まず、伝統、家族否定ありきの持論展開が目立った一冊だったと思います。
児童養護の実務に明るくない著者が書いている点は、他の方も指摘されている通りです。
近年、少子化のあおり等もあり、年々縮小していると言われる同和が、なぜ児童養護に関心を持つのか、考えながら彼らの持論を観察するには、参考になる一冊だと思います。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥2,200¥2,200 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥2,200¥2,200 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥210¥210 税込
配送料 ¥257 5月31日-6月1日にお届け
発送元: BaiBaiDou 同時購入2点目から1点につき100円返金 販売者: BaiBaiDou 同時購入2点目から1点につき100円返金
¥210¥210 税込
配送料 ¥257 5月31日-6月1日にお届け
発送元: BaiBaiDou 同時購入2点目から1点につき100円返金
販売者: BaiBaiDou 同時購入2点目から1点につき100円返金
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
児童養護施設と社会的排除-家族依存社会の臨界- 単行本(ソフトカバー) – 2011/3/10
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,200","priceAmount":2200.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,200","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"gtJPcQRFmTAmY1H0VzDABQ8QcW6v0ywGWToLmk8HhGQXCzeob9AhC%2FY2qu1fxlz1ABqGrXH4DfMD5chpfEt1K2UNEyMXLCFXo0bUYd1oruzpL6SmeuNrL1pZi5nRREl%2BL%2Bd9tf22aSY%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥210","priceAmount":210.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"210","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"gtJPcQRFmTAmY1H0VzDABQ8QcW6v0ywGRBlXvZ6UC7LZZZJnJU1NFJVecWLQyBPmu0N4GGRU4qYKYi75wEqI%2FqTay%2BndqdbeePgGW2wcbhZzEmCNWysvQEWM3YKzVuFDJ9bt5vJmUDwCbeSflVW1a0wLH6gA5UHcQ24WRZcefX2KrcUW%2BSwgNyUYNHommfLO","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
社会的排除を受ける典型層としての児童養護施設経験者。彼らへの生活史インタビューを通じて、頼れない家族、施設の厳しい環境と施設への偏見の狭間で将来の選択を狭められていく現実を描き出し、「家族依存社会」日本を問う。
- ISBN-104759267417
- ISBN-13978-4759267419
- 出版社解放出版社
- 発売日2011/3/10
- 言語日本語
- 寸法1.3 x 14.9 x 21 cm
- 本の長さ215ページ
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 児童養護施設と社会的排除-家族依存社会の臨界-
¥2,200¥2,200
最短で5月31日 金曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
¥1,760¥1,760
最短で5月31日 金曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
部落解放・人権研究所編『排除される若者たち―フリーターと不平等の再生産』をまとめる過程で執筆者たちは、「排除状態の典型層」として、また「排除型社会」日本を浮かび上がらせる存在として、さまざまな事情を背景に家族と離れて児童養護施設で育ち、巣立っていく若者に注目するようになる。
さまざまな形で困難な条件が折り重なる家庭に生まれた彼/彼女らは、施設に移ると、不十分なケアと学校教育のサポート不足、周囲からの偏見に直面する。施設を出た後も続く不利な生活条件のなかで生き抜いてきた当事者たちの経験を、本人の言葉を通して描き出したのが本書である。
時あたかもタイガーマスク現象を通じて、にわかに児童養護施設が脚光を浴びるようになり、国も、施設生活者や職員の置かれている環境の改善を急ぎたいとの意向を示したが、圧倒的マイノリティとして社会に出ていく施設生活者/経験者たちの生の声は、この社会の多くの人びとにはまだまだ届いていない。家族がさまざまな問題を抱える時代に、社会的養護や家族支援は必要性を増している。家族による子どもの養育を当然のものとし、施設で暮らす子どもたちの生活の場である施設と学校における十分なサポートを用意してこなかった「家族依存社会」は、すでに立ち行かなくなりつつあると著者たちはいう。
