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佐々木譲

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笑う警官 (ハルキ文庫さ 9-2) 文庫 – 2007/5/1

佐々木譲 (著)

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本の長さ

448ページ
言語

日本語
出版社

角川春樹事務所
発売日

2007/5/1
ISBN-10

4758432864
ISBN-13

978-4758432863
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出版社 ‏ : ‎ 角川春樹事務所 (2007/5/1)
発売日 ‏ : ‎ 2007/5/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 448ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4758432864
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4758432863

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- - 207位ハルキ文庫
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佐々木譲

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1950(昭和25)年、北海道生まれ。広告代理店、自動車メーカー勤務を経て、79年に『鉄騎兵、跳んだ』でオール讀物新人賞受賞。90年、『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。2002年、『武揚伝』で新田次郎文学賞を受賞。また、2010年には『廃墟に乞う』で直木三十五賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より：本データは『鉄騎兵、跳んだ　(ISBN-13:978-4167773823)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

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良いと思います。

2019年5月19日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

北海道警察シリーズは面白く一気に読むことができた。良いと思います。

2021年5月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

北海道警察本部の不祥事を題材に実際に原作者が取材した警官をモデルにしている小説で、テンポよく読める。描写もしっかりしている。

ワンシーン。ネタバレかもしれないが。特に自分が実体験として近い出来事があったからか、拍動を感じた一コマ。

おとり捜査を決行したジャズバーにて、主人公の佐伯警部補と相棒の津久井巡査部長が警察官であると身バレしそうになったシーン。「若い男たちがたちまち佐伯を羽交い絞めにした。ひとりが拳銃を抜き出し、佐伯の頭に銃口を突きつけた。津久井の胸にも、ナイフが突きつけられた。」という絶体絶命のピンチに陥る。ナイフを突きつけられていながらも年下の津久井巡査部長が機転を利かした芝居をし、二人はピンチを切り抜けてジャズバーを脱出するが、佐伯警部補はその一連の間、自らの身に起きた不意の出来事に言葉を失い、硬直していた。佐伯警部補は少し脇が甘かったのもあるように思えた。万一にでも身バレしそうになれば緊迫した場面になることは予想できたはずであり、そんな作戦の前には尿意があれば処理をしておくものだ。だが、佐伯警部補は処理を怠ったのだろう。銃口を突き付けられた瞬間だった。彼は股間が一気に生ぬるくなって内側から濡らしてしまった。どんなときとでも怯んではならないと叩き込まれている警察官だが、佐伯警部補は堪らぬ恐怖に怯み、途端にオシッコしてしまったのだった。後に述べられているが、彼が下に着けていたのはデリケートな“白ブリーフパンツ”。恥ずかしくも青年警察官の純白ブリーフパンツがまさかの“おもらし”でぐっしょりになってしまう。白ブリーフ着用の男子にとって、白い布に濡れた黄色い染みができてしまえば、恥ずかしいものだ。ましてや警察官の立場で“白ブリ”をおもらしでびしょ濡れにしてしまったのだから、相当な羞恥だっただろう。問題のシーンは「突然の恐怖に佐伯警部補はたまらず失禁した。」と、さらりと描写されている。続いて「恐怖でおもらしをしてしまうというのはこんな感じなのかと、初めてパンツが小便で濡れてゆく感触を知った」とある。“おもらし”と捉えたことからモロにオシッコが出たことも窺える。着衣について「ズボンに染みが出るのは免れたが、白ブリーフは小便でどうしようもないほど濡らしていた。」との記述から彼のパンツの好みが白ブリであることと、おもらしによる濡れ具合がはっきりとわかる。トランクスだとそうはいかないが、ぴったり穿いた綿の白ブリパンツはよくオシッコを吸う。世代からしておそらくグンゼかＢＶＤだろう。彼はかろうじて木綿のパンツの吸水性に救われ、ズボンに染みを作るのは免れた。ただ、ブリーフに失禁をしてしまうと、濡れた布が陰部や鼠径部にへばりつき、不快感は相当なものだ。また、濡れてへばりついたブリーフの前布には恥部の様子がいやらしいくらい透けてしまう。大事なところの向きも大きさも形も、袋のシワの様子まで男子の股間のすべてが白ブリーフの黄色くなって濡れた布にへばりつかれて透け上がる。相手の誰にも気づかれていないとはいえ、ズボンの下は白ブリーフ一丁で、しかも大人の純白ではなく黄色く染まった”オモラシパンツ”。そんな状況ゆえ、佐伯警部補には下手に足を動かして抵抗でもすれば、白ブリーフの濡れた部分がズボンに押し付けられて、白ブリーフに含んでいたオシッコがズボンに染みてきてしまいかねない。そうなれば、おもらししてしまったことがバレてズボンをずらされ、オモラシパンツの白ブリーフを丸出しにされるかもしれず、相当な焦りがあったのだろう。当然かもしれないが、彼はおもらしの後、後輩である津久井のファインプレーでピンチを脱出するまで無言になってしまうのだった。身バレのピンチを切り抜け、現場のバーを離れた後、佐伯と津久井は作戦の練り直しをする必要があったのだが、喫茶店に向かったわけでもなく、近くのホテルに向かったのだった。言うまでもなく佐伯にブリーフの取り換えが必要であったからだろう。おもらしを不意にしたのだから、換えのパンツの持ち合わせなど当然ない。そんなときに役立つのは昔ならホテルであった。ホテルのフロントに頼めば箱入りの白ブリーフを売ってもらえた。しかし、誰もが白い箱の中のパンツは白ブリーフであることは知っていた。そして、宿泊でもないのに白ブリーフの箱を買うことは、自らの白ブリーフがその時まさに濡れていることをフロント係に打ち明けるのも同然のことだった。後輩の津久井を伴っていた佐伯警部補が白いブリーフの箱を買うことは尚更恥ずかしかったろう。それでもパンツを手に入れて、なんとか新しい白パンに取り換えたいと思うほど、佐伯警部補は濡れた布が股間にぐいぐいとへばりついてくるブリーフおもらし特有の感覚に苛まれていたのかもしれない。本作の次の作品で、佐伯警部補はこのときのおとり捜査でバレなかったとはいえ警察官として初めて恐怖心からのおもらしでブリーフをひどく濡らした屈辱が原因でＰＴＳＤを発症していることが明らかになる。

