無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
場所の力: パブリック・ヒストリ-としての都市景観 単行本 – 2002/3/30
本書は、著者自身をはじめとする建築・都市計画の専門家と、歴史家、デザイナーなど、さまざまな人々との協働作業を通じて、「場所の力」を顕在化するための理論と実践について著されたものである。
「場所の力」とは「地霊(ゲニウス・ロキ)」にも通底する概念だが、現代に生きる私達市民一人ひとりの生活に密着した記憶に根ざすものであり、「場所の力」の顕在化のプロセスには、地域を再生させる参加型の運動論的な視点が内在しているところに特徴がある。
バナキュラーな街並み、市井の人々の仕事や生活の営みさえも、地域の人々にとって価値あるものであることが、日本でもようやく気付かれるようになってきた。しかし、なぜこれらが保全の対象となり得るかを共通の理解のもとに位置づけることはとても難しかった。本書は、「美観」「文化財」といった従来の枠組を超える「生活景」の価値をパブリック・ヒストリーという概念から説いた意欲的な試みであり、文化的背景の違いを超えて日本のまちづくりにも大きな示唆を与えるものである。
「場所の力」とは「地霊(ゲニウス・ロキ)」にも通底する概念だが、現代に生きる私達市民一人ひとりの生活に密着した記憶に根ざすものであり、「場所の力」の顕在化のプロセスには、地域を再生させる参加型の運動論的な視点が内在しているところに特徴がある。
バナキュラーな街並み、市井の人々の仕事や生活の営みさえも、地域の人々にとって価値あるものであることが、日本でもようやく気付かれるようになってきた。しかし、なぜこれらが保全の対象となり得るかを共通の理解のもとに位置づけることはとても難しかった。本書は、「美観」「文化財」といった従来の枠組を超える「生活景」の価値をパブリック・ヒストリーという概念から説いた意欲的な試みであり、文化的背景の違いを超えて日本のまちづくりにも大きな示唆を与えるものである。
- 本の長さ319ページ
- 言語日本語
- 出版社学芸出版社
- 発売日2002/3/30
- ISBN-104761531029
- ISBN-13978-4761531027
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
著者自身をはじめ、建築・都市計画の専門家と歴史家・デザイナーなど、さまざまな人々との協働作業を通じて「場所の力」を顕在化するための理論と実践について述べた、意欲的な試み。
登録情報
- 出版社 : 学芸出版社 (2002/3/30)
- 発売日 : 2002/3/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 319ページ
- ISBN-10 : 4761531029
- ISBN-13 : 978-4761531027
- Amazon 売れ筋ランキング: - 916,163位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,527位都市開発・都市問題 (本)
- - 2,322位建築・土木工学
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
27グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年5月22日に日本でレビュー済み
本書はエール大学でアメリカ研究、都市研究の教鞭を執るドロレス・ヘイデン教授が1995年に出版したものである。「パワー・オブ・プレイス」というタイトルが強烈なメッセージを含んでいるが、このパワー・オブ・プレイスは彼女が主宰していたグループの名称であることを知る。とはいえ、本書の内容は、このタイトルと合致したものとなっている。本書は二部から構成されている。第一部は一般論として、都市のランドスケープの記憶を保全することの重要性を、これまで無視されていたマイノリティのアメリカの都市史を踏まえて解説する。空間への愛着がどのように育まれるのか、センス・オブ・プレイスと政治としてのプレイスとの対比、記憶が消されたランドスケープにおいてパブリック・アートが果たす機能の有効性。著者は、自身の膨大なる知識を編集して、これまでの「都市開発」がいかに多くの貴重な都市の記憶を葬りやってしまったのか、そして、その失敗をどのように修繕していけばよいのかを述べている。都市デザイナー必読と言いたくなるような素晴らしい文章が続く。さて、第二部は一転、変わって、ロスアンジェルスにおいて著者そして、著者のグループが実践した事例を3つほど紹介している。これらの事例は、ロスアンジェルスの事情、そしてアメリカのマイノリティの人達の歴史などに詳しくないと分かりにくい内容となっている。そういう点では、第一部は専門的なことを述べているがむしろ分かりやすく、第二部の方が文章的には分かりやすいのであるが、その背景を理解するのは、ロス事情やアメリカの社会問題の基礎的な知識が求められるのではないかと思われる。私はロスに4年間住んでいたのと、アメリカの大学院に通っていたので理解できたが、そうでないとちょっと難しいかもしれない。そういう点では、読者の範囲をあまり広く想定しないで書かれた本なのではないかとも思う。その点を差し引いて☆は4つにした。第一部だけに限れば、間違いなく☆5つの名著であると思われる。
他の国からのトップレビュー
Lauren Burgess
5つ星のうち5.0
just as described
2023年2月13日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Just as described
me
5つ星のうち5.0
Five Stars
2017年2月17日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
great book to use at the university
Anonymous
5つ星のうち3.0
Using Los Angeles as a case study (based in her ...
2015年10月24日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Using Los Angeles as a case study (based in her own professional projects) Hayden argues for shifting the public history paradigm in urban places to acknowledge a more diversely gendered, racial and ethnic past. The case studies are preceded by a brief examination of urban public history in other American locations. Hayden's text is accessible to a broad readership, but at times the narrative might have benefited from greater depth of exploration.
Emily C.
5つ星のうち4.0
Good Book
2013年4月27日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Hayden provides a nice summary of public history projects she has undertaken. Her emphasis is on including women and minorities in public history projects. She also gives a great assessment on how to use the physical landscape to determine what types of projects are incorporated.