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スエズ運河を消せ: トリックで戦った男たち 単行本 – 2011/10/1
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- 本の長さ566ページ
- 言語日本語
- 出版社柏書房
- 発売日2011/10/1
- 寸法13.6 x 3.8 x 19.5 cm
- ISBN-104760140204
- ISBN-13978-4760140206
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登録情報
- 出版社 : 柏書房 (2011/10/1)
- 発売日 : 2011/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 566ページ
- ISBN-10 : 4760140204
- ISBN-13 : 978-4760140206
- 寸法 : 13.6 x 3.8 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 297,769位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4,544位世界史 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書やヤングアダルトむけの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は400点以上。訳書に『豚の死なない日』『青空のむこう』『国のない男』『不思議を売る男』『バーティミアス』『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』『さよならを待つふたりのために』など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『翻訳のさじかげん』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『怪談牡丹灯籠』。
(写真撮影:根津千尋)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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登場人物
ジャスパー・マスケリン……英軍の工兵隊に入隊したマジシャン
フランク……動物の擬装行動学を専門とする、心やさしい大学教授
マイケル……若くてハンサムだが、無作法で荒っぽい二等兵
ネイルズ……きまじめな大工。手先の器用さは誰にも負けない
ウィリアム……『パンチ』誌で活躍したひょうきんな漫画家
フィリップ……陰気な芸術家。上等兵として中東で生活した経験がある
ジャック……規則を厳守する堅物の軍人。陸軍上層部に顔がきく
このキャラクター紹介だけで十二分に中ニ男子心を掴みまくり。完全に『Aチーム』のBGMが聞こえてますよ!
以前、ヒストリーチャンネルの番組を見て以来、彼のキャラと物語に一目惚れ。一時期、映画化する話が持ち上がったから訳されるのを期待したんだけど、流れたのか、ようやく発刊。
実は、彼の功績はそこまで効果はなかったとか、ゴーストライター(自伝の)による創作に依る部分が多いとか、史実としては疑わしい説もあるみたいなんだけど、虚実がわからないなんて、面白ければ手品らしくて、いいじゃない。
それを踏まえても、やはり面白い。
アラブ部族長老との魔術合戦。戦車をトラックに見せかける、サンシールドの開発。アレキサンドリアを移動させ、スエズ運河を消すイリュージョン。エジプト宮殿でのスパイ活動……などなど、どのエピソードも心躍る。
下手なチームものは、影が薄くなっちゃうキャラがたいてい出てくるものだけど、この作品においては、マジックギャングの面々はそれぞれキャラ立ちしており、印象的な描写が用意されている。個人的には、闇市場にさえ領収書を要求する堅物のジャックがお気に入り。
また、別れ、危機、恋、とエンタメに必要なものは揃っていて、そういう意味でますますノンフィクションという印象は薄い。
戦史ものの興味なくても、チームミッションものとして、オススメ。
知恵と勇気と友情で、戦争に勝とうとする男たち。そして、それを支える女性たち。
主人公のジャスパーを中心としたチームのメンバーひとりひとりの個性が際立ち、いい意味で少年漫画のよう。
あまりにも登場人物たちに惚れ込んでしまい、いくつかのエピソードでは涙が止まらず、運命を呪ってしまいたくなったほどです。
舞台が戦場であることや、ドキュメンタリーとしてはどうなのか、という点で意見はあると思いますが、爽やかな男のロマンを堪能できる一冊だと思います。スッキリしたい気分の時にぴったりです!
まず、読み物としては、とても面白かったです。一日ちょっとであっという間に読み終わりました。
ただ、本当かしらと思うことはとても多いです。会話中心だということもあるのだけども、巻頭の写真以外にはエヴィデンスの出典がわからないためです。これは、英米の戦争に関する本では、とても珍しいことです。ためしに海外の書評を見ると、原書(1983年刊行)もやはり出典の注釈がないとのことです。
この本には、オーストラリアの奇術師Richard Stokesが、イギリスの公文書や遺族へのリサーチなどにより、原書に様々な疑義をはさんでいます。彼の様々な批判には、説得力があります。本書は、史実に厳密にもとづくノンフィクションというよりは、マスケリンの息子がこの本を評したように「創作的ノンフィクション」かもしれません。
ただ、そう考えてみると、マスケリンの日記に多く依拠したというこの本自体が、実はマスケリンの最後の大魔術だったのかもしれないなとも思います。その意味で、楽しめました。
最後に、訳は読みやすいと思います。初めのほうで1940年に「新しく大統領になったフランクリン・D・ローズヴェルトは…」とあるくだり(p.44)では「おいおい大丈夫か」と思いましたが、あとはすぐに目につくような問題はないと思います。
高名なマジシャン、ジャスパーマスケリンが虚々実々の駆け引きを繰り広げる。
アレクサンドリア港を守るため、ドイツ爆撃隊を混乱させて違う場所に爆弾を落とさせ、
スエズ運河を光のイリュージョンで守った。
しかし、実際はマジックショーのようにお気楽ではない。
トラックを戦車に見せ、戦車をトラックに見せかけるのは当たり前。
極めつけは、連合軍の反攻の場所と日時をカモフラージュする作戦だ。
その成否が戦況をも左右する。
戦場はやはり非日常、狂気の世界なのだ。
友人の死や心を痛めつける出来事がジャスパーを苦しめる。
マルタ島では1日八回にもおよぶドイツの爆撃で一般人が苦しめられていることが、
ジャスパーの心に強く刻まれる。
日本も焼夷弾で無差別爆撃をやられた。
多くの非戦闘員が死に追いやられた。
しかし、負けたドイツは責められるが勝ったアメリカが非難されることはない。
勝ち戦の話は面白いものだ。(だから、本書も面白い。)
ではありながら、本書でそんな爆撃の悲惨さや一般人の被害について攻めた側・
ドイツの理不尽さを言われるとなんだか、原爆を落したアメリカの理不尽さは
どうなるの? と思わざるを得ない。
ただ「FBI〜」に比べて分厚くて、正直読む前に萎えて来たことも確かですが、読み始めたらめちゃくちゃ面白かった。
他の方も書かれていますが、真偽の程が怪しいとこも有るようですが、これが実際に行われていたなんて、面白い時代だったのかも(戦争中ですが・・・w)
「FBI〜」と同じく、下手なフィクションより本当に面白いです。
戦争物の好きな方にはもちろんの事、戦争物が苦手な方に是非読んでいただきたいと思いました。
で星4つなのは、やはり分厚くて持ち運びが自分は少し苦痛だったのと、値段が若干高いかもって思った点です。ソフトカバーでも良かったのでは?
そのせいで、分厚い割にはネタが水増しされた感じがした。
また、この手の本で一番不満を感じるのは、地図や年表、図表や写真の少なさだ。
原著もそうなのかもしれないが、本に出てくる地名の多さの割に地図が一切なく、現場の感覚がつかめなかった。
それはさておき、
この本で取り上げられているような素朴な偽装が戦況に大きく影響した時代があったというのは、心躍る新鮮さがある。