白人コンプレックスで生きてきた日本人にとって、この切り口はちょっと驚く。
欧米人が日本人に惹かれるところなんてあるの!?と。
よく「外国に行くと、日本の良いところが見える」いうが、この本は、まさにそんな「外側から見た日本人の性質」を冷静、かつ見事に書き当てている。
忘れかけていた日本人の良いところ。日本文化の良いところ。そんな部分を再確認できた気がする。
また、ただ褒めているのではなく、日本人ならではの誤解を招く態度、言葉についても、エピソードを交えて書かれているので、わかりやすく、読みながら反省したり、笑えたり……。
読後は不思議な清涼感がある。
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日本人の背中 ハードカバー – 2008/3/5
井形 慶子
(著)
欧米人の目に映る日本人のたたずまいを鮮やかに描いた一冊。
現在世界90か国で読まれる『ひらがなタイムズ』の元編集長であり、イギリスをテーマにしたベストセラーを世に送り出してきた著者が、外国人から聞いた日本人の知らない日本人の魅力――「日本人の背中」に迫ります。
「あなたにはわからないだろうが、日本人は世界中の人々と比べて本当に特殊。私たちには理解できないことが多すぎる」。
多国籍企業で働く欧米人のビジネスマンから、無銭旅行で地球を一周したというバックパッカーまで、著者は出会った外国人にこのように言われ続けたそうです。しかし、欧米人の多くは、このような「わからない日本人」に困惑し、格闘しつつも、しだいに日本びいきになっていく。欧米人が惹かれ、驚くものは何なのか。それを豊富なエピソードをもとに解き明かします。
バブル崩壊以降、日本社会は健全なエネルギーを失い低迷しました。
激しく移り変わる世界情勢や経済に振り回されて、私たちが見失ってしまったもの、これからの日本人の可能性。それらを見つけるヒントがぎっしり詰まった一冊です。
現在世界90か国で読まれる『ひらがなタイムズ』の元編集長であり、イギリスをテーマにしたベストセラーを世に送り出してきた著者が、外国人から聞いた日本人の知らない日本人の魅力――「日本人の背中」に迫ります。
「あなたにはわからないだろうが、日本人は世界中の人々と比べて本当に特殊。私たちには理解できないことが多すぎる」。
多国籍企業で働く欧米人のビジネスマンから、無銭旅行で地球を一周したというバックパッカーまで、著者は出会った外国人にこのように言われ続けたそうです。しかし、欧米人の多くは、このような「わからない日本人」に困惑し、格闘しつつも、しだいに日本びいきになっていく。欧米人が惹かれ、驚くものは何なのか。それを豊富なエピソードをもとに解き明かします。
バブル崩壊以降、日本社会は健全なエネルギーを失い低迷しました。
激しく移り変わる世界情勢や経済に振り回されて、私たちが見失ってしまったもの、これからの日本人の可能性。それらを見つけるヒントがぎっしり詰まった一冊です。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社サンマーク出版
- 発売日2008/3/5
- ISBN-104763198211
- ISBN-13978-4763198211
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登録情報
- 出版社 : サンマーク出版 (2008/3/5)
- 発売日 : 2008/3/5
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 254ページ
- ISBN-10 : 4763198211
- ISBN-13 : 978-4763198211
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,942,697位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年9月18日に日本でレビュー済み
日本人は〜だが欧米はここが違う、日本人の〜の点が欧米は理解できない、といった比較考察がだらだら続く。
どれもこれもどこかで見たか読んだかした内容で、まるで40年前の日本人論のようだ。
著者の言わんとするのは、日本人には古くから伝わった良さがあるのだから、それを大切にして外国人と交われ、ということだと推察するが、内容が陳腐過ぎて新たな所見に乏しい。
それどころか伝統・道徳を重視しているらしいにもかかわらず、「新しい歴史教科書」を貶めたり、沖縄集団自決に関して左翼の言い分を丸ごと信じていたり、何やら著者自身、戦後民主主義の申し子のような臭いがぷんぷん。
事実認識の誤りも多く、読む価値はない。正直駄本である。
どれもこれもどこかで見たか読んだかした内容で、まるで40年前の日本人論のようだ。