さまざまな形で困難な条件が折り重なる家庭に生まれた彼/彼女らは、施設に移ると、不十分なケアと学校教育のサポート不足、周囲からの偏見に直面する。施設を出た後も続く不利な生活条件のなかで生き抜いてきた当事者たちの経験を、本人の言葉を通して描き出したのが本書である。
時あたかもタイガーマスク現象を通じて、にわかに児童養護施設が脚光を浴びるようになり、国も、施設生活者や職員の置かれている環境の改善を急ぎたいとの意向を示したが、圧倒的マイノリティとして社会に出ていく施設生活者/経験者たちの生の声は、この社会の多くの人びとにはまだまだ届いていない。家族がさまざまな問題を抱える時代に、社会的養護や家族支援は必要性を増している。家族による子どもの養育を当然のものとし、施設で暮らす子どもたちの生活の場である施設と学校における十分なサポートを用意してこなかった「家族依存社会」は、すでに立ち行かなくなりつつあると著者たちはいう。
著者について
西田芳正(にしだ よしまさ) [序章・第3章・終章担当] 大阪府立大学人間社会学部准教授
〈主な業績〉 「貧困・生活不安定層における子どもから大人への移行過程とその変容」『犯罪社会学研究』(日本犯罪社会学会)第35号 38-53頁(2010) 「遊びと不平等の再生産」部落解放・人権研究所編『排除される若者たち――フリーターと不平等の再生産』解放出版社(2005)
妻木進吾(つまき しんご) [第1章・第5章担当] 大阪市立大学文学研究科特任講師
〈主な業績〉 「本当に不利な立場に置かれた若者たち――フリーターの析出に見られる不平等の世代間再生産」部落解放・人権研究所編『排除される若者たち――フリーターと不平等の再生産』解放出版社(2005) 「野宿生活:『社会生活の拒否』という選択」『ソシオロジ』(社会学研究会)第48巻第1号 21-37頁(2003)
長瀬正子(ながせ まさこ) [第2章・第4章担当] 常磐会短期大学講師
〈主な業績〉 「児童養護施設における子どもの権利擁護に関する一考察――『子どもの権利ノート』の全国的実態とテキスト分析を中心に」『社会福祉学』(日本社会福祉学会)第46巻第2号 42-51頁(2005) 「社会的養護のもとで暮らす子ども・若者の参加――児童養護施設における子どもの権利擁護の取り組みに注目して」『社会問題研究』(大阪府立大学人間社会学部)第54巻第1号61-82頁(2004)
内田龍史(うちだ りゅうし) [第6章・第7章担当] 大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/部落解放・人権研究所研究員
〈主な業績〉 白谷秀一・朴相権・内田龍史編著『実践はじめての社会調査―テーマ選びから報告まで』自治体研究社(2009) 「フリーター選択と社会的ネットワーク―高校3年生に対する進路意識調査から」『理論と方法』(数理社会学会)第22巻第2号 139-153頁(2007)
〈主な業績〉 「貧困・生活不安定層における子どもから大人への移行過程とその変容」『犯罪社会学研究』(日本犯罪社会学会)第35号 38-53頁(2010) 「遊びと不平等の再生産」部落解放・人権研究所編『排除される若者たち――フリーターと不平等の再生産』解放出版社(2005)
妻木進吾(つまき しんご) [第1章・第5章担当] 大阪市立大学文学研究科特任講師
〈主な業績〉 「本当に不利な立場に置かれた若者たち――フリーターの析出に見られる不平等の世代間再生産」部落解放・人権研究所編『排除される若者たち――フリーターと不平等の再生産』解放出版社(2005) 「野宿生活:『社会生活の拒否』という選択」『ソシオロジ』(社会学研究会)第48巻第1号 21-37頁(2003)
長瀬正子(ながせ まさこ) [第2章・第4章担当] 常磐会短期大学講師
〈主な業績〉 「児童養護施設における子どもの権利擁護に関する一考察――『子どもの権利ノート』の全国的実態とテキスト分析を中心に」『社会福祉学』(日本社会福祉学会)第46巻第2号 42-51頁(2005) 「社会的養護のもとで暮らす子ども・若者の参加――児童養護施設における子どもの権利擁護の取り組みに注目して」『社会問題研究』(大阪府立大学人間社会学部)第54巻第1号61-82頁(2004)
内田龍史(うちだ りゅうし) [第6章・第7章担当] 大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター/部落解放・人権研究所研究員
〈主な業績〉 白谷秀一・朴相権・内田龍史編著『実践はじめての社会調査―テーマ選びから報告まで』自治体研究社(2009) 「フリーター選択と社会的ネットワーク―高校3年生に対する進路意識調査から」『理論と方法』(数理社会学会)第22巻第2号 139-153頁(2007)
登録情報
- 出版社 : 解放出版社 (2011/3/10)
- 発売日 : 2011/3/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 215ページ
