丸山健二初心者の私ですが、
とても、読みやすかったです。
この本は、ゆっくり読まなきゃもったいないと
思いつつも、ストーリーに惹かれ一気に読んでしまいました。
少女と女の中間のような年齢の女性の視点が素晴らしく
共感できました。
かつて、自分が感じた感情を思い出したりもしました。
女であることの内面の理不尽さを感じました
丸山作品は、私が読んだ中では男性の視点で
書かれているものしかありませんでしたが
この、女性の視点で描かれている本書を読んで
改めて、作者の力量を痛感しました
古さを全く感じさせない
時代的に普遍性のある作品で
大変読みやすく、読めました
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赤い眼 単行本 – 2006/6/1
丸山 健二
(著)
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社求龍堂
- 発売日2006/6/1
- ISBN-104763006347
- ISBN-13978-4763006349
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商品の説明
出版社からのコメント
身内の世話に疲れた娘は、山の貧乏暮らしを捨て、海辺の町で見知らぬ少年を弄ぶが……神話的な娘の、衝動的で強靱な「生」を綴る。作家活動40周年を記念して、名作復刻「再生復活版」を刊行!再生復活版とは、原本をそのまま再現したのではなく、作家による再構成を施した新生版。1974年発表。時代を経てもまったく古さを感じないばかりか、最新版として新たな魅力を秘めて甦る。
登録情報
- 出版社 : 求龍堂 (2006/6/1)
- 発売日 : 2006/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 238ページ
- ISBN-10 : 4763006347
- ISBN-13 : 978-4763006349
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,425,399位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33,469位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1943 年 12 月 23 日生まれ。長野県飯山市出身
1964 年 国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)を卒業後、
東京の商社に勤務
1966 年「夏の流れ」第 23 回文学界新人賞受賞
1967 年「夏の流れ」第 56 回芥川賞受賞
1968 年 長野県へ移住
1973 年「雨のドラゴン」第 9 回谷崎潤一郎賞候補作になるが辞退
1976 年「火山の歌」第 12 回谷崎潤一郎賞候補作になるが辞退
1987 年「月に泣く」第 14 回川端康成文学賞候補作となるが辞退
長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。長編小説のほか、メッセ
ージ性の高いエッセイや写真と散文による写文集などを刊行。著書多数。
最新刊として、2011 年 2 月エッセイ『さもなければ夕焼けがこんなに美しいはずはない』(求
龍堂)、2011 年3月写文集『草情花伝』(駿河台出版社)、2011 年 4 月小説『眠れ、悪し
き子よ』(上下巻/文藝春秋)を近年の集大成として 3 冊連続刊行。
2011 年 4 月 28 日から公式サイト「WEB 丸山健二」で Twitter(毎日更新)とブログ(週 1 回
更新)で強烈なメッセージを送り続けている。
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
5グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国語の弱い子供が、先生推薦として、丸山文学を紹介されたものの、なかなか普通では手に入らなかったので、ネットで購入。本の状態はコメント通りでした。只今子供が熟読中です。
2006年7月8日に日本でレビュー済み
やはり、私は、正しかった。
この小説を読んで、私は確信した。
ここには、山があり、私がいて、妹がいて、母がいて、そしてクロがいる。
全ての文章が解像度の高い映像となって、私の目の前に現れる。
映像にも勝る文章が、ここにはある。
彼の小説は、そのほとんどが、絶版となっている。
私は、絶版となった本を古書店で探し、少しずつ少しずつ集めていったが、
この「赤い眼」だけは、どうしても見つけることが出来なかった。
しかし、今、三十二年ぶりに再生復活版として、以前よりさらに磨きあげられたこの「赤い眼」を手にいれることが出来て、私は喜んでいる。
孤高の作家、丸山健二を読み始めて二十年。
求龍堂は、偉大な事をしてくれた。
奇跡は、起こった。
この小説を読んで、私は確信した。
ここには、山があり、私がいて、妹がいて、母がいて、そしてクロがいる。
全ての文章が解像度の高い映像となって、私の目の前に現れる。
映像にも勝る文章が、ここにはある。
彼の小説は、そのほとんどが、絶版となっている。
私は、絶版となった本を古書店で探し、少しずつ少しずつ集めていったが、
この「赤い眼」だけは、どうしても見つけることが出来なかった。
しかし、今、三十二年ぶりに再生復活版として、以前よりさらに磨きあげられたこの「赤い眼」を手にいれることが出来て、私は喜んでいる。
孤高の作家、丸山健二を読み始めて二十年。
求龍堂は、偉大な事をしてくれた。
奇跡は、起こった。
2011年10月28日に日本でレビュー済み
丸山さんの隠れた傑作。女性が読むならこれが一番おすすめ。ストーリ展開が映画的。山の上の家に住む小鳥屋に勤める若い女性が主人公。強くて凛々しさに感動。父親の埋葬の仕方、賢い犬、質実な叔父、魅力的な人が登場する。強くなりたい全ての女性に読んでほしい。