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中川幸夫 作品集 「魔の山」 ペーパーバック – 2003/7/1

5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

剪られた花の命は瞬時のもの。ひとは花の魔力にうたれ、花を剪る瞬間のよろこびこそ永遠のものと願ったのではないか。小宇宙の極限に、底知れぬ力を内包する「花霊」を求めた作品を掲載する。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 求龍堂 (2003/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4763002236
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4763002235
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 2個の評価

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中川 幸夫
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上位レビュー、対象国: 日本

2006年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
孤高のいけばな作家=中川幸夫の精緻な研究の書「まっしぐらの花」による記述には、この作品集『魔の山』の事が以下のように記されている・・・。いけ花以外に写真、書、ガラス制作と、花に必要あれば何にでも挑戦する万能型の中川だが、大阪時代に体得した印刷に対する知識と厳しさも筋金入りである。2002年が山場だった最新の作品集『魔の山』の製版・印刷過程で、著者である中川、デザイナーの杉浦、光村印刷のプリンティングディレクター・須井との間で繰り広げられた論議には他のだれも立ち入る事が出来なかった。その現場に立ち会う度に、60年以上前の中川の徒弟時代が彷彿としたものだ。それは『原色版印刷だった時代の大阪で、黄、紅、藍、墨の四版の一つ一つの網点を石版に手で打つという製版の仕事をしていた。ポスター1枚の網点を打つのに、1ヶ月以上かかった。四色分の四版をペン先みたいな点で打つんだから、今では考えられない気の遠くなるような作業ですよ。そのうち、写真や絵を見ると自然と四色分解が浮かぶようになり、刷り上ったものを見ればどんな製版をしているかがすぐにわかった』。。。曼珠沙華をはじめとして中川の作品で最も強烈なパワーを発揮する赤を再現するのに『魔の山』ではダブルトーンが採用された。様々に試し刷りした結果、用紙は印刷適正と風合いを兼ね備える「ヴァンヌーボ」に。ヴァンヌーボを本文用紙とするなら超薄引きニスをと光村印刷が希望し、ニス引きで誌面が光るのを嫌った杉浦はさらにマット剤の混入を指示した。こうして『魔の山』の誌面は輪転機を最低六度くぐることになった。三度の色校正で中川が最もこだわったのは、作品の黒バック及びページ余白の黒のあり方だった。・・・・・こんなスゴい手順で製作された作品集。2万8千円という価格も納得。生きている植物、しかも花という生命の瞬間を捉えて、そこに精神の創造を参加させようという特殊な芸術と云われる「いけ華」だが、こうしていつでも写真の奥の作品に向き合える、というのは最高に幸せだ。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年10月1日に日本でレビュー済み
ページをめくるごとに、中川さんの”生”に対しての強いエネルギーを感じることが出来る本だと思います。1958からの作品が年代ごとに掲載されていて、少しづつですが、作品から受ける印象の変化も感じることが出来、次はどんな作品を創られるのだろうと期待がたかまります。
特に毒気を帯びた血の赤の色は生々しく、妖艶でもあり、痛々しくもあり、そこには無いはずの匂いたつ香りや、ぐっちょりした触感がかなりリアルに訴えてきます。そしてなにより、一瞬の、瞬間の美しさが永遠に感じられ、同時に永遠に同じ物などないのだと思わされる作品集でした。この本は、心で読むという言葉がピッタリくるのでは。
表紙の造本もていねいで、紙質も良く美しいと思います。高価ですが十分価値はあると思います。大切にしたい一冊です。
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