- ISBN-10 : 4759267417
- ISBN-13 : 978-4759267419
- 寸法 : 1.3 x 14.9 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 608,035位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 74,769位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年6月23日に日本でレビュー済み
編著者を除く本書の3人の著者は、児童養護施設(以
下「施設」)の存在すら知らなかった社会学の専攻(「終
章」)だそうで、先入観がない分アプローチに遠慮がなく
鋭角的(その代わり副題にある家族依存社会の臨界と
いう解析は不十分)であるように感じました。その中で
本書でのとりあえずのキーワードは、「袋小路」、「社会
的排除」そして意外にも「同和教育」ということになるの
でしょうか。
本書は施設の退所者へのインタビューをベースにして
展開されています。「袋小路」とは、退所者の就業先がい
ずれ離職を予定しているものが大半で発展性がないこと、
加えて居住形態が「住み込み」「寮付き」が多いことを指
します(その意味では若年ホームレスの出身調査で13%
が施設経験者という結果はショッキングでした)。「社会
的排除」とは、過度に家族依存となっているこの国では、
施設経験者が生活をし辛い実態を言っています。社会的
養護への関心を高めるためには、その市民参加形態であ
る里親制度を強化するなどの方法が求められているとい
う本書の主張に賛成するものです。「同和教育」は、施設
から進学する際の学校からの支援方法のアナロジーとし
て語られるもので、施設入所者の謂われなく差別される
立場を物語って示唆的でした。
最後に、当事者運動たる施設高校生交流会が施設の経
営者達の思惑から骨抜きにされてしまった悲しい経緯は
いろいろなことを考えされられました。今春の幾多の伊達
直人の提起を受けて、施設の運営基準・配置基準が改善
されることを切に望みます。
<付記>『施設で育った子どもたちの語り』2012でリジリ
エンシーという言葉を知りました。これを信じての関係づ
くりを社会的養護の中心にすえたいものです。(2012/09)
下「施設」)の存在すら知らなかった社会学の専攻(「終
章」)だそうで、先入観がない分アプローチに遠慮がなく
鋭角的(その代わり副題にある家族依存社会の臨界と
いう解析は不十分)であるように感じました。その中で
本書でのとりあえずのキーワードは、「袋小路」、「社会
的排除」そして意外にも「同和教育」ということになるの
でしょうか。
本書は施設の退所者へのインタビューをベースにして
展開されています。「袋小路」とは、退所者の就業先がい
ずれ離職を予定しているものが大半で発展性がないこと、
加えて居住形態が「住み込み」「寮付き」が多いことを指
します(その意味では若年ホームレスの出身調査で13%
が施設経験者という結果はショッキングでした)。「社会
的排除」とは、過度に家族依存となっているこの国では、
施設経験者が生活をし辛い実態を言っています。社会的
養護への関心を高めるためには、その市民参加形態であ
る里親制度を強化するなどの方法が求められているとい
う本書の主張に賛成するものです。「同和教育」は、施設
から進学する際の学校からの支援方法のアナロジーとし
て語られるもので、施設入所者の謂われなく差別される
立場を物語って示唆的でした。
最後に、当事者運動たる施設高校生交流会が施設の経
営者達の思惑から骨抜きにされてしまった悲しい経緯は
いろいろなことを考えされられました。今春の幾多の伊達
直人の提起を受けて、施設の運営基準・配置基準が改善
されることを切に望みます。
<付記>『施設で育った子どもたちの語り』2012でリジリ
エンシーという言葉を知りました。これを信じての関係づ
くりを社会的養護の中心にすえたいものです。(2012/09)
2011年3月9日に日本でレビュー済み
施設にはいらざるをえない状況からはじまり、施設での日常、その後の進路がえがかれています。
何人もの経験が重層的に語られることで、にかよった経験と相反する経験が混在していることが明確になり、「リアル」な施設をえがくことに成功しているように思います。
施設内での暴力や学校での差別の話はつらかったですが、施設でえた安心感や希望も語られていて救われます。
この本にはげまされる施設職員の方が、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
いろいろな人、とくに、この子たちと日常をともにする可能性の高い学校関係者にはぜひ、読んでいただきたいです。
何人もの経験が重層的に語られることで、にかよった経験と相反する経験が混在していることが明確になり、「リアル」な施設をえがくことに成功しているように思います。
施設内での暴力や学校での差別の話はつらかったですが、施設でえた安心感や希望も語られていて救われます。
この本にはげまされる施設職員の方が、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
いろいろな人、とくに、この子たちと日常をともにする可能性の高い学校関係者にはぜひ、読んでいただきたいです。