武者小路実篤氏の絵をみたのは、この本を購入してから初めてでした。
というか後で知ったのですが、単行本小説の表紙は、彼の絵だったのですね。
この画集には武者小路氏の描いた絵とともに言葉が書かれていて、どれもとてもかわいらしいく、よろよろした線の中のあたたかさや強さ、熱さが伝わってきます。
「友情」を読んで以来武者小路実篤氏の本が好きになり、ちょこちょこ読んできましたが、この画集は、彼の人生観が直球で伝わって来ると思います。
「この道より我を生かす道なしこの道を行く」、８８歳にして「もっと働きたい」
その他どの言葉もすべて、生命力や人間、人生への期待に溢れていて、心にじんと響きました。
個人的には、花丸万歳の本です。
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