死語の羅列をお許しいただけるなら、ヒロインは「ボインでお馬鹿で純情で後ろ向きな美少女だけど半分悪魔」という少女小説には空前の設定で、おそらく絶後じゃないかと思われます……。
このようなヒロインが、ストイックで自他に厳しい美青年の聖騎士様を堕落させろとの任務を帯び、お馬鹿なのであっさりと返り討ちに遭ってしまいます。
つまり逆に恋に落ちたヒロイン。お色気全開で騎士様に迫り、すがりつき、追いかけ回します。ここで氷のように冷たく彼女を突き放せたら騎士様も少女小説の標準的ヒーローなのですが、そうではないのがこの作者さんの非凡なところ。つまりわりと情けない反応をぼろぼろぼろぼろ見せてしまうのですね。
ヒロインの服の胸部分が「はじけそう」「はちきれそう」あるいは実際に開いてしまったという描写がこんなに何度も出てくる少女小説は、しつこいですが空前絶後でしょう。読者が喜ぶかはさておいて。
ヒロインのお色気に目がくらみそうになりつつも正気を保っていた騎士様ですが、上司と部下のダブル裏切りにより絶体絶命のピンチに。そこで恐ろしい真実に直面します。
面白かったかと問われれば答えにつまる、ローとトップギアしかないMT車みたいなキャラばっかりの、妙な爽快感の残る作品です。
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悪魔が来たりて恋を知る (一迅社文庫アイリス) 文庫 – 2011/9/17
- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社一迅社
- 発売日2011/9/17
- ISBN-104758042624
- ISBN-13978-4758042628
登録情報
- 出版社 : 一迅社 (2011/9/17)
- 発売日 : 2011/9/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 286ページ
- ISBN-10 : 4758042624
- ISBN-13 : 978-4758042628
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,036,450位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年10月6日に日本でレビュー済み
【あらすじ】
夢魔と人間の血を引く半魔の少女ミアリは、自分よりも高位だけれど夢魔全体から見れば低位の夢魔
アドルニの命を受け、人間界へと赴く。
アドルニの命は、聖騎士ユーシウスを堕落させること。次期淫欲公にその魂を献上すれば、底辺悪魔
であるアドルニもミアリも、今よりもまともな扱いを受けられるというのだ。
夢魔でありながら、男を誘惑して精気を奪うなんて到底出来ない気弱なミアリは、アドルニから精気
を貰わなければ生きていけない。その弱味を盾にとられ、ミアリは泣く泣くアドルニの命に従い、
ユーシウスを堕落させようと近づく。
そして、アドルニに託された媚薬をユーシウスに飲ませようとするが、逆に飲まされてしまい――
【感想】
媚薬を飲んだことで急に積極的になったミアリが、大胆にも服をはだけてユーシウスに迫り、一見冷静
そうなユーシウスが顔を赤らめて「服を着たまえ!!」と一喝する様は、少女小説においては新鮮で、
ある意味良かったです(笑)
上記のシーンは何度も出てきて、ちょっとしつこくも思えましたが、ミアリとユーシウスの掛け合いは
個人的に楽しめました。
反面、後半は色々な謎が怒涛の如く明かされていきますが、少々強引な気もしました。
カルガが騎士館長にあることを掛け合って、捕らえられてしまう辺りも考えなしで、不自然だと思いましたし、
最後の収拾の付け方も、急展開すぎて不完全燃焼でした。
キャラクターに好感が持てるかどうかで、作品への評価が大きく分かれる作品だと思います。
夢魔と人間の血を引く半魔の少女ミアリは、自分よりも高位だけれど夢魔全体から見れば低位の夢魔
アドルニの命を受け、人間界へと赴く。
アドルニの命は、聖騎士ユーシウスを堕落させること。次期淫欲公にその魂を献上すれば、底辺悪魔
であるアドルニもミアリも、今よりもまともな扱いを受けられるというのだ。
夢魔でありながら、男を誘惑して精気を奪うなんて到底出来ない気弱なミアリは、アドルニから精気
を貰わなければ生きていけない。その弱味を盾にとられ、ミアリは泣く泣くアドルニの命に従い、
ユーシウスを堕落させようと近づく。
そして、アドルニに託された媚薬をユーシウスに飲ませようとするが、逆に飲まされてしまい――
【感想】
媚薬を飲んだことで急に積極的になったミアリが、大胆にも服をはだけてユーシウスに迫り、一見冷静
そうなユーシウスが顔を赤らめて「服を着たまえ!!」と一喝する様は、少女小説においては新鮮で、
ある意味良かったです(笑)
上記のシーンは何度も出てきて、ちょっとしつこくも思えましたが、ミアリとユーシウスの掛け合いは
個人的に楽しめました。
反面、後半は色々な謎が怒涛の如く明かされていきますが、少々強引な気もしました。
カルガが騎士館長にあることを掛け合って、捕らえられてしまう辺りも考えなしで、不自然だと思いましたし、
最後の収拾の付け方も、急展開すぎて不完全燃焼でした。
キャラクターに好感が持てるかどうかで、作品への評価が大きく分かれる作品だと思います。
2011年10月8日に日本でレビュー済み
個人的にはとても楽しめました。
中でも聖騎士のユーシウスが良かったです。
軽薄な男よりも堅物男子が好きな人にはおすすめですね。
内容については他の方々が書いているので割愛しますが、正直この巻で終わりだとは思えない内容です。
ユーシウスとミアリの恋愛についてももっと読みたいですね。
もうとっくにミアリに陥落しているユーシウスですが、彼があんな性格なのでこれからも中々付かず離れずをくりかえしそうな予感がします。
続きはでるのでしょうか・・・?
内容には★5あげてもいいかと思ったんですが、挿絵のデッサンがちょっと狂ってるかな?
可愛い絵柄なのに、頭と身体のバランスがちょっとおかしい気がする挿絵がチラホラ。
狂ってない挿絵も多いんですけど、ちょっと勿体無い気がしたので次回に期待ですね。
中でも聖騎士のユーシウスが良かったです。
軽薄な男よりも堅物男子が好きな人にはおすすめですね。
内容については他の方々が書いているので割愛しますが、正直この巻で終わりだとは思えない内容です。
ユーシウスとミアリの恋愛についてももっと読みたいですね。
もうとっくにミアリに陥落しているユーシウスですが、彼があんな性格なのでこれからも中々付かず離れずをくりかえしそうな予感がします。
続きはでるのでしょうか・・・?
内容には★5あげてもいいかと思ったんですが、挿絵のデッサンがちょっと狂ってるかな?
可愛い絵柄なのに、頭と身体のバランスがちょっとおかしい気がする挿絵がチラホラ。
狂ってない挿絵も多いんですけど、ちょっと勿体無い気がしたので次回に期待ですね。