回を重ねるごとに評判を呼び、去年11月に姫路で行われた第6回では、2日間で50万人以上の集客となった「B-1グランプリ」。
その大会主催団体の専務理事としての思い、食のまちおこしのノウハウ、参加団体の組織と活動を紹介。
あふれているのは、「まち」へのおもい、「愛」。
かつて、そのまちが賑わっていたころ、その胃袋を当然のように満たし、明日への精力につなげていた食品、メニュー。
そのまちから、だんだん人がいなくなり、さびれ、それと同時に忘れ去られようとしていた…。
そんなまちを、どうにかしたいという有志たちが、まちのいたるところ、路地裏・横丁まで入り込み、探し当てたのが、
富士宮やきそばや八戸せんべい汁など。
そのため、B-1グランプリの目的は、イベントそのものへの集客よりも、現地に行ってもらうことである、と筆者は言う。
そう、まちおこしのためのB級ご当地グルメの大会なのだ。
子供のころ、横丁の店で、おなかを満たせてくれたあの食べ物。そこにただよう匂い、射していた光。なつかしく、
あたたかく、そして二度と戻らない時間。誰もが体験しているそんな空間を、食を通じ、
また現地をおとずれることで再現しようとしていることが、イベント成功の要因と思える。
「食」をもとめて、現地に出向きながら、その時の、自分に会いにいっている。そこで、「自分」にも会い、「まち」を再発見する。
B級ご当地グルメで有名になった町への来訪者のうち、大半が、近隣の町からとその町に住んでいる人たちのリピーターの増加というのも頷ける。
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B級ご当地グルメでまちおこし: 成功と失敗の法則 単行本 – 2011/11/15
俵 慎一
(著)
2日間で40万人を集めるB級ご当地グルメの祭典B-1グランプリ。富士宮やきそば学会など全国の食のまちおこしのトップランナーにみる、料理の発掘からイベント出展、商品ブランドの開発まで、その成功ノウハウ、失敗のポイントについて、主催団体・愛Bリーグが本音で語る。数百円で数百億の経済効果を生む仕組みの全貌。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社学芸出版社
- 発売日2011/11/15
- 寸法13 x 2.1 x 18.8 cm
- ISBN-104761512946
- ISBN-13978-4761512941
商品の説明
出版社からのコメント
2日間で40万人を集めるB級ご当地グルメの祭典B-1グランプリ。富士宮やきそば学会など全国の食のまちおこしのトップランナーにみる、料理の発掘からイベント出展、商品ブランドの開発まで、その成功ノウハウ、失敗のポイントについて、主催団体・愛Bリーグが本音で語る。数百円で数百億の経済効果を生む仕組みの全貌。
〈目次〉
第1章 盛り上がるB級ご当地グルメのまちおこし
第2章 食のまちおこし 四つの誤解
第3章 食のまちおこし 成功への12のポイント
第4章 食のまちおこし団体の組織と活動
第5章 B-1グランプリの運営と影響
〈目次〉
第1章 盛り上がるB級ご当地グルメのまちおこし
第2章 食のまちおこし 四つの誤解
第3章 食のまちおこし 成功への12のポイント
第4章 食のまちおこし団体の組織と活動
第5章 B-1グランプリの運営と影響
著者について
一般社団法人・B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会専務理事兼事務局長。㈱食のまちおこし総合研究所代表取締役。1965年千葉県生まれ。東北大学工学部電子工学科卒業。リクルート入社。求人情報誌、旅行情報誌事業を経て独立。98年ブレイブネットワークを創業。各地の地域活性化事業のプランニングに携わる。2009年より愛Bリーグの事務局長、2011年より専務理事を兼任。年の半分は出張で地方に出かけ、地域ならではの食に通じ、47都道府県の地域独特のメニュー訪問店は3000軒以上。自身のご当地グルメ専門ブログ「日本食べある記」は開設以来500万アクセス以上。雑誌『旅の手帖』に「新選ご当地グルメ辞典」を連載。
登録情報
- 出版社 : 学芸出版社 (2011/11/15)
- 発売日 : 2011/11/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4761512946
- ISBN-13 : 978-4761512941
- 寸法 : 13 x 2.1 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,032,958位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 297位地域開発
- - 93,818位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地方飲食店の方々に読んでほしい
2012年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ご当地グルメを用いた町おこしの基本的な考え方がよくわかる本です。流行を追った安易な金儲けではなく、その土地に根ざした町おこしの基本がよく説明されていると思います。自分の住む町を元気にしたいと思う人々の必読本です。
2016年12月11日に日本でレビュー済み
先日東京の開催されたB-1グランプリスペシャルなるイベント。来場者数の公式発表が22万人程度(実数はもっと少ないでしょう)でした。
出版された当時は持て囃されてたと思いますが、
そもそも「まちおこし」というキーワード自体後付けで、その言い訳みたいな本にも見えますし、恐らく文中の考えを守っている結果が近年のイベントの失敗なのだと思います。
現在、彼が事務局を行なっている団体に加盟しているところが、本当にまちおこしに成功しているのか。
そのあたりを調べたら、この本の有用性は自ずと見えてくるはずです。
私は地方の資源を消費しただけに過ぎず、筆者の言うところの『まちおこし』が達成された自治体は無いと考えています。
出版された当時は持て囃されてたと思いますが、
そもそも「まちおこし」というキーワード自体後付けで、その言い訳みたいな本にも見えますし、恐らく文中の考えを守っている結果が近年のイベントの失敗なのだと思います。
現在、彼が事務局を行なっている団体に加盟しているところが、本当にまちおこしに成功しているのか。
そのあたりを調べたら、この本の有用性は自ずと見えてくるはずです。
私は地方の資源を消費しただけに過ぎず、筆者の言うところの『まちおこし』が達成された自治体は無いと考えています。
2012年2月17日に日本でレビュー済み
B1グランプリは2日で40万人以上の客が来て、マスコミが派手に宣伝してくれる。
どんな地域・団体だって出たいよね。 でも、B1に出るには
B1事務局(=事務局長こいつ)の承認が必要
元締め(こいつ)が「成功と失敗」って本を出せば
申請者は買わざるをえないよね。だって
こいつが「成功」って言う要件を満たしてないと承認されないんだから。
こういう姑息な本の売り方、すごく卑怯だな
どんな地域・団体だって出たいよね。 でも、B1に出るには
B1事務局(=事務局長こいつ)の承認が必要
元締め(こいつ)が「成功と失敗」って本を出せば
申請者は買わざるをえないよね。だって
こいつが「成功」って言う要件を満たしてないと承認されないんだから。
こういう姑息な本の売り方、すごく卑怯だな
2012年4月13日に日本でレビュー済み
本書は前半で、B1は食おこしではなく、まちおこしという「建前、きれい事」を語る。
後半は、自分たちが承認した団体以外は偽物と排除して、自分たちの「汚い利権」を主張する。
まちおこしが本当の目的なら「市民の誰が料理を創作しても良い」のでは?
むしろ、それこそ「市民参加の素晴らしい、まちおこし」だと思うが
このB1組織とやら、自分たちが認めた団体・業者以外は全て「偽物」と
まるで犯人扱い。
利権まるだしの実に不快な本です。
後半は、自分たちが承認した団体以外は偽物と排除して、自分たちの「汚い利権」を主張する。
まちおこしが本当の目的なら「市民の誰が料理を創作しても良い」のでは?
むしろ、それこそ「市民参加の素晴らしい、まちおこし」だと思うが
このB1組織とやら、自分たちが認めた団体・業者以外は全て「偽物」と
まるで犯人扱い。
利権まるだしの実に不快な本です。