが嬉しいですね。
今回敵役として登場した清掃会社のお二人さんは今後も活躍してくれそうですし、続きが楽しみです。唯一残念なところといえば、次回以降、魔亜子のツンデレ成分が登場しない可能性があることでしょうか。それはそれでいいんですけど、設定としては取っておいて欲しいですね。次回も期待したいと思います。というより、タイトルどうするんだろう?
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萌えるゴミは火曜日に。 (一迅社文庫) 文庫 – 2011/1/20
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社一迅社
- 発売日2011/1/20
- ISBN-109784758042048
- ISBN-13978-4758042048
登録情報
- ASIN : 4758042047
- 出版社 : 一迅社 (2011/1/20)
- 発売日 : 2011/1/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 270ページ
- ISBN-10 : 9784758042048
- ISBN-13 : 978-4758042048
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,098,207位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2011年2月6日に日本でレビュー済み
勇者と魔王のラブコメは面白いと思った
だけど、設定を長々と説明したり、急な展開についていけなっかたり
物語は淡々と進み、大きな山場が弱い
キャラは個性的で楽しいのだが、うまく動いていないというか…
設定は面白いので、続刊が出たらこれよりも楽しくなる気がする
色々と惜しい
だけど、設定を長々と説明したり、急な展開についていけなっかたり
物語は淡々と進み、大きな山場が弱い
キャラは個性的で楽しいのだが、うまく動いていないというか…
設定は面白いので、続刊が出たらこれよりも楽しくなる気がする
色々と惜しい
2011年2月18日に日本でレビュー済み
序盤はかなりくだけた内容で好みのコメディ続きでしたが、中盤からよくわからない普通では失笑ものの話をあっさり受け入れ、終盤に至ってはバトル展開にシフト。勇者と魔王の急激なパワーアップ、物語の進行上必要な設定をあっさり受け入れ、自分を殺そうとしたテロリストをあっさりと許してしまうという、駄目な意味でかなり設定ゆるゆるな小説でした。なんでそうなるの?って感じの展開が多く、方向性がどこに向いてんだかよくわからないし、主人公達の考え方に全く賛同出来ないため感情移入も出来ませんでした。中盤〜終盤はそれなりに真剣な話になってはいますが、それにしては序盤がくだけ過ぎているがためにそこら辺のギャップに違和感ありまくりでした。キャラ設定はかなり面白いのでもっと物語の作り方にうまければ良かったなと思います。