ステップファミリーをいかに生き,育むか-うまくいくこと,いかないこと（パトリシア・ペーパーナウ）を読んでからの読了をお勧めします。
著者のW.マーティンの専門が、文化人類学ということもあって、
心理学的な側面については引用が多いです。
ステファミを考察するにあたっては、基本的には心理学的知見が役に立つのでしょうが、
その知見を文化人類学視点から再考することはとても意義深いものがあるように思えました。
更に生物学的視点から、蜂や鳥の継親子問題のエビデンスが示されるのは、
贅沢な内容と言ってよいでしょう。
ステファミ関連の方は、5冊ほど読みましたが、次の順番で読むと理解が深まると思います。
1 ステップファミリーのきほんをまなぶ-離婚・再婚と子どもたち
2 Q&Aステップファミリーの基礎知識 ― 子連れ再婚家族と支援者のために
3 ステップファミリーをいかに生き,育むか-うまくいくこと,いかないこと
4 日本の子連れ再婚家庭
5 継母という存在(本書)
本書は、中上級者編でしょうか。良書でした。
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