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巷の美食家 (グルメ文庫 か 1-1) 文庫 – 2005/7/1
開高 健
(著)
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2005/7/1
- ISBN-104758431884
- ISBN-13978-4758431880
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登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2005/7/1)
- 発売日 : 2005/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 242ページ
- ISBN-10 : 4758431884
- ISBN-13 : 978-4758431880
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,132,026位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1930年大阪に生まれる。大阪市立大を卒業後、洋酒会社宣伝部で時代の動向を的確にとらえた数々のコピーをつくる。かたわら創作を始め、「パニック」で注目を浴び、「裸の王様」で芥川賞受賞。ベトナムの戦場や、中国、東欧を精力的にルポ、行動する作家として知られた。1989年逝去。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 饒舌の思想 (ISBN-13: 978-4480426635 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月5日に日本でレビュー済み
刊行済みのいくつかの本から食に関するエッセイを集めて1冊にしている。なので「前の記事にも書いたが~」的な文章で始まる整合性のない編集になってしまっている。さらには同じ話(ネタ)が何度も出てきてがっかり。これはすべて雑すぎる編集の問題。もう少し考えて集めてほしい。それより時代かな。開高健の作品はずいぶん読んだが、いまこうしてあらためて読むと思っていた以上に文章が古びていて驚いてしまう。エッセイだからしかたのないところもあるが、文体そのものに古さを感じてしまった。
2018年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
開高さんの本を久しぶりに拝読しましたが、今読んでもぜんぜん古さをかんじません。
2005年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
開高健全集から「食」に関するものを厳選してピックアップした選集です。
こうしてまとめて読んでみると、彼がいかに食べかつ呑み、かつ書きしゃべったがよくわかります。
そしてその量と深さにくらくらする想いがします。
この選集の中で特に記憶に残ったのが次のエピソードです。(「大震災来たりなば」)
前半の戦中戦後の食事を再現して食べようという企画です。
都市部に生活している者には、かつては農村や漁村などの「いなか」があり、「いざという時」には田舎に「疎開」することができた。
しかし、今はその田舎がなくなり、避難することすらままならなくなってっしまった。
いまやわれわれは退路のない戦いをしているのだ。
いわば「特攻隊」なのだ。
という趣旨のエピソードがあります。
作品の発表年代が書いていないので正確なことはいえませんが、おそらく30年以上前(2005年時点)の作品だと思います。
その段階で、もうこのような状況があったわけです。
そしてそれが今やもっとひどい状況になっているのです。
「退路のない戦い」…
それでもその「戦い」に勝ち、子どもたちにかけがえのない地球を渡してあげる義務があると思います。
こうしてまとめて読んでみると、彼がいかに食べかつ呑み、かつ書きしゃべったがよくわかります。
そしてその量と深さにくらくらする想いがします。
この選集の中で特に記憶に残ったのが次のエピソードです。(「大震災来たりなば」)
前半の戦中戦後の食事を再現して食べようという企画です。
都市部に生活している者には、かつては農村や漁村などの「いなか」があり、「いざという時」には田舎に「疎開」することができた。
しかし、今はその田舎がなくなり、避難することすらままならなくなってっしまった。
いまやわれわれは退路のない戦いをしているのだ。
いわば「特攻隊」なのだ。
という趣旨のエピソードがあります。
作品の発表年代が書いていないので正確なことはいえませんが、おそらく30年以上前(2005年時点)の作品だと思います。
その段階で、もうこのような状況があったわけです。
そしてそれが今やもっとひどい状況になっているのです。
「退路のない戦い」…
それでもその「戦い」に勝ち、子どもたちにかけがえのない地球を渡してあげる義務があると思います。
2009年10月18日に日本でレビュー済み
開高健の文章から、食に関する部分を引き抜いてきて一冊としたもの。『地球はグラスのふちを回る』、『開口閉口』、『最後の晩餐』が元の本。
文章は非常にいい。重厚で軽妙で蘊蓄があり、じっくりと楽しむことが出来る。食の文学の最高峰に近いところにある。
しかし、この「グルメ文庫」の作り方には何だか釈然としないものが残る。売れるし、本としても水準の高いものに仕上がってはいるのだが、これはないよなと思う。
文章は非常にいい。重厚で軽妙で蘊蓄があり、じっくりと楽しむことが出来る。食の文学の最高峰に近いところにある。
しかし、この「グルメ文庫」の作り方には何だか釈然としないものが残る。売れるし、本としても水準の高いものに仕上がってはいるのだが、これはないよなと思う。
2010年8月23日に日本でレビュー済み
釣りを愛し酒を愛し,食にも並々ならぬ関心を抱いていた開高健の食に関する文章を,色々な出典から集めた作品集です。
開高健にしか書けない観察眼の鋭さ,文章の巧みさ・表現力の豊かさには敬服しますが,しかしこの編集はどうなんでしょうか・・・。
色々なところから文章を集めてくるという手法は以前から,開高作品にもありましたが,最近本人や遺族がいないことを良いことに,かなり安易な開高健関連の出版物が目立ち,作家の業績を出版関係の人間が,よってたかってやりたい放題に食い散らかしているような感じを個人的には受けて悲しくなってしまいます。
私も中学生時代からの開高健ファンですが,最近はこの手の開高本が出版されても手が伸びにくくなっています。
開高先生が,この様な状況を天国で見られたら何と思うでしょうか,出版業界の方もよく考えて欲しいものです。
もっとも,氏の性格からすると天国で豪快に笑っておられるかもしれませんが。
開高健にしか書けない観察眼の鋭さ,文章の巧みさ・表現力の豊かさには敬服しますが,しかしこの編集はどうなんでしょうか・・・。
色々なところから文章を集めてくるという手法は以前から,開高作品にもありましたが,最近本人や遺族がいないことを良いことに,かなり安易な開高健関連の出版物が目立ち,作家の業績を出版関係の人間が,よってたかってやりたい放題に食い散らかしているような感じを個人的には受けて悲しくなってしまいます。
私も中学生時代からの開高健ファンですが,最近はこの手の開高本が出版されても手が伸びにくくなっています。
開高先生が,この様な状況を天国で見られたら何と思うでしょうか,出版業界の方もよく考えて欲しいものです。
もっとも,氏の性格からすると天国で豪快に笑っておられるかもしれませんが。