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刑務所図書館の人びと: ハーバードを出て司書になった男の日記 単行本 – 2011/4/1

4.6 5つ星のうち4.6 16個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 柏書房 (2011/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 533ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 476013980X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4760139804
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 16個の評価

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星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
16グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館も刑務所という場所にあると、普通ではない使われ方もされるんだなと興味深く読みました。
最初は1ページごとに何回も爆笑していたのに、だんだんシリアスになり、著者の心の変遷を辿ることになりました。
受刑者が図書館に来ていろんな本に出合い知識に目覚め、将来の希望を見いだしたとしても、いざ出所すると厳しすぎる現実があり胸が痛くなりました。何度も何度も。。
特に2ヶ所、強烈な印象で忘れられない話がありましたが、先入観は禁物、どうぞ読んでみてください。

少し前に「プリズン・ブック・クラブ」 のレビューを書きましたが、このアヴィの本を先に読んでいたら全く違う内容になっていたと思います。まだまだ甘かった…
現在アメリカでは次々と刑務所が建設されているそうですが、刑務所とはどういう場所なのか深く考えざるを得なくなりました。日本の刑務所の抱える現実も大きな違いはないでしょう。

これから、図書つながりで「ハーレムの闘う本屋」を読み出すところです。
本を手に取り、字を追い、魂と一対一になるというのは、古今東西・人種・環境を問わないのが素晴らしい。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年9月2日に日本でレビュー済み
本の内容はさることながら、翻訳がとても良く、必要な箇所では原文の感覚を伝えるために適宜説明を入れながら、全体を通してとても分かりやすい文章で、とても読みやすい本でした。

ちなみに誤訳では?と指摘されている「爆笑」に関しては、1人でもできるものとして、最新版の辞書では修正されているようです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年2月16日に日本でレビュー済み
著者はアメリカの「ハ-バ-ド大学」を出てその地である「ケンブリッジ」にある「刑務所図書館」司書を務めていた人である。
 「ハ-バ-ド大学」を出てどうして刑務所図書館「司書」になったかは私も不思議だが、彼も秘密だからと言って語らない。
 ともあれ刑務所図書館「司書」になった彼は気さくで明るい性格もあって図書館を訪れる受刑者に読むべき本あるいは探している分野の本を的確に教えてあげている。彼らに限らず刑務所内の職員とも親しく話をして性格を知り、悩みごとの相談にも乗ってあげている。まさに刑務所図書館「司書」うってつけの人物である。
 こうして彼は彼らの性格などを知り、この本で分析してくれる。
 このように「アメリカ」の「刑務所図書館」は刑務所内に必ず設置されており「日本」のようにそういうことがないのとは大きな違いがある。「日本」および「イギリス」の「刑務所図書館」については『刑務所図書館』(中根憲一 出版ニュ-ス社 2010年3月30日)に詳しい。
 彼の刑務所図書館「司書」の仕事はこの「刑務所」が解体することになって終わる。
 それでも彼は「受刑者」が刑期を終えて社会に戻ってからも交流を続け何かと相談に乗ってあげているというから「受刑者」との関係は続いて行くのであろう。
 少し「日記」ぽいと」ころがあるので1点減点。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月6日に日本でレビュー済み
アクシデンタルに刑務所の図書館司書になったハーバード大学出身のエリートユダヤ人青年の
回想録です。刑務所の中にある図書館の中での、受刑者と司書との心の交流、他の刑務官との
力関係、ボストンというアカデミックな場所の僻地に建てられている刑務所のおかれた
歴史的地理的政治性など、なかなか知り得ないアメリカの裏社会が描かれています。
もちろん他のレビューにあるように、刑務所の中で本がもつ公共性が中心のテーマなのですが、
もう一つの軸として、筆者がエリートユダヤ人コミュニティからどのように
落ちこぼれ、そして排除されていくのかが詳細に描かれています。

日本で放送されるテレビドラマに出てくるユダヤ人は
大抵アッパークラスの人々(ラビ、弁護士、医者あるいは銀行員など)な訳ですが、
この著者は高校まで熱心なユダヤ教の信者でありながら、ハーバード大学をかろうじて
卒業するころにはユダヤ教への信仰心を捨て、新聞の死亡記事(ユダヤ人コミュニティにおいては
尊敬を得られない職業)を書く仕事につきます。そしてそのコミュニティでは
そんな仕事をしていること自体が蔑みの対象となるのです。

著者がなぜユダヤ教に背くようになったのか、というクリティカルな点は
最後まで明らかにされません。ですが刑務所に入ることになった人々の哀しみと、
著者自身の苦しみが重層的に描かれ、単なる感動的な物語に収斂しなかったところに
この作品の力強さがあると感じました。そして現代のユダヤ人コミュニティの実態を描いている
資料的な価値も、なかなか興味深いです。

次回作が出たらまた読んでみたいです。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もちろん「日記」より読みやすくなってるんだけどさ。

書き手は、刑務所図書館に司書として勤務している(していた)若い男性
宗教の話がでてきたり、そんなエピソード必要か?とか多々あるんですが、しょうがないです。だって日記だもの。

個人的には、囚人の中で働いているのに、こんなに無防備なんだ!とか、囚人ってここらへんは自由にできるんだ!とか、そうか所員は出所した元囚人とばったり街で合うこともあるのか、そりゃあるよね、とか興味深かったです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月2日に日本でレビュー済み
「もうこの本を読む楽しみが味わえない…」と、分厚いこの本を読み終えたとき
思った。それほど面白い本だった。