著者の言わんとするのは、日本人には古くから伝わった良さがあるのだから、それを大切にして外国人と交われ、ということだと推察するが、内容が陳腐過ぎて新たな所見に乏しい。
それどころか伝統・道徳を重視しているらしいにもかかわらず、「新しい歴史教科書」を貶めたり、沖縄集団自決に関して左翼の言い分を丸ごと信じていたり、何やら著者自身、戦後民主主義の申し子のような臭いがぷんぷん。
事実認識の誤りも多く、読む価値はない。正直駄本である。
2008年7月19日に日本でレビュー済み
著者の本では、以前読んだ「お金とモノから解放されるイギリスの知恵」(新潮文庫)がなかなか良かったので、今回も期待して読み始めた。しかし最後まで読んで「なんだガッカリ」というのが正直な感想です。
彼女の主張は多分大勢の同意が得られる正論なんだろうけど、逆にインパクトというか個性が感じられません。せっかく著者ならではの海外体験が豊富にちりばめられているのに、そこから導く意見・主張がいかにもありきたりで面白みが無い。
「おいおいちょっと待ってよ」と感じさせる話も散見されます。ボルボの母体工場があるスウェーデンの某空港内にデーンと日本製の新車が展示されている話から、「日本人の誇りは消えたのか」なんて話されてますけど、そんな僻地の町のプロモーションに日本人がいちいちからんでいるはずがないでしょう(しかもあんな巨大メーカーで)。
また、某日本の有名ソースメーカーの買収に米国資本が乗り出した時、日本人は最高裁まで出て総出でこれを叩き出した。この話を引き合いに出して「日本人はどんなに金を積まれても捨て切れないものがある」ですって!?バブル全盛期に日本がアメリカでやった狼藉の数々を著者はよもや忘れたわけじゃあるまいに...。
本田健著「きっと、よくなる!」を読んで以来サンマーク出版には胡散臭さを感じていたのですが、残念ながらこの本を読んで以前好きだった著者まで化けの皮が剥がれてしまった。
彼女の主張は多分大勢の同意が得られる正論なんだろうけど、逆にインパクトというか個性が感じられません。せっかく著者ならではの海外体験が豊富にちりばめられているのに、そこから導く意見・主張がいかにもありきたりで面白みが無い。
「おいおいちょっと待ってよ」と感じさせる話も散見されます。ボルボの母体工場があるスウェーデンの某空港内にデーンと日本製の新車が展示されている話から、「日本人の誇りは消えたのか」なんて話されてますけど、そんな僻地の町のプロモーションに日本人がいちいちからんでいるはずがないでしょう(しかもあんな巨大メーカーで)。
また、某日本の有名ソースメーカーの買収に米国資本が乗り出した時、日本人は最高裁まで出て総出でこれを叩き出した。この話を引き合いに出して「日本人はどんなに金を積まれても捨て切れないものがある」ですって!?バブル全盛期に日本がアメリカでやった狼藉の数々を著者はよもや忘れたわけじゃあるまいに...。
本田健著「きっと、よくなる!」を読んで以来サンマーク出版には胡散臭さを感じていたのですが、残念ながらこの本を読んで以前好きだった著者まで化けの皮が剥がれてしまった。
2008年10月21日に日本でレビュー済み
さすが「ひらがなタイムズ」の元編集長だけあって、普段僕らが全く意識するこ
とがない外国人目線からの日本人性質を、冷静に分析していると思いました。
あまりに見事に日本人を分析しているので読みながら思わずニヤリとしてしまう
内容も多々ありました。
また冒頭のエピソードにある、外人夫婦が喧嘩をしている場面に出くわした際の
エピソードでは、日本人の誠実さはグローバルに認識されているんだなと少し
うれしくなるような内容で、改めて日本人であることを少し誇りに思える、
そんな一冊でした。
とがない外国人目線からの日本人性質を、冷静に分析していると思いました。
あまりに見事に日本人を分析しているので読みながら思わずニヤリとしてしまう
内容も多々ありました。
また冒頭のエピソードにある、外人夫婦が喧嘩をしている場面に出くわした際の
エピソードでは、日本人の誠実さはグローバルに認識されているんだなと少し
うれしくなるような内容で、改めて日本人であることを少し誇りに思える、
そんな一冊でした。
2008年5月9日に日本でレビュー済み
海外、特にイギリスに精通した著者が日本という国を外側と内側の両方から見つめた本。
日本の風呂や日本食、居酒屋、漫画そしてわびさびまで
外国人が賞賛している日本を思いきり紹介した後、
「働き者なのにビジネスができない」「金持ちなのにブランドに弱い」など
海外でクエスチョンマークが投げかけられている
日本の常識や美意識を辛口で批評する。
これらは事実であり、国際社会の中で生きていく時に
日本人として自慢できること、気をつけねばならないことの情報を
得ることができる本だろう。
しかし、日本人がこれからどこへ向かっているのか、
日本人としてのアイデンティティをしっかりと持ちながら
日本人が海外の人たちともリスペクトしあえる関係を築くにはどうすれば良いのか?
