成吉思汗の誕生から、モンゴル統一、更に金を制覇し、西へというところまでです。
井上靖の「蒼き狼」は、そのタイトル通り「蒼き狼」の血の証明のために、戦い抜いてゆく姿を描くと言うことで、はっきりした意図が見えます。
それに対し、この森村誠一の本書は、彼が何故これほどの大帝国を築きえたのかに、視点の中心があるように見えます。
この上巻は最初から最後まで、血なまぐさい戦いの場面ばかりです。
その中で、彼の性格、考え方を整理して表現しています。
テムジンの時代から異なる環境、異なる思考、広い視野ということに敬意を抱いています。
汗の称号を得てからは、年功序列を廃し、実力主義を持って部下に対します。非常に残忍な面を見せる一方で慈悲深い面も見せます。
モンゴルを統一しながら、尚、戦うことをやめないことについて、クランに次のように答えます。
「我が民族は黄金の民族として最も強く、最も富まなければならぬ。そのために上天が朕に命じて、よろずの国を統治させたもうのだ」
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
よく一緒に購入されている商品
+
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
