企業小説は男性が書くとウンチクが多くてくどく成りがちだけど、
本書は女性作家故に、さらりとしている。
自動車メーカーのタイトなシュケジュールに追われる主人公の
スピード感と女性同士の嫉妬がほどよくミックスされ一気に読了。
働く女性から見た仕事や結婚観というものもイマドキだったし、
何より「物づくり」に真摯に取り組む人たちの話だから、
日本の復興のためにも、だれかドラマにして放映してくれないかな。
登場人物のキャラが立っているから、キャスティングも簡単だよ。
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安全靴とワルツ 単行本 – 2011/12/1
森 深紅
(著)
敦子はオリオン自動車の浜松工場工務課に勤める30歳。突然本社への出向を命じれられた。同じ工場に勤める恋人の里谷は、そろそろ結婚を意識しており、行って欲しくなかったらしい。赴任そうそう敦子は、小型車シンシアのモデルチェンジのチームの一員に任命された。秒刻みのスケジュール、本社と工場の板挟み、海賊騒動、悪夢のようなフランス出張、あげくの果てには、中国の企業が大きく立ちはだかり・・・・・・ 敦子は、颯爽と仕事する上司の京子やまじめな智江、意地悪で女っぽいマナに囲まれながら、多くの困難を正面突破していく・・・・・・
- 本の長さ262ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2011/12/1
- ISBN-104758411840
- ISBN-13978-4758411844
商品の説明
著者について
1978年愛知県生まれ。『ラヴィン・ザ・キューブ』にて第9回小松左京賞を受賞
登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2011/12/1)
- 発売日 : 2011/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 262ページ
- ISBN-10 : 4758411840
- ISBN-13 : 978-4758411844
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,365,542位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年12月11日に日本でレビュー済み
仕事小説ということで高殿円のトッカン的なノリを期待して購入。
自動車メーカーが舞台なのだが、繊維関係の自分にも何となく共感できるのは不思議な感じ。もの作りってのは業種に関わらず、どこか通じる部分が多いようで、すんなり読めた。プロジェクトX的と言えばいいか。特に調達騒動と中国コピー発覚はにやり。製造業に関わる様々な問題が短編形式に纏められていて分かりやすい。
読み物として面白く、勉強になる本。女性向けに書かれているからか、社内恋愛部分が男性読者には少々痒い。星一つ足さなかった理由は仕事に注力した部分をもっと読みたかったからですが、今後に期待ということで。
製造系を狙っている就活生にもおすすめです。
自動車メーカーが舞台なのだが、繊維関係の自分にも何となく共感できるのは不思議な感じ。もの作りってのは業種に関わらず、どこか通じる部分が多いようで、すんなり読めた。プロジェクトX的と言えばいいか。特に調達騒動と中国コピー発覚はにやり。製造業に関わる様々な問題が短編形式に纏められていて分かりやすい。
読み物として面白く、勉強になる本。女性向けに書かれているからか、社内恋愛部分が男性読者には少々痒い。星一つ足さなかった理由は仕事に注力した部分をもっと読みたかったからですが、今後に期待ということで。
製造系を狙っている就活生にもおすすめです。