高名な著者の本を、いまごろ遅ればせながら
読んでます
本を読む楽しみや、そこで紹介される、理論や
著者たちに出会えることです、
名前だけしか知らなかった作者に出会えます、
オルテガなどもそうです、本書の中に、同僚の
研究者に、このオルテガというのは、あのプロレ
スラーのオルテガのことなのか、と聞かれて、驚
いたという話が出てきますが、当方老人も
その口でした、
かなりの人数の著者の代表作を紹介、論評してい
ますが、著者の独自の視点からの、解説で、核心を
つくものと思われます、
オルテガの「大衆の反逆」では、この作品が「大衆」を
否定的にとらえるせいか、日本では(ほかでも)あまり
評価されなかったといい、それはなぜかと問うていま
す。
大衆の
民主主義的な政治参加の時代に、オルテガは否定的な
評価を受けたこと、
また、人間を人格としてとらえるオルテガの観点は、20
世紀の社会が、人間を資本主義社会における役職や所
得獲得の機能だけで評価し人格を評価することはないた
めに、なんだか現代離れした本とけとられた、のだといっ
た著者の評価は、核心を突くものです、
その他、著者の感慨、感想、思いで、などもでてきて、
楽しめます、
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思想の英雄たち―保守の源流をたずねて (角川春樹事務所 ハルキ文庫) 文庫 – 2012/1/15
西部 邁
(著)
いかなる方向に臨めば日本が文化的小児病から脱することができるのか、そしてその果てに日本文明の成熟をすら望みうるのか(「西欧の自己壊疑と日本の自己放棄」より) 保守的自由主義の源流、エドマンド・バーク、「大衆」に関して、それを「奇怪」なる存在と捉えていたキルケゴール、民主主義批判をしたニーチェ・・・・・など十五人の思想家たちの言説を、私たちが今を生き抜くための精神的な糧にしようとする画期的な書、待望の文庫化。
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社角川春樹事務所
- 発売日2012/1/15
- ISBN-104758436290
- ISBN-13978-4758436298
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商品の説明
著者について
1939年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒。横浜国立大学教授、東京大学教授を経て、88年3月に辞任。83年、『経済倫理学序説』で吉野作造賞を、84年、『生まじめな戯れ』でサントリー学芸賞を受賞。他の著者に『大衆への反逆』『幻像の保守へ』『死生論』『戦争論』『国民の道徳』『人生の作法』『文明の敵・民主主義 危機の政治哲学』など多数。
登録情報
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2012/1/15)
- 発売日 : 2012/1/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4758436290
- ISBN-13 : 978-4758436298
- Amazon 売れ筋ランキング: - 425,916位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2016年3月30日に日本でレビュー済み
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2015年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西部という人の思想を作り上げた源流が本書には詰まっているように感じました。
本書の思想家たちの著書を読み西部氏とはまた別の考えをもっておりますが、深い考察には恐れ入るばかりです。
何によって世界は動いていくのかを学ぶヒントになると思います。
本書の思想家たちの著書を読み西部氏とはまた別の考えをもっておりますが、深い考察には恐れ入るばかりです。
何によって世界は動いていくのかを学ぶヒントになると思います。
2014年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西部先生の博識が如何なく発揮されています。元左翼の論客が保守思想に転向した精神の変遷が随所に表れています。勉強になります。
2014年2月3日に日本でレビュー済み
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西部先生の論考は何時もように素晴らしいのですが、それよりも何よりも貴方の弟子たちが素晴らしい事が何より素晴らしい!。
2012年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近選挙がありましたが、大衆たる国民はどのような投票行動に出るのか、
よくわかります。それがなんと、ギリシャの時代から言われていることがぴったり当てはまるとは
驚きです。みなさんの発想を変える、大転換の書。是非日本国民には読んでいただきたい。
心からお願いします。
よくわかります。それがなんと、ギリシャの時代から言われていることがぴったり当てはまるとは
驚きです。みなさんの発想を変える、大転換の書。是非日本国民には読んでいただきたい。
心からお願いします。
2013年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
しばらく探していたものを入手できて、うれしく思います、感謝。
2006年3月21日に日本でレビュー済み
なぜか日本では西洋哲学者の研究に於いてキリスト教が無視されることが
少なくない。神学的無知やキリスト者の少なさにも原因はあるだろうが。
例えばニーチェやカントについてもまるで神を知らなかったかのような
言述を見ることも少なくない。その点本書はその点も抑えた上で
保守思想家たちを論ずる。日本では紹介されない文献も紹介してあり
理解を助ける。良書である。
少なくない。神学的無知やキリスト者の少なさにも原因はあるだろうが。
例えばニーチェやカントについてもまるで神を知らなかったかのような
言述を見ることも少なくない。その点本書はその点も抑えた上で
保守思想家たちを論ずる。日本では紹介されない文献も紹介してあり
理解を助ける。良書である。
2013年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を參考に古典を読み進めたいと思う。
但し、和書が取り上げられていないのが殘念。
但し、和書が取り上げられていないのが殘念。