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ダーウィン『種の起源』を読む 単行本 – 2009/2/12
北村 雄一
(著)
2009年はダーウィン生誕200年,『種の起源』刊行150年にあたる.神による創造説を打ち破り,突然変異と自然選択による進化理論を世に知らしめた『種の起源』は,史上最高の科学書かもしれない.しかし,その文章は非常に難解で,実際に読破した人は多くないだろう.本書は,『種の起源』を読み解くために欠かせない当時の状況や理論を補足し,さらに身近な生物の例も挙げながら,ダーウィンが「何を」「どう」説明したのかを現代人にわかりやすく示す.今こそダーウィン理論の原点にふれてみよう.ダーウィンは今も生きている.
2009年「科学ジャーナリスト大賞」受賞(日本科学技術ジャーナリスト会議)
2009年「科学ジャーナリスト大賞」受賞(日本科学技術ジャーナリスト会議)
- 本の長さ301ページ
- 言語日本語
- 出版社化学同人
- 発売日2009/2/12
- ISBN-104759811702
- ISBN-13978-4759811704
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商品の説明
レビュー
難解といわれる『種の起源』をその後の知見を加えて読み解き、進化論に現代的な視点を与えた。ダーウィンの生誕200年、『種の起源』150年の今年に相応しい労作である。 --JASTJ「2009科学ジャーナリスト大賞」受賞理由
著者について
1969年長野県生まれ.サイエンスライター&イラストレーター.深海生物、恐竜、進化、系統学などの分野を中心に執筆・制作活動を行っている.おもな著書に『深海生物ファイル』(ネコ・パブリッシング),『ドラえもんのびっくり古代モンスター』(小学館),『深海生物の謎』,『ありえない!? 生物進化論』(ソフトバンククリエイティブ),『深海魚摩訶ふしぎ図鑑』(保育社)などがある.
登録情報
- 出版社 : 化学同人 (2009/2/12)
- 発売日 : 2009/2/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 301ページ
- ISBN-10 : 4759811702
- ISBN-13 : 978-4759811704
- Amazon 売れ筋ランキング: - 51,048位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33位遺伝子・分子生物学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
種の起源、を理解するには私たちの発想はあまりも古すぎる。と、著者は言う。ダーウィンほど誤解されている人はいない、と幾人もの人が解説を試みてきた。それらの中でもこの本は出色の出来と思います。
2011年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近、『種の起源』の新訳が出たそうですが、
原書がもともと超難解なので、
直接、本書に当ったほうが時間が節約できるでしょう。
「メンデルの法則」を知らなかったので使えなかった、等の
それなりの理由があり、回りくどい論証になったのは仕方ないのですが、
私たちが今更、時間をかけて読み解く必要はありません。
本書ではじめて知ったのは、
進化論に対する、その後の批判やなんかに多くに対して、
すでに『種の起源』の中に答えがあるということでした。
原書がもともと超難解なので、
直接、本書に当ったほうが時間が節約できるでしょう。
「メンデルの法則」を知らなかったので使えなかった、等の
それなりの理由があり、回りくどい論証になったのは仕方ないのですが、
私たちが今更、時間をかけて読み解く必要はありません。
本書ではじめて知ったのは、
進化論に対する、その後の批判やなんかに多くに対して、
すでに『種の起源』の中に答えがあるということでした。
2013年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一度も開いていないのではないかと思うくらいきれいな本で、大正解でした。
ただし2刷だったのが残念だったので、星4つにしました。
ただし2刷だったのが残念だったので、星4つにしました。
2009年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は,本年の日本科学技術ジャーナリスト会議の科学ジャーナリスト賞2009において,科学ジャーナリスト大賞を受賞した.受賞理由は,難解といわれる『種の起源』をその後の知見を加えて読み解き、進化論に現代的な視点を与えた.ダーウィンの生誕200年,『種の起源』150年の今年に相応しい労作である.
若干,”挑発的な”あるいは”辛辣”な文章があるが,言葉を慎重に選んだダーウィンの”書を読む”というスタンスからいえば,適当ではなかったかもしれない.だが,文章は大変に分かりやすい.一読する価値はある.なお,少なくとも2か所に誤植があり,160ページの右から9行目,「しないさい,」は「しなさい」.136ページ「Henning」は「Hennig」が正しいだろう.
若干,”挑発的な”あるいは”辛辣”な文章があるが,言葉を慎重に選んだダーウィンの”書を読む”というスタンスからいえば,適当ではなかったかもしれない.だが,文章は大変に分かりやすい.一読する価値はある.なお,少なくとも2か所に誤植があり,160ページの右から9行目,「しないさい,」は「しなさい」.136ページ「Henning」は「Hennig」が正しいだろう.
