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それでも生きていく―地下鉄サリン事件被害者手記集 単行本(ソフトカバー) – 1998/3/5
地下鉄サリン事件被害者の会
(著)
※以下の紹介文は書籍刊行時のものです。
一九九五年三月二十日、オウム真理教によって引き起こされた地下鉄サリン事件。
事件は決して「あの日」だけでは終わっていません。
三年後の今も裁判は進展せず、国からは一切補償もなく、被害者や遺族の苦しみは依然として続いています。
いつものように家を出て、いつものように電車に乗り、気づいた時は集中治療室で死と向き合っていた被害者たち。
その後もマスコミに追われ、好奇の目にさらされ、頭痛、視力の低下、職場の無理解、そして何より心の傷に悩まされています。
遺族もまた、失ったものははかりしれません。
「いってきます」の言葉を最後に、二度と帰ってこなかった夫。
まだまだやりたいことがあったはずなのに、言葉一つなく殺された娘……。
しかし、これからも毎日は続き、人間は生きていかなければなりません。
本書は事件三年後を迎えるにあたって、被害者や遺族が自らの声で語り、自らの手で綴った、本人たちによる手記集です。
このような悲惨な事件を二度と起こさないために、人の痛みを思いやる心を取り戻すために、そして一日も早く被害者が救済されるために……。
貴重な証言をどうぞご一読ください。
【内容】
第1章 残された人々
*ご両親のことを思い出して、素直に罪を認めてください。 遺族/40代女(被害者の母)
*天国の主人へー42年間ご苦労さまでした。 遺族/40代女(被害者の妻)
*数学が得意で、気持ちのやさしい子でした。 遺族/60代夫婦(被害者の両親)
第2章 見守る人々
*「奇跡は起きないのですか?」と先生に聞きました。 被害者の母/70代女
*しずちゃんみたいになった人をたすける人になりたい。 被害者の甥/9歳男
第3章 生きていく人々
*会社の同僚は仮病くらいにしか思っていません。 被害者/50代女
*子どもが学校に行く頃には、事件が片付いてほしい。 被害者/30代男
*運命のわかれ道に立ったからこそ、今後は悔いなく生きたい。 被害者/40代夫婦
……………ほか、41人のありのままの手記を収録。
一九九五年三月二十日、オウム真理教によって引き起こされた地下鉄サリン事件。
事件は決して「あの日」だけでは終わっていません。
三年後の今も裁判は進展せず、国からは一切補償もなく、被害者や遺族の苦しみは依然として続いています。
いつものように家を出て、いつものように電車に乗り、気づいた時は集中治療室で死と向き合っていた被害者たち。
その後もマスコミに追われ、好奇の目にさらされ、頭痛、視力の低下、職場の無理解、そして何より心の傷に悩まされています。
遺族もまた、失ったものははかりしれません。
「いってきます」の言葉を最後に、二度と帰ってこなかった夫。
まだまだやりたいことがあったはずなのに、言葉一つなく殺された娘……。
しかし、これからも毎日は続き、人間は生きていかなければなりません。
本書は事件三年後を迎えるにあたって、被害者や遺族が自らの声で語り、自らの手で綴った、本人たちによる手記集です。
このような悲惨な事件を二度と起こさないために、人の痛みを思いやる心を取り戻すために、そして一日も早く被害者が救済されるために……。
貴重な証言をどうぞご一読ください。
【内容】
第1章 残された人々
*ご両親のことを思い出して、素直に罪を認めてください。 遺族/40代女(被害者の母)
*天国の主人へー42年間ご苦労さまでした。 遺族/40代女(被害者の妻)
*数学が得意で、気持ちのやさしい子でした。 遺族/60代夫婦(被害者の両親)
第2章 見守る人々
*「奇跡は起きないのですか?」と先生に聞きました。 被害者の母/70代女
*しずちゃんみたいになった人をたすける人になりたい。 被害者の甥/9歳男
第3章 生きていく人々
*会社の同僚は仮病くらいにしか思っていません。 被害者/50代女
*子どもが学校に行く頃には、事件が片付いてほしい。 被害者/30代男
*運命のわかれ道に立ったからこそ、今後は悔いなく生きたい。 被害者/40代夫婦
……………ほか、41人のありのままの手記を収録。
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社サンマーク出版
- 発売日1998/3/5
- ISBN-104763192132
- ISBN-13978-4763192134
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
あの日、あの朝から3年。絶望に立ち向かったとき、見えてくる人生がある。地下鉄サリン事件で家族を失った人々、直接被害にあった人々の率直な気持ちを収めた手記。
著者について
地下鉄サリン事件被害者の会(ちかてつさりんじけんひがいしゃのかい)
地下鉄サリン事件被害者の会代表世話人 高橋シズヱ
平成九年三月二十日に地下鉄サリン事件被害者の会で作った手記集を霞ヶ関駅で無料配布した。印刷などに必要な資金は心ある人たちからのカンパで賄ったが、それでも一千部がやっとで、被害者自身と被害者救済要請のための五百部と、配布用に五百部だった。祭日で閑散としている官庁街は二年前とおなじように良い天気だった。主人が倒れて運び出された地下鉄の出口には、長蛇の列ができていた。本当にあのときほど嬉しかったことはない。二年間の辛い思いが小さな塊になって飛んでいくようだった。多くの人たちは、「頑張ってください」と声をかけてくれた。「ありがとうございます」と直接答えられた。一人じゃないんだ、これからもやっていかれる、と勇気が湧いた。手記集についての問い合わせが日本中から、そしてアメリカからもあったが、渡すことができたのは一部の人たちだけだった。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。今回このような形で多くの方にお読みいただけることを、私たちはとても嬉しく思う。
地下鉄サリン事件被害者の会代表世話人 高橋シズヱ
平成九年三月二十日に地下鉄サリン事件被害者の会で作った手記集を霞ヶ関駅で無料配布した。印刷などに必要な資金は心ある人たちからのカンパで賄ったが、それでも一千部がやっとで、被害者自身と被害者救済要請のための五百部と、配布用に五百部だった。祭日で閑散としている官庁街は二年前とおなじように良い天気だった。主人が倒れて運び出された地下鉄の出口には、長蛇の列ができていた。本当にあのときほど嬉しかったことはない。二年間の辛い思いが小さな塊になって飛んでいくようだった。多くの人たちは、「頑張ってください」と声をかけてくれた。「ありがとうございます」と直接答えられた。一人じゃないんだ、これからもやっていかれる、と勇気が湧いた。手記集についての問い合わせが日本中から、そしてアメリカからもあったが、渡すことができたのは一部の人たちだけだった。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。今回このような形で多くの方にお読みいただけることを、私たちはとても嬉しく思う。
登録情報
- 出版社 : サンマーク出版 (1998/3/5)
- 発売日 : 1998/3/5
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 271ページ
- ISBN-10 : 4763192132
- ISBN-13 : 978-4763192134
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,015,169位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 371位その他の事件・犯罪関連書籍
- - 932位事件一般関連書籍
- - 19,348位社会学概論
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地下鉄サリン事件の犯罪者側の話は多いけれど、被害者側の手記を読んでみたいと思い、手に取った。当事者の声を聞ける貴重な記録だと思います。
2012年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は2年ほど前までは、犯罪被害者問題を扱う本は、藤井誠二のものを別とすれば、あまり多くは読まないほうだった。なぜかというと、岡村勲、土師守らが主導する「あすの会」の運動が、「国は加害者ばかりを守っている」という煽り的な言動を出発点として、「刑事司法における被疑者・被告人の人権は、もっと削られてもよい」とか、「被害者の報復感情を満たしてこそ正義である」とかいった反近代的な方向に世論を誘導しているように思われ、納得できなかったからである。
死刑制度を何としてでも維持し、「お上に逆らえばこうなるぞ」という脅しで「官」の権威を誇示しようとする法務官僚にとって、被害者運動は「都合のいい別働隊」として利用されているのではないか、との疑念も捨てがたかったのだ。
が、高橋シズヱの『ここにいること』が2008年に岩波書店から出されていることに気づいて、取り寄せてみてから、少し考えを改めねばならないと感じた。天下の岩波書店は、朝日新聞などと同様、「人権」には敏感な傾向があるから、その岩波が高橋の本の出版企画を通したとなると、これはよほど理由があってのことと思わねばならない。実際、高橋の本を読んでみると、その苦闘が大手のメディアに真剣に取り上げられるまでには、さまざまな紆余曲折があったことがわかった。
その高橋が10年前の1998年に地下鉄サリン事件の被害者手記集を出そうとしたときは、まだ岩波などがそういうものを取り上げようとする時代ではなかったため、サンマーク出版という比較的マイナーな出版社から出さざるをえなかったわけだ。
この本を読むと、理不尽な犯罪に巻き込まれ、病院に行っても適切な治療法もなく、職場らかも理解してもらえず、退職に追い込まれたりした人々の生の声が、ひしひしと伝わってくる。司法制度をどうせよとか、国は被害者の報復感情を満たせとかいうような政治的主張以前の、生の声そのものだ。「人権派」を自認する人々もみんなこの手記は読んでおかねばならないと思った。
死刑制度を何としてでも維持し、「お上に逆らえばこうなるぞ」という脅しで「官」の権威を誇示しようとする法務官僚にとって、被害者運動は「都合のいい別働隊」として利用されているのではないか、との疑念も捨てがたかったのだ。
が、高橋シズヱの『ここにいること』が2008年に岩波書店から出されていることに気づいて、取り寄せてみてから、少し考えを改めねばならないと感じた。天下の岩波書店は、朝日新聞などと同様、「人権」には敏感な傾向があるから、その岩波が高橋の本の出版企画を通したとなると、これはよほど理由があってのことと思わねばならない。実際、高橋の本を読んでみると、その苦闘が大手のメディアに真剣に取り上げられるまでには、さまざまな紆余曲折があったことがわかった。
その高橋が10年前の1998年に地下鉄サリン事件の被害者手記集を出そうとしたときは、まだ岩波などがそういうものを取り上げようとする時代ではなかったため、サンマーク出版という比較的マイナーな出版社から出さざるをえなかったわけだ。
この本を読むと、理不尽な犯罪に巻き込まれ、病院に行っても適切な治療法もなく、職場らかも理解してもらえず、退職に追い込まれたりした人々の生の声が、ひしひしと伝わってくる。司法制度をどうせよとか、国は被害者の報復感情を満たせとかいうような政治的主張以前の、生の声そのものだ。「人権派」を自認する人々もみんなこの手記は読んでおかねばならないと思った。
2014年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3・20、あの日を決して忘れないでしょう。あの恐ろしい無差別サリンテロを。