前半は、自分の身にかけられた呪いのことで気弱になったロックをめ巡る話です。師匠であるバルトゥータスに悩みを打ち明けるロックですが、師匠から返ってきた言葉は、想像していたものとは反対のものでした。「自分の道は自分で決めなければいけない」あたり前のようですが、ロックのように目標が高ければ高いほど直面する問題も険しいものになるので、自分を見失いがちです。
この巻までくるとエリシア、フィル、ナギという仲間たちの力も頼もしいものになってきました。彼女たちの応援と努力により、ロックは元気を取り戻します。
そしていよいよガーリャ奪還作戦が開始されます。先遣隊を率いるのはエリシアの師匠ニーウ。金色の首環持ちフィンヴァラとの遭遇戦で負傷します。
そして、本隊での攻略戦が開始されます。ロック達も城に突入し、数多の魔物達と戦います。これまでの戦いで腕を上げているロック達は協力しながら魔物達をやっつけていき、この巻の最大の敵であるフィンヴァラと出会います。前巻のリャナンシーとの戦いと同様始めから力の差が歴然としており、明らかに戦況は不利です。絶対絶命かと思った瞬間に現れたのは・・・(以下ネタバレになるので伏せます)
最後の方で、ガーリャ奪還作戦の真の目的が明かされます。そして魔鋼とは何かという点等、徐々にこの小説の世界の謎の一端が明らかになってきます。
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千の魔剣と盾の乙女4 (一迅社文庫) 文庫 – 2011/9/17
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社一迅社
- 発売日2011/9/17
- ISBN-104758042594
- ISBN-13978-4758042598
登録情報
- 出版社 : 一迅社 (2011/9/17)
- 発売日 : 2011/9/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 317ページ
- ISBN-10 : 4758042594
- ISBN-13 : 978-4758042598
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2015年3月27日に日本でレビュー済み
呪いの苦悩、仲間や友と
周りの人に助け助けられなんとかいい方向に進んでいけた話。
作り的には昔のノベルですがその分主人公と仲間が育っていくので楽しいです。
でも一番いいのは、次巻へ続くと言う引き延ばしの無いところ。
周りの人に助け助けられなんとかいい方向に進んでいけた話。
作り的には昔のノベルですがその分主人公と仲間が育っていくので楽しいです。
でも一番いいのは、次巻へ続くと言う引き延ばしの無いところ。
2012年3月17日に日本でレビュー済み
師匠バルトゥータスからのお使いを終えて、ガーリャ奪還計画の前線基地であるドニゴール島にやって来たアマロックとその嫁候補のエリシア、フィル、ナギは、それぞれの師匠であるバルトゥータス、ニーウ、ナイジェルと再会する。
各都市を回り、黄金、銀の首環つきの魔物と戦った経験は、彼らを成長させもしたが、特にロックは、彼の魔剣殺しの原因がリャナンシーの呪いであり、魔物を殺せば殺すほど強くなる呪いであることが明らかにもなった。つまりそれは、彼の魔剣使いとしての将来にとって、明らかに不利な条件である。今の魔剣ホルプが壊れれば、もはや彼が使える魔剣は存在しないかも知れない。
このまま戦い続ければ、いつか彼の呪いは彼自身だけではなく、エリシア、フィル、ナギという仲間を傷つけることになるかも知れない。そのことが、彼に魔剣使いを続けるかどうかを悩ませる。自分は一体何のために戦うのか?結局はその問いに行き着くのだ。
そして全ての悩みに自分なりの答えを出し、バルトゥータスからのお墨付きも得て臨む、ガーリャ奪還作戦は、熾烈を極める戦いとなるのだった。
巻頭のイラストに登場するニーウが健気で憐れすぎる。本編と全く関係ないこともすごい。今回はロックの将来についての悩み、そしてその答え如何によってはエリシア、フィル、ナギの選択も変わるという、重要な分岐点となるお話だ。
そして蒼輝の勇者サーシャと魔王バロールをめぐる魔界の情勢など、物語の背景となる事実も徐々に明らかになってきた。また、あとがきではちょっとだけ裏設定も語られる。
各都市を回り、黄金、銀の首環つきの魔物と戦った経験は、彼らを成長させもしたが、特にロックは、彼の魔剣殺しの原因がリャナンシーの呪いであり、魔物を殺せば殺すほど強くなる呪いであることが明らかにもなった。つまりそれは、彼の魔剣使いとしての将来にとって、明らかに不利な条件である。今の魔剣ホルプが壊れれば、もはや彼が使える魔剣は存在しないかも知れない。
このまま戦い続ければ、いつか彼の呪いは彼自身だけではなく、エリシア、フィル、ナギという仲間を傷つけることになるかも知れない。そのことが、彼に魔剣使いを続けるかどうかを悩ませる。自分は一体何のために戦うのか?結局はその問いに行き着くのだ。
そして全ての悩みに自分なりの答えを出し、バルトゥータスからのお墨付きも得て臨む、ガーリャ奪還作戦は、熾烈を極める戦いとなるのだった。
巻頭のイラストに登場するニーウが健気で憐れすぎる。本編と全く関係ないこともすごい。今回はロックの将来についての悩み、そしてその答え如何によってはエリシア、フィル、ナギの選択も変わるという、重要な分岐点となるお話だ。
そして蒼輝の勇者サーシャと魔王バロールをめぐる魔界の情勢など、物語の背景となる事実も徐々に明らかになってきた。また、あとがきではちょっとだけ裏設定も語られる。
2012年9月23日に日本でレビュー済み
魔物に占領されてしまったガーリャ島奪還の巻。
ガーリャ奪還巻と書いたけど、内容の3/5くらいは主人公ロックのアイデンティティ確立に使われていたように感じる。
自分の持つ夢の理由というか意味がロックの中でしっかり根付いたので、ロックはもっと強くなれると思った。
ほぼオールメンバーに加え、新しくフィルの師匠が登場するなど、非常に豪華な内容になっている。
とても楽しめた。
ガーリャ奪還巻と書いたけど、内容の3/5くらいは主人公ロックのアイデンティティ確立に使われていたように感じる。
自分の持つ夢の理由というか意味がロックの中でしっかり根付いたので、ロックはもっと強くなれると思った。
ほぼオールメンバーに加え、新しくフィルの師匠が登場するなど、非常に豪華な内容になっている。
とても楽しめた。