ネタバレはしたくないので、ギリギリで書きます。
レビューがあまりよくないので心配していましたが、シリーズに愛着を持ってしまったので購入しました。
いい意味で裏切られました。
何でも出来る政次さんがちょっとひるんだり、
亮吉さんがまたいい具合に緩ませてくれ、でもしっかり仕事はして
彦四郎さんは出番は少ないものの、少し人間味が増したようで。
何より、今回は淡々と流れるように見えて
いろいろな周りの人の呟きや会話から感じ取れるものが多いと思います。
実際自分も、一回目はさくっと読めてしまって、
またぱらぱら落ち着いて読み直したら小さいところに感じるところが多々ありました。
一話ずつの捕物ではないので、大味に見えますが
実は新しい段階にきた感じがしました。
もっと読みたい!という期待を込めて☆4つ。
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紫房の十手: 鎌倉河岸捕物控17の巻 (ハルキ文庫 さ 8-33 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 17の巻) 文庫 – 2010/7/1
佐伯 泰英
(著)
- 本の長さ316ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2010/7/1
- 寸法10.7 x 1.3 x 15.2 cm
- ISBN-104758434875
- ISBN-13978-4758434874
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登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2010/7/1)
- 発売日 : 2010/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 316ページ
- ISBN-10 : 4758434875
- ISBN-13 : 978-4758434874
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 495,507位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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佐伯泰英(さえき・やすひで)
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。
闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの小説・ノンフィクション作品を手がける。99年、初の時代小説『密命―見参! 寒月霞斬り』を発表、迫力ある剣戟シーンと人情味あふれる庶民を描き、時代小説の旗手として高い評価を得る。以降、数々の人気シリーズを抱えるベストセラー作家に。
主な著書に、「密命」「居眠り磐音 江戸双紙」「吉原裏同心」「鎌倉河岸捕物帖」「古着屋総兵衛影始末」「酔いどれ小籐次留書」「交代寄合伊那衆異聞」シリーズなど多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月23日に日本でレビュー済み
今回は、親分以下ご隠居様やしほが湯治旅に行っていたので
政次サンが、がんばりました。
いつもとは違うお話の流れもたまには新鮮で良いですね。
ただ、いつも思うのは、
文章の流れや話の展開が、綺麗でスムーズ過ぎる気がして、
もう少し、泥臭さっていうか、男臭さっていうか、
そういうのがあっても良いかなって思ってしまいます。
そこに、なんというか物足りなさを感じてしまいます。
なにもかもが出来すぎてる感じ?
何か大きな失敗でもして、壁にぶちあたる政次サンを見てみたいな。
政次サンが、がんばりました。
いつもとは違うお話の流れもたまには新鮮で良いですね。
ただ、いつも思うのは、
文章の流れや話の展開が、綺麗でスムーズ過ぎる気がして、
もう少し、泥臭さっていうか、男臭さっていうか、
そういうのがあっても良いかなって思ってしまいます。
そこに、なんというか物足りなさを感じてしまいます。
なにもかもが出来すぎてる感じ?
何か大きな失敗でもして、壁にぶちあたる政次サンを見てみたいな。
2017年4月16日に日本でレビュー済み
例えば、
仲の良い高齢夫妻3組が、息子の妻と、秘書や運転手といった雇用人を連れて、
湯治に行った、とする。
警視庁のお偉いさんの息子の妻は写真が好きで、何かと撮影して歩く。
最初の目的地で、強盗殺人が発生したばかりだった。
そういえば、と、息子の妻が撮った写真に、犯人らしき男が映っていたような気がする…。
と置き換えてゆくと、
どこかで読んだ推理小説の、舞台を江戸にして、さらに、犯人をおびき出すための囮にしたり、
現行犯にするための張り込みをしたり、と、あれこれ、切り貼り。
ゆえに、どこかで読んだことのある展開になっている。
時代考証に期待できなくなって久しいが、せめて独自性だけは持ちこたえてほしいものだ。
仲の良い高齢夫妻3組が、息子の妻と、秘書や運転手といった雇用人を連れて、
湯治に行った、とする。
警視庁のお偉いさんの息子の妻は写真が好きで、何かと撮影して歩く。
最初の目的地で、強盗殺人が発生したばかりだった。
そういえば、と、息子の妻が撮った写真に、犯人らしき男が映っていたような気がする…。
と置き換えてゆくと、
どこかで読んだ推理小説の、舞台を江戸にして、さらに、犯人をおびき出すための囮にしたり、
現行犯にするための張り込みをしたり、と、あれこれ、切り貼り。
ゆえに、どこかで読んだことのある展開になっている。
時代考証に期待できなくなって久しいが、せめて独自性だけは持ちこたえてほしいものだ。
2010年8月1日に日本でレビュー済み
一介の町人(そうではない、と位置付けてはいるが)と、将軍が会うはずがない。
この作者は、別シリーズでも、一介の浪人(そうではない…以下略)やその息子を、将軍やその後継者のお気に入りにしている。
たとえば、銭形平次が、時の最高権力者の後ろ盾を得たことはないし、そんなことを考えたこともなかったはずだ。
本当の意味で庶民のヒーローは、この作者からは生まれないだろうな。
好きなだけに残念です。
この作者は、別シリーズでも、一介の浪人(そうではない…以下略)やその息子を、将軍やその後継者のお気に入りにしている。
たとえば、銭形平次が、時の最高権力者の後ろ盾を得たことはないし、そんなことを考えたこともなかったはずだ。
本当の意味で庶民のヒーローは、この作者からは生まれないだろうな。
好きなだけに残念です。