若いころは正統派ユダヤ教の熱心な信者として猛勉強していた筆者。
ハーバードに入り、卒業後、自らの進む道を決めかね、
地元新聞の死亡記事を書く記者としてささやかに生きていた。
そんな彼が刑務所の図書館の司書に。
受刑者に取り囲まれて働く中、彼らとの距離の取り方に散々悩みながら、
時に刑務官からの嫌がらせに悩みながら、
でも読み終わり振り返ってみれば、彼はかけがえのない出会いを
その閉鎖された空間でいくつもしたのではないだろうか、と思う。

読みながら、自分の内面にある犯罪者に対する「偏見」にも
気づけくことができた。

渡されなかった手紙、書かれなかった手紙にこそ意味がある、という
筆者のメッセージに、非常に心打たれた。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月8日に日本でレビュー済み
本書の著者は、ユダヤ教徒の家庭に生まれ、ハーバード大学を卒業、卒業後は図書館の司書として就職。このような経歴を聞くと、聖人君子のようなスーパーエリートを想像するかもしれない。しかし彼が勤めているのは、ただの図書館ではなく、ボストン刑務所の中の図書館である。刑務所と図書館、なんというコントラストだろうか。本書は、そんな刑務所図書館のリアルでユーモラスな日常を綴った一冊。

◆本書の目次
第一部 届かなかったもの
第一章 マジな話
第二章 本は郵便箱ではない

第二部 届いたもの
第三章 タンポポのポレンタ
第四章 届いたもの

刑務所の図書館は、その存在からして矛盾をはらむものである。事実、著者の勤務する図書館には以下のような貼り紙がしてあったそうだ。「刑務所の図書館を利用しよう。あなたの子どもが利用しなくてすむために」。

そんな刑務所図書館でのエピソードの数々に、冒頭から魅せられる。一般的に、図書館で働く図書係の中には、受刑者たちも含まれる。そこで各自が果たす役割には、犯した罪と通じるところがあったそうだ。経営者や犯罪組織のボスはカウンター業務を取り仕切り、詐欺師は小さな法律事務所を切りまわし、社交的なドラッグ常用者は定位置を持たずにあちこち走り回ってなんでもこなすといった様子である。

刑務所図書館の役割には、二つの側面があるという。表向きは、知のアーカイヴというGoogleのような役割である。しかし実態としての裏の顔つきは、まるでFacebookのようだ。美術書や百科事典の中には、「凧(カイト)」と呼ばれるメモや手紙が挟まっている。その内容は、法律関係の書類、「娯楽売ります」というチラシ、祈りの言葉、ラブレターから痴話喧嘩など、囚人同士のさまざまなやり取りである。どのような状況においても、人はコミュニケーションを求めるものなのである。

著者はそこでの業務に慣れるにつれ、次第に自分自身の置かれた状況に苛まれるようになっていく。看守でもなく、受刑者でもない立場、それでもパブリックな存在としての役割を果たしていかなければならない。その微妙な立ち位置が、著者を苦しめるのである。

やがて著者は、「凧(カイト)」をはじめする文章や、受刑者の思い出の品などをコレクションするための保管庫を作ることに活路を見出そうとする。忘却の彼方に消えてしまうかもしれない非公式なものにも、居場所を与えたいという気持からである。その行為の行く末は定かではないが、本書をもって幾ばくかその役割を果たすことが出来たのではないだろうか。

本書の見どころの一つに、図書館の模様をレポートする観察者のような立場から、何かを実行する主体へと成長していく、著者自身の大きな変貌というものが挙げられる。特に後半は、読者のためというより、自分自身のために書かれた側面もあるような気がする。それゆえ、若干冗長に流れるところもあるのだが、その部分も、いつの日か、どこかの場所で、誰かにとっては、運命を変えるような役割を果たす可能性がある。それが、アーカイヴの持つ存在意義でもあるだろう。

いずれにしても、自分自身が利用者として接することのない世界であることを、切に願いたい。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月4日に日本でレビュー済み
 ボストンにある刑務所の図書室司書の職に就いた著者が、受刑者や同僚刑務官たちとの交流の日々で感じたことを綴った手記です。

 私たち市井の人々からは少々縁遠い受刑者たちは大抵 心すさんだ生活を送っているものです。しかし彼らの行動は時に人間臭いもので、それが特別な興趣を添えます。

 受刑者たちは図書館の蔵書の頁の間に手紙をこっそり忍ばせて互いに<思い>のやり取りを行っています。≪カイト(凧)≫と隠語で呼ばれるその手紙に綴られた文章は、受刑者たちのやる瀬ない思いを浮かび上がらせます。

 女性受刑者ジェシカの姿はなんとも切ないものです。産んで間もなく手放した息子が同じ刑務所で刑に服していることを知り、彼女は息子の姿を窓のこちらからじっと静かに見守っているのです。
 いっときは息子に自らの思いを伝える手紙を書こうとするものの、結局は諦めたかのようにその計画を自ら放棄してしまいます。
 
 そしてまたこの本の特徴は、ユダヤ人として生まれた著者自身と家族、そして民族に対する思いをこうした受刑者たちとの日々の中に見つめていくところにあります。
 ジャーナリストのルポルタージュほど尖った感じもせず、小説ほどのクライマックスもなく、個人的な内省の果ての静かな手記という面立ちをもった書といえるでしょう。

 500頁を超える厚手の書でありながら無理なく読みこなせるのは翻訳者・金原瑞人の手腕に負うところ大といえます。日本語の見事な使い手として翻訳のみならず見事なエッセイも物している訳者ならではのすっきりとした訳文が、この本の読書を手助けしてくれます。

 日本語の誤りをひとつだけ見つけたので、増刷ないし他社からの文庫化の際には修正されることを期待して指摘しておきたいと思います。
 「ぼくはそれをきいて腹の中で爆笑し」(51頁)とありますが、「爆笑」とは「大勢の人がどっと笑うこと」(大辞泉)であり、「一人で爆笑する」ことはできません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート