※2015年7月当時のレビューです。後半にネタバレメモもアップしていますので不要な方はスルーしてください。「年齢より若く見えるのではなく、年齢相応か年齢より老けてみえるかのどちらか。その年齢で一番若く見える人が年齢相応。」この概念は新しかったです。そして、老化の原因が酸化とは聞いてましたが、それと同時に不健康な食事や生活によるエンザイムの浪費、水不足や動物食の取りすぎで血液がドロドロになりエンザイムが体中に回らないこと、でも老化につながり、腸の健康と肌の老化の関係を医学的に解説されているのでとても勉強になります。それに、腸の状態はアトピー、肌、にダイレクトに影響することを身をもって体験してます。例えば、肌のシワをいくら保湿やクリームを塗ったって、それは対処療法。腸が健康で、皮膚も健康になりバリア機能を取り戻せば、そんな薬やエステなんてなくてもモチモチ、ツヤツヤ、スベスベの肌になります。私は今まで自らの欲望に負け、早食い、大食い、インスタント食品の常食、濃い味好き、肉食、野菜あまり食べず深夜寝る前でも満腹まで食べる、ということをしてました。結果年齢とともに代謝が落ちたら、アトピーは悪化、肌はボロボロ、老化は進む、便秘と下痢の繰り返し、体調不良になりやすく、風邪も治りにくい、と大きな病気になる一歩手前だったと思います。それゆえ今は、今までのツケを払い一気にデトックスをしており、その手応えも感じています。私自身の体を実験台として、検証し、数々の失敗をした上でつかんだことをまた皆さんに共有していこうと思います。皆さんが、単なる長生きではなく、健康で長生きし、充実した幸せな人生を送っていただけることを心から願っております。(以下ネタバレメモ一部)体老化の原因は酸化酸化を防ぐには良い食事、良い水、十分な睡眠水→果物→食事の順番で脱水とエンザイムの消耗を防ぐ便秘により腸内の毒素は腸壁から血管へと流れ全身を巡り、最後汗腺から体外に出る。その時に皮膚にダメージを与える。老化を進める食べ物酸化した物動物食植物食がもち肌を作り、動物食がさめ肌をつくる6か月以上炭水化物抜きの食事を続けていると腸相は確実に悪化する。アメリカの低炭水化物ダイエット、アトキンスダイエットを1年以上している者の腸は硬く、内腔も狭くなる。アトキンスダイエットは急激な減量を望めるが、体に負担をかけ、不健康や老化を招く。炭水化物を摂らないアトキンスダイエットでやせるのは、インシュリンが出なくなった糖尿病患者が痩せるのと同じ原理。インシュリンが出なくなると、血液中の糖を細胞が取り込めなくなるため、体は飢餓状態になり、エネルギーを得るため、脂肪を分解し、エネルギーに変えようとし、その結果痩せる。この脂肪代謝の過程でケトン体という強力な酸化物質が作りだされる。ケトン体は、尿や汗、呼吸などからも排泄されるが、それを上回ると、血液を酸性に傾け、最悪、ケトアシドーシス(酸化症)という命に関わる状況を生み出す。酸化＝老化アトキンスダイエットは、余分な脂肪を燃焼させるよりも、体がタンパク質を多くとることで酸性化し、脂肪や筋肉、そして臓器にダメージを与えることで痩せさせていると言える。またアトキンスダイエット実践者には偏頭痛、筋肉の痙攣、下痢などのエネルギー不足が原因の症状が現れることが多い。タンパク質をたくさん食べても太らないのは、過剰に摂取されたタンパク質は体に吸収されることなく排泄させるから。過剰なタンパク質は、アミノ酸に分解され、それがさらに分解され尿として出るが、その際、酵素をムダ使いし、尿素、尿酸、焦性ブドウ酸が生じ、血液を酸性にし、それは骨や歯からカルシウムを奪う。動物性脂肪の取りすぎで血液はドロドロになり、栄養と酵素が行き渡らず、細胞内のミトコンドリアが働かなくなり新陳代謝できず、老化現象発現。動物性脂肪を多く摂ると内臓脂肪がつく。腸内環境の悪化は、炎症性の微生物増加を招き、腸の粘膜はその刺激を受けて、多くのヒスタミンや活性酸素が生成され、刺激に過敏なアレルギー状態を引き起こす。月経後は体内にエストロゲンが増え、アルコール代謝に時間がかかり酔いやすい。アメリカベストセラーイラン人医師バトマンゲリジ氏の飲水療法。水を飲まないとガンになる。飲水量を増やすとヒスタミンの生産が低下する。飲水量を増やすことにより、花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎の症状が出なくなった。声のかすれは水不足のシグナル。ドライアイになったら目薬よりもコップ2〜3杯の水を飲みしばらく目を閉じる方が効果的。寝ている間に足がつるのも水不足のシグナル。尿の色が濃いのは脱水してる証拠。カフェインには強力な利尿作用があり、それが水分不足を招く。カフェインを多く含む飲み物は一日一杯程度にとどめる。運動の前には水を飲む。運動するとすぐに疲れるという人は水不足。エンザイムを過食、飲酒、激しい運動など消耗すると眠くなる目を閉じるだけでエンザイム消費は抑えられる昼寝や仮眠はエンザイムのリカバリーに有効。習慣化で回復力アップ。ただし30分いないに。カフェインは視覚と記憶分子にダメージを与える。カフェインは細胞間の情報伝達の役割を果たすエンザイム、pdeホスホジエステラーゼにダメージを与える。白髪は頭皮の血行不良で、毛根部分のメラノサイトを生み出す幹細胞が死滅することで生じる。体温が0.5度下がると免疫力は35%下がる。ガン細胞は体温が35度台のときにもっとも活性化する。音楽家は長生きが多い。指先を使い、大好きな音楽を楽しんでいるから。セックスライフの充実は女性の老化を防ぎ、若さを保つのに役立つ。アメリカ人女性は60代で81%70代で65%アメリカ人男性は60代で91%70代で79%がセックスをしており、その90%以上の人が健康。中国のセックス術接して漏らさず射精によるエンザイム消耗を控え、セックスの若返り効果を得る明るくポジティブな人は深刻な病気になりづらく、ネガティヴで細かいことにこだわるタイプの人は病気になりやすい。アイゼンク博士自分の感情を抑え忍耐強く、自分の中で抱え込み、いい人タイプの人は、ストレスがたまり、鬱になり、免疫を低下させガンになる確率が高い。健康オタクでもガンになる。嫌なことはやらない。エンザイムパワーが最も高まるのは、愛し、感謝し、喜び、楽しんでいるとき腸に良いものは脳にもよく、腸に悪いものは脳にも悪い