2009年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさしく書名のとおり、ダーウィン『種の起源』に何が書いてあるのかを紹介した本。ダーウィンや進化理論一般についての本は多くあるし、『種の起源』の出版にまつわるエピソードなどをまとめた本もある。だが、『種の起源』の内容そのものをわかりやすく解説した本は貴重だ。この本を読むのと読まないのでは、『種の起源』の内容の理解度がまったく違ってくると思う。実は私も『種の起源』を読んでみたが挫折した口である。正確には、ひとおとり読んでみたが、理解できない部分だらけだった。だが、この本を読んで、「そういう意味だったのか」と腑に落ちた点がたくさん見つかった。専門家の目にどう映るのかはわからないが、私のような素人にとっては非常に有益な書であることは間違いない。著者はサイエンスライター兼イラストレーターだが、学者にはこういう本は書けないだろう。とはいえこの本は進化理論をアバウトに説明したようなあるふれた代物では決してない。著者自身の日頃からの自然観察経験を存分に生かした博物学的な書でもある。また、進化理論につきものの「科学であるかないか」という問題にもかなりつっこんでいる。それは、ダーウィンが膨大な観察と実験を行った実践家であったとともに、科学理論のあり方を模索する哲学者でもあったことを受けているのであろう。この本を読んで、『種の起源』では進化理論に対してわれわれが抱きそうな疑問や批判がたいてい論破されていることがわかった。一方で、ときにダーウィンが「わからない」とはっきりと認めていることも印象的だ。ダーウィンを批判することは揚げ足取りか想像力の欠如だと思えてしまうほど、ダーウィンの存在が大きく思えた。
2009年2月22日に日本でレビュー済み
著者は、この本で、ダーウィン「種の起源」の解説にとどまらず、著者自身の思想信条を披瀝されているように思えた。著者は、ダーウィンのめざしたものは進化理論による自然の統一的な説明であるという。それならば、ダーウィン進化論の主張する 自然淘汰 は、、自然を自然で説明しているという、論理矛盾に思えるが。 自然 の自は、おのずから であり、然は しからしめる である事から、人のはからいを超えた人知の及ばないことをさして、自然というのである。それならば、自然淘汰は、自然の統一的理解とは程遠いといわざるを得ない。
また、発生学で、「系統発生」を自然淘汰の一言で否定しているのは、著者の進化論が、思想信条に基づいている事を暗示しているか、発生学に無知な方なのだろう。
エンドウマメ を取り上げるなら、ショウジョウバエ や トウモロコシ での遺伝学の進捗についても取り上げないと、都合の良い点だけを取り上げているようで、公正とは言いがたい。
どうも、進化論というのは、科学ではなく、信条の吐露に終わっている事が情けなく思えた一冊でした。
また、発生学で、「系統発生」を自然淘汰の一言で否定しているのは、著者の進化論が、思想信条に基づいている事を暗示しているか、発生学に無知な方なのだろう。
エンドウマメ を取り上げるなら、ショウジョウバエ や トウモロコシ での遺伝学の進捗についても取り上げないと、都合の良い点だけを取り上げているようで、公正とは言いがたい。
どうも、進化論というのは、科学ではなく、信条の吐露に終わっている事が情けなく思えた一冊でした。
2014年7月4日に日本でレビュー済み
本体2000円+税の品としてはなかなかの厚みを持ち、読み始めるのに勇気が要ったのですが、読み始めると非常にわかりやすく、丁寧な説明がしっかりとなされていて、どんどん読み進めることができました。
ダーウィンや彼が引用した文献・それを提供した周辺人物たちが何を言いたかったのかを説明し、その考えの中で今では間違っていると考えられている部分と、今なお正しいと考えられている部分をしっかりと示してくれています。さらにダーウィンのころの時代背景も考慮に入れて説明されています。
原本の訳本を読んだことはないけれど、これらの点で、原本を読むよりも理解しやすいのではないかと思いました。
ダーウィンの理論でここまで説明できるとは!と読みながら感心したものです。
内容もさながら、参考文献リストが欲しいと思っていたら最後に「ブックガイド」として参考図書を挙げてくれていたので☆5とします。
ダーウィンや彼が引用した文献・それを提供した周辺人物たちが何を言いたかったのかを説明し、その考えの中で今では間違っていると考えられている部分と、今なお正しいと考えられている部分をしっかりと示してくれています。さらにダーウィンのころの時代背景も考慮に入れて説明されています。
原本の訳本を読んだことはないけれど、これらの点で、原本を読むよりも理解しやすいのではないかと思いました。
ダーウィンの理論でここまで説明できるとは!と読みながら感心したものです。
内容もさながら、参考文献リストが欲しいと思っていたら最後に「ブックガイド」として参考図書を挙げてくれていたので☆5とします。
2009年8月11日に日本でレビュー済み
ダーウィンはもちろんスゴイのだが、著者が見事に種の起源と自然選択説のエッセンスを要約している。種の起源を今読むときに障害となるのは、1.当時の知識人の宗教的背景を意識して書かれているので回りくどい 2.推測だけに頼っているところや現在では誤りが判明しているところも多い 3.翻訳が古い(近々新訳版が出るらしいが) 4.なんと言っても専門書、議論が詳細すぎる。
などだろう。なかなか一般人が気軽に読める本ではない。
本書は種の起源を読むという体裁をとりながら、現代的な知見も踏まえ(コラムでは断続平衡説や「種の維持論法」の問題も扱っている)見事に”種の起源”と現代的な”進化生物学”双方の入門書に仕立て上げられている。独自の進化観を広めようとする偽装入門書が多い中で、このような良書の登場はとても好ましいと思う。
などだろう。なかなか一般人が気軽に読める本ではない。
本書は種の起源を読むという体裁をとりながら、現代的な知見も踏まえ(コラムでは断続平衡説や「種の維持論法」の問題も扱っている)見事に”種の起源”と現代的な”進化生物学”双方の入門書に仕立て上げられている。独自の進化観を広めようとする偽装入門書が多い中で、このような良書の登場はとても好ましいと思う。