という疑問について、本書にはヒントがいっぱいつまっているが、結論が甘く思えた。
日本流が滑稽であっても、欧米方式に合わせることだけが正解ではないはず。
国境を越え、言葉や文化の違いを超え、一人ひとり異なるパーソナリティを持つ人間として
結局は一人ひとりが自分で答えをださなければいけないのだと気付かされた。
それにしても、本書の題名が、うまい。自分では見えない背中。
海外からどんな風に見えているのか興味のある方にはおすすめ。
日本の風呂や日本食、居酒屋、漫画そしてわびさびまで
外国人が賞賛している日本を思いきり紹介した後、
「働き者なのにビジネスができない」「金持ちなのにブランドに弱い」など
海外でクエスチョンマークが投げかけられている
日本の常識や美意識を辛口で批評する。
これらは事実であり、国際社会の中で生きていく時に
日本人として自慢できること、気をつけねばならないことの情報を
得ることができる本だろう。
しかし、日本人がこれからどこへ向かっているのか、
日本人としてのアイデンティティをしっかりと持ちながら
日本人が海外の人たちともリスペクトしあえる関係を築くにはどうすれば良いのか?
という疑問について、本書にはヒントがいっぱいつまっているが、結論が甘く思えた。
日本流が滑稽であっても、欧米方式に合わせることだけが正解ではないはず。
国境を越え、言葉や文化の違いを超え、一人ひとり異なるパーソナリティを持つ人間として
結局は一人ひとりが自分で答えをださなければいけないのだと気付かされた。
それにしても、本書の題名が、うまい。自分では見えない背中。
海外からどんな風に見えているのか興味のある方にはおすすめ。
2008年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マッカーサーが日本人は12才と断じ、GHQが母子密着型社会・封建社会の要因として日本の産婆制度を解体しました。”成熟”を目指した戦後社会は今日、特化した分野に執着するオタク社会となり、反面「大きな物語」・ナショナリズムを望んでいると言われています。井形慶子の独自の視点による本著はナショナリズムを超えた所から日本の良さを教えてくれました。政治家が「中国や朝鮮半島で戦時、日本は良いこともした」と言って私達を困惑させたりしますが、アジアンハイウェイのエピソードは「大きな物語」を背景とせず井形慶子の視点で紹介されています。男性が「大きな物語」を語るときにはファシズムの影が忍び込んで来る様に思われます。著者はオタクに期待し、過疎化に目を向け、偽ブランドを嫌います。そこには静かで透明感があって、永遠性が感じられます。
2011年3月30日に日本でレビュー済み
震災前は、日本は国も人も質の低下が叫ばれ、政治も経済も袋小路を彷徨っていましたが、
震災後は、日本人の対応の勤勉さや協調性が取り上げられ、さらには世界各国から応援を受けて、
日本人としての自信を取り戻すとともに、改めて「日本人とは? 」と、考えさせられました。
本屋で日本人特集コーナーに、本書があげられていたので、ついついそのまま購入。
国際的視野で丸裸にした日本人像は読み応え十分。改めて日本人の特性を再認識し、
見事に私の疑問に答えてくれました。震災後の今こそ、多くの人々に呼んでもらいたい一冊です。
震災後は、日本人の対応の勤勉さや協調性が取り上げられ、さらには世界各国から応援を受けて、
日本人としての自信を取り戻すとともに、改めて「日本人とは? 」と、考えさせられました。
本屋で日本人特集コーナーに、本書があげられていたので、ついついそのまま購入。
国際的視野で丸裸にした日本人像は読み応え十分。改めて日本人の特性を再認識し、
見事に私の疑問に答えてくれました。震災後の今こそ、多くの人々に呼んでもらいたい一冊です。
2010年10月28日に日本でレビュー済み
新鮮味に欠ける。いまさらも感じがする、また、外国人が日本贔屓になっていく過程を書いて欲しかった。すべて外国流が良しとしている書き方がいやだった。日本にいる外国人を受け入れない日本人の頁では、日本の社会を良く調べない自国のマナーそのままで生活する外国人、郷に入れば郷に従えを知らなすぎる。期待して買ったのに残念。