現代なら、普段のブリーフパンツの中身だけをおむつにして穿くことを可能にするパッドタイプのおむつもある。失禁パッドとも呼ばれ、青年男性でもパンツをめくれば、こうした手軽なおむつが中にしっかり貼ってあるという人もいる。当時はこうしたパンツに併せるおむつがなく、失禁すれば白ブリーフが染みて濡れるのみだった。他では見ない、現役警察官が恐怖心に負けてオシッコ垂れをしてしまい、純白のブリーフをぐっしょり濡らす描写に現実味を感じさせてもくれた。

数行の一コマ、ストーリーの主たる場面ではない一コマだが、かつて他人からの恫喝を受けた際に自分がグンゼを濡らした経験が重ね合わさり、いっそう読み入った。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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gakk

まぁ読めました。

2018年11月13日に日本でレビュー済み

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稲葉事件のスピンオフみたいな感じですが、こうも上手くいくとは思えません。(笑)

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Martha Argerich

誰かにとってのタイミングは野卑な忍び笑い、誰かにとってのタイミングはピアノの音色

2010年6月2日に日本でレビュー済み

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　舞台は北海道道警。他殺体で発見された婦人警官。被害者との交遊関係から、ただちに犯人だと断定されてしまう同僚の刑事。何と
異例のタイミングで射殺許可まで下りる。そのタイミングが誰かにとって都合がよすぎ、反対に誰かにとって......

元相棒にして命の恩人でもある被疑者の無実を信じ救うため、秘密裡に立ち上がった刑事がいた。彼が設置した裏本部には現状に
不信を抱く仲間も集まり捜査開始！メンバーのバランスがいい。ベテラン、新人君、紅一点、ギャグ役。

またこの作品、テンポがよいとかリズミカルに読ませるというより、何度も使うがまさにタイミングの妙だ。だれそうになると、
うまい具合に起爆剤が挿入される。自然に。だがそれは読者視点であって、物語の上では、それらが不自然な違和感として残り
後々までの秘密となる。それにしても時間にすればたった一夜の出来事なんだけど、濃密でドラマチックな展開。息もつかせない。

警察暗部の本質を問題提起しながらも、小難しくはならない。躍動するアクションも満載。なかなか魅力的な警察小説だと思う。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

よいちょ

佐々木作品にハマるきっかけになりました。

2018年10月10日に日本でレビュー済み

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警察・司法モノは前から好きだったのですが、これ読んですっかり佐々木作品にハマりました。

凄いザックリ言うと横山秀夫のリアリティと今野敏のエンターテインメントを足して２で割って、そこに巧妙な表現と会話のふりかけを掛けた感じです。強引に言うと。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ringmoo

警察の不祥事をつく

2009年1月15日に日本でレビュー済み

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この本を何の疑問も持たずに読むことが出来ることを非常に残念に思います。と言うのも、この本を読み進める内に、確かにこんな事件があったなあと、思い当たるからです。２００２年に発覚した北海道警の不祥事が、この物語のベースにあります。

主人公は佐伯警部補です。
彼は、かつておとり捜査で組んだことのある津久見巡査部長にかけられた殺人容疑の潔白を証明しようとします。
仲間たちと裏の捜査本部とでも言うべきチームを作り、たった一日弱でこの捜査をやり遂げなければなりません。しかも、津久見には射殺命令が。その身の安全も図らなければなりません。
警官の身でありながら「うたう」ことに対する反発は強く、彼らの動きが筒抜けになります。
厳しい状況の中で、佐伯は･･･。

まるで映画を見ているようにテンポの良いシーンが続きます。ストーリー・テラーの作者らしい読みやすい文章で、組織の上部の腐敗を下っ端の警官が追い詰めてゆく清々しさのある作品です。多少のご都合主義は仕方ないでしょう。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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山本和生

笑う？うたう方が良かったです。

2013年5月8日に日本でレビュー済み

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本当になぜこの題名にしたのか！読んでみると全く｢笑う警官｣が違うことがわかります。
｢警官の正義｣に改名してはどうでしょうか？

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Jiro

文章が下手すぎる

2021年10月12日に日本でレビュー済み

テンポの悪さ、文章力の低さが目立ち物語に集中できない。構成、プロットを考えるよりまず文章の勉強をして欲しい。

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笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-2) 文庫 – 2007/